第23話:国宝を造る漢
宣言通り2000文字超えたで
〜数時間後〜
俺
「ま、おっさんの前に温泉だよなぁ〜」
夜になり、温泉にて身体を休めるキリヤマとタチバナ。
(当たり前だがミラとユルリカは女湯)
俺
「あ"ぁ"〜...気持ちえぇ〜。」
タチバナ
「だな〜。」
俺
「何ならまた温泉におっさんいてくれたら助かるんだけどな。」
タチバナ
「な。」
おっさん
「お、外国の兄ちゃんじゃん。今は二人なんだな。」
俺
「ああ、おじさん。昼ぶりですね。」
おっさん
「そうだな。夜もここで合うなんて奇遇だな。」
俺
「そうっすね。」
タチバナ
「お前昼にもこの温泉にいたの?」
俺
「あっ」
タチバナ
「あっじゃねーよ!なに先に入ってんだよ!調査さぼんなよ!」
俺
「お前が言うな!」
おっさん
「まあまあ、落ち着いて。せっかくの再会(昼振り)だし、
楽しく話そうや。それとも何だ?また事件についての事でも話すのか?」
タチバナ
「ん?お前この人から情報もらったの?」
俺
「そうだけど?」
タチバナ
「じゃあ俺らが探してる人この人?」
俺
「そうなるな。」
タチバナ
「そっか。」
俺
「うん。」
タチバナ
「この下り前もやったか。」
俺
「うん。」
おっさん
「仲良いんだなアンタら」
俺&タチバナ「良かねーよ!」
おっさん
「ハハハ、スマンスマン。で俺を探してんだってな、あんちゃん。」
俺
「そうそう。おじさん何者なんです?」
おっさん改めアマツ
「隠すつもりはなかったけどな。良いだろう。教えてやる。
俺ぁこの国一の鍛冶師兼彫金師、ヤマヒコ・アマツだ。」
タチバナ
「えぇ〜こんなおっさんが?確かにお前が会った人が技術者だとは予想してたが...」
俺
「まあ確かにどう見てもただのおっさんにしか見えないよな。」
アマツ
「失敬な!これでも俺の打った刀は国宝になったりしてんだぜぇ?」
俺
「マジか!えっとじゃあ、俺の刀を打ってくれたりとかは出来たりします?」
タチバナ
「何の脈絡もねぇし唐突すぎだろ!そんなん許可するわk...」
アマツ
「ガッハッハ!良いぞ。」
俺
「即答あざっす!」
タチバナ
「いいのかい」
アマツ
「だがまぁ、今の状況じゃ無理だな。
ココ最近の事件のせいで刀打ったら殺されちまう。」
俺
「そっか、狙われてるのはアンタら技術者だもんな。」
アマツ
「そゆこと。しかもこの国一の鍛冶師だからな。」
俺
「よく今まで生き残ってたな。」
アマツ
「まぁ鍛冶場から離れて一般人に紛れ込んで生活してるからなぁ。
技術者が二人以上殺された時点で、
国からこれ以上何もすんなって言われてるからよ。」
タチバナ
「なるほど。確かに顔は一般人だから何もしなきゃバレないか。」
アマツ
「そうそう。ついでに温泉も入りつつ敵の注意から逸れてるって訳。」
俺
「あっそうそう、何でアマツさんは俺に嘘ついたんです?」
アマツ
「嘘?」
俺
「ええ。一般にも情報は共有されるって言ってたじゃないですか。」
アマツ
「されてないの?」
タチバナ
「おう。事件が起こってるってこと以外民衆は何も知らないぜ。」
アマツ
「じゃあ何で俺に情報が回ってきたんだ?」
俺
「国一の鍛冶師だからでは?」
アマツ
「その線があったか。」
タチバナ
「えっ、嘘。気づかなかったんすか?」
アマツ
「全然気づかなかったわ。なるほどのぉ〜。」
俺
「まじですか、アマツさん。」
アマツ
「んまぁ、そういう訳で俺ぁ、刀を打つことができん。
もしあんちゃんたちが事件を解決するってんならありがたいが、
会って間もないけど、正直あんちゃんには死んでほしくない。
知ってる人が死んだ報告なんざ聴きたかねぇ。」
俺
「つっても、クエストは受注したんで、
今更引き下がるってわけにも行かないんですよ。」
タチバナ
「じゃあ事件解決にとっとと向き合えってことか。」
俺
「そうだなぁ。どうやって犯人の足を掴もうか。」
タチバナ
「そうだ。おっさん、刀打ってくれない?」
アマツ
「打てるなら打ちてぇよ。今も腕が鈍っちまわねぇか心配でたまらん。
だが打ったところですぐ殺される可能性がある以上無理なんだ。」
タチバナ
「そこを狙ってきた犯人を待ち伏せれば良いんじゃね?」
俺
「なるほどな。乗った。」
アマツ
「危険が大きすぎるだろ!君達が死んだら俺死ぬの確定じゃん!」
俺
「そこは任せて欲しいです。俺ら4人でパーティ組んでるんで。」
アマツ
「あと二人いたところで変わるもんかね...」
俺
「ええ。俺もコイツも、ミラさんもユルリカちゃんも、すげぇ強いっすよ」
タチバナ
「おうよ。」
アマツ
「う〜ん。分かった。もし俺が生きてたら、アンタに無料で刀を打ってやる。
死んだらその時だ。鍛冶しながらそれも本望だ。
じゃあ早速、刀に使いたい素材とか渡してくれるか?」
俺「これでいいでしょうか?」
俺達は温泉から上がり山鮫の牙とガルムの素材諸々を渡した。
アマツ
「こりゃ一級品だな。でもあんた魔法をたくさん使うタチだろ?
だから魔力をこの刀に込められるように魔石が欲しいな。
うちの店は良いやつ大体使っちまったし、他の店で買ってもらうか?」
俺
「俺魔石探してきますよ。」
アマツ
「待て待て気が早いぞ。魔石を刀身に組み込むのは、
最後の方の工程だから原型は先に作れる。今日は俺が囮になって原型を作る。
魔石は明日にでも用意してくれりゃ良いから。」
俺
「わかりました。」
タチバナ
「しかしニホニアに来る道中も思ったが、女性陣の風呂は長いねぇ。」
俺
「仕方ないだろ。」
とか話してたらユルリカちゃんとミラさんが来た。
ユルリカ
「キリヤマさ〜ん。今上がりましたよ。」
手を振りながらこっちに駆け寄ってくる。可愛いぃぃぃぃぃ!!!!!!!!
胸が!胸が揺れとりますよ!!!
ミラ
「そちらのお方はぁ?」
アマツ
「俺ぁアマツっつうモンだ。この国一の鍛冶師兼彫金師たぁ俺のことよ。」
俺
「そういうこと。」
ここで俺は、二人にアマツさんのことと囮作戦の事を話した。
ミラ
「なるほどぉ。でしたら私がアマツ様を鍛冶場ごと結界でお守りしますよぉ。」
タチバナ
「それと、念のため周辺住民の避難を済ましとく。」
俺
「助かる。じゃあ急ぎ足で申し訳ないが、
とっとと準備してアマツさんの鍛冶場に行くぞ!」
ユルリカ&ミラ&タチバナ&アマツ「おう!」




