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高2の冬・出会い〜

冬休みも終わり

また学校が始まりました。


1年過ぎても

何年過ぎても

何も変わらない。


初詣...

あたしに素敵な

出会いがありますか?

神様にそう聞いた


あたし、もう

開き直ってた

どうでも良かった。

色んな男とメール

した...

全然楽しくない



そんなとき同い年の

違う学校の女の子

純奈と出会いました


クラスの一番

かっこいい男子を

紹介してくれた


でもメールは来なかった

こんなもんか‥

そう思ってた次の日

知らないアドレスから

メールが来た


フルネームで丁寧に

自己紹介。

めずらしくて

なんだか笑えた

(ひとし)って

漢字が読めなくて

聞き直したっけ‥


すぐ仲良くなった

斉くんは積極的だった

電話で朝を迎えた

色んな話をした。

声フェチのあたしは

声がかっこよかった

のが一番の印象。


すぐに会おうって

誘いがきた


‥でも会うのが

怖かった


『考えさして』

これがあたしの返事。


こんなにすぐに

気になる人が

出来たのは初めてだった


優しい言葉をかける

彼が怖かった


《ど-せ口だけ》

恋愛に関して歪んだ

あたしはそうしか

思わなかった。



‥でも違う

本当はだんだん

斉くんを好きに

なるのが怖かったんだ


会っちゃいけない

って思った。

こんなにすぐ

人を好きになる

自分はとうとう

おかしくなったと

思った


沙季に相談した

沙季は笑いながら

あたしにこう言った

『好きになることは

いいことだよ?

すぐに信用できる人

なんていないんだよ。

出会って時間を重ねて

そして相手を知って

いくんだよ。

紗也は恋愛が下手だと

思う‥

けど最初から相手の

気持ちを理解する人

なんていないんだよ』


『‥後悔だけはすんな』


そう言った。


カラオケで泣いた

いっぱい泣いた

たまっていたものが

出てきた



その夜、斉くんに

『会おう』って

連絡しました。



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