第19話:敬語キャラ被ってるからってキャラ付けすんじゃねぇよ!
間に合った
初めて4人で行くクエストで報酬金額40万G。
もうちょっと連携とか鍛えてからこういうクエストに行くもんじゃないの?
それと、ぶっちゃけると半分ノリで組んだパーティなのでちょい気まずい。
ま、今更そんな事言ったってしょうがねぇか。
タチバナ
「どういうルートで温泉街へ行くの?」
俺
「なんも知らんな」
タチバナ
「ノープランかよ」
俺
「うん。てか温泉街がどこにあるかも知らん。」
ユルリカ
「レヴンタスの外ですよ。極東の小さな国にあるそうです。」
俺
「国外なのにここまでクエスト依頼が来るんだね。」
ユルリカ
「冒険者とかギルドやってる国って、レヴンタスみたいな大国か、
お金に余裕のあるところだけですからね。」
俺
「流石博識のユルリカちゃんですなぁ///」
タチバナ
「んでよぉ、結局どう移動すんのよ。」
俺
「馬車とか?」
ユルリカ
「借りますか?馬車。」
ミラ
「そういうことなら最高級のでお願いしますねぇ。」
俺
「案外がめついな。ミラさん」
タチバナ
「コイツこういうとこあるからな。」
俺
「まあでも良いんじゃないかな。どうせクエスト終わり大金入るし。
何よりユルリカちゃんに楽させたいしね。」
タチバナ
「どこまでも一途だなおい。」
俺
「よし、そんじゃジャン負け馬車借りて来ようぜ」
タチバナ&ミラ&ユルリカ
「賛成!!!」
(俺は動体視力と瞬発力の強化で負けることはない。)
...公平なジャンケンの結果ミラさんに行ってもらうことになった。
待ち時間で談笑してたら呑気にミラさんが帰ってきた。
ミラ
「只今ですぅ〜」
俺
「ありざます。おいくらだったんすか?」
ミラ
「往復で4800G(約240万円)ですね。」
タチバナ&俺&ユルリカ「ん!?」
俺
「片道2400Gもすんの!?」
ミラ
「何を言ってるんですか?クエスト含めて2泊3日以上するんですから、
その間の駐車料金も含めてですよ?」
俺
「駐車料金を含めてですよ?じゃねーよ!高すぎだろ!」
タチバナ
「ほんとすまん。うちの付き人がほんとうにすまん。」
ミラ
「これでも冒険者割引はされているんですよぉ!?」
俺
「...じゃあ、一般の人が借りたらどのくらいの値段なんだい?」
ミラ
「4805G。」
俺
「誤差じゃねぇか!」
ミラ
「まあまあいいじゃないですかぁ、そのくらい。」
俺
「お前が諭すな!」
ユルリカ
「でもクエスト終わったら沢山報酬もらえますし、
割り勘すればそこまで損害はないですよ?」
俺
「そうだね///」
タチバナ
「お前も大概だな」
ユルリカ
「それに温泉もそうですけど、何より皆さんとの旅が楽しみですし!」
俺&タチバナ&ミラ「エヘヘ///」
こうして、この気持ち悪い空気のまま、キリヤマ達は温泉街へと旅立った。




