第17話:あんま色目使うところすぞコラ
早めの投稿ですね。
俺
「魔王を見た?フフ」
タチバナ
「おうよ。魔王がここらへんに現れたから調査に行けって言われてな。」
ミラ
「えぇ。後ろ姿を見たところ辺りから記憶がないので、
恐らくここで魔王に気づか洗脳されちゃったみたいですねぇ。」
俺
「つまり姿は見えてないってわけか。ンフフ」
タチバナ
「お前さっきからこの子の寝顔見てニヤニヤすんな気持ち悪い」
俺
「いや、だってぇ///かわいいじゃないすかぁ///」
タチバナ
「そか...この子は付き人の子か?」
俺
「ああ。」
碎けた顔から急に真顔になり、キリヤマは俯いた。
タチバナ
「しっかり大切にしてやれよ。お前が。」
俺
「当たり前だ。もう二度とこんな目には合わせない。」
タチバナ
「ていうかその子の名前は何ていうんだ?」
俺
「ユルリカちゃんに色目使う気かテメェ?あぁ!?」
タチバナ
「お前...大分面倒くさい性格してんな。ユルリカちゃんね。OK。」
俺
「覚えて何の意味がある?」
タチバナ
「いやぁ、俺らも冒険者だし?見たところ同じギルドっぽいじゃん。
今後も何かと縁があるだろうし、覚えておくことに越したことはないだろうし。
それに、今回助けてもらった恩もあるしな。何時でも恩を返せるようによ。」
俺
「それはユルリカちゃんのこと治してもらったから返してもらったから十分だ。
あと、ユルリカちゃんだけには絶っっ対色目使うんじゃあねえぞ。」
タチバナ
「わぁってるよ。」
俺
「そんじゃ、俺達は取り敢えずギルドにこのこと報告して帰るわ。
なんかあったら頼ってくれよ。」
タチバナ
「おうよ。そっちも困ったら呼べよ。」
ミラ
「さようならぁ。では、ご達者でぇ〜。」
今日は大分濃い1日だったな。なのにまだ夕方だ。タチバナ達と別れた後、
事後報告の後、受付嬢と軽く話した。ユルリカちゃんのことでな。
ってか聞いた話だと、タチバナは俺の1個上だったらしい。
いってても13くらいだと思ってたのにな。ムカつくクソガキだと思ってたのにな。
思春期だと思ってのにな。
2日後の朝。
ついにユルリカちゃんが目覚めました。その間やましいことをしてないかだって?
するわけがないだろぉ!紳士だぞこっちは!童貞だけどなクソが!
俺
「やっと起きた!おはようユルリカちゃん!体調は大丈夫そう?」
ユルリカ
「すっかり元気です。わざわざありがとうございます。そして...
お手を煩わせてすみません。」
俺
「どうしたんだい?そんな暗い表情して。
俺は君が目を覚ましてくれただけで、すごく嬉しいよ?」
ユルリカ
「ですが町の外なのに私の注意力が足りないせいで、キリヤマ様は片目を失われ、
そのくせに無理言って出しゃばって、役に立てずに傍観しているばかりか、
敵にやられ足を引っ張りました。」
俺
「別に何にも気にしてないよ?」
ユルリカ
「私は気にしているのです!あのままだと私恐らく死んでいたのに...
貴方は優しいから私を助けるために色々なところへ飛び立ち、
私を助けてくれたのでしょう?私はテラルド族だから、
そう易々と治してくれる術師なんていないでしょうし...
その上目が覚めるまでこうして...」
俺
「俺は俺がしたいと思うことをしたくてしてるだけなんだ。
だから気にしなくて良いんだよ?
それに俺としては君に喜んで貰ったほうが嬉しい。笑顔の君が見たい。」
ユルリカ
(私みたいな立場の弱い人間を見捨てずに助けてくれて、そして蔑むどころか、
笑顔が見たいと励ましてくれる...私、この人の期待に応えたい。
いつかこの恩を返せるようになりたい!)
「ありがとうございますっ!私、キリヤマさんの付き人で本当に良かったです。」
キリヤマのに笑いかけたその瞼には涙が浮かんでいた。
俺
(何その笑顔反則でしょぉ!可愛いぃぃぃぃぃ!!!!!!!!
その笑顔だけで俺の苦労とか全部飛ぶっっての!)
キリヤマが浮かれていたとその時
トントン
扉からノック音がした。
俺
(今良いところでしょぉがぁ!!!)
そう思いながら扉を開けると、そこにはタチバナとミラがいた。
久々にユルリカが喋りましたね。
ユルリカを戦犯とか言われると私とユルリカが傷つき、
桐山は貴方を殺しに行きます




