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138億年間眠り続けた宇宙を創造した女神の話  作者: あさねこ
うん……。本当に、面白いね
23/41

神様に任せて

「……ということがあったんだよ。そして、未玖ちゃんは遥々日本まで来てくれたってわけ。」

 ゆきは、何故か細かい心理描写まである説明をしてくれた。

「そんなの知ってたなら、先にどうにかしてくれたら良かったのに。」

 私はついそんなことを漏らしてしまう。

「う~ん、そうかもね」

 それなら、と口を開こうとした瞬間、横の方でベッドがギシリと音を立てた。未玖さんが起きたようだった。

「おはよう。よく眠れた?」

 ゆきは暢気そうに声をかける。未玖さんは起きたばかりで少しぼんやりしていたが、すぐに壁の時計の方を見て、途端に私にしがみついてきた。

「た……大変なんです!結莉さんが、えっと……まず、職員の反乱があって……」

「全部知ってるよ」

 私にひっついていた未玖さんを引き剥がすようにして、ゆきが口を出してきた。

「じゃあ……!」

「でも、今はだめ」

「なんでよ!」

 思わず、私は叫んでしまった。

「人が困ってるんだから、助けてあげたらいいじゃん。神様なんじゃないの?」

 ゆきは暫く黙ったままだった。その沈黙を破ったのは、ゆきではなく、私でも、未玖さんでもなかった。

「私が答えてやる」

 地上百数十メートルのベランダ側から入室してきたのは、赤い破壊神のりんごだった。

「ロゼッタ・ラ・ロテッラを知ってるだろ?アイツはまだ生きてる」

 ロゼッタ・ラ・ロテッラ。ゆきと出会ったばかりのときに、突然私たちを襲ってきた女。彼女は神殺しの術だとかを使っていて、ゆきもだいぶ苦戦していた。最終的には勝ったようだけど、ロゼッタが具体的にどうなったのかは知らない。

「創造神。お前はアイツを殺さなかった。というより、殺せなかった」

 ゆきは俯いたままじっと話を聞いていたが、やがて小さく呟いた。

「参ったなあ、弱みを晒されるなんて慣れてないもんでさ。」

「……待って、ロゼッタが生きてるのと、今回の。どう関係してるの?」

 思わず私は尋ねる。ゆきは答えず、りんごは淡々と続ける。

「神に限りなく近い生命体……ロゼッタは、1000億光年離れた時空間を漂流している。移動速度は時速にして1億光年。ただ、ロゼッタは自分が時空上のどこに居るのか把握できていない。だから、再び地球に戻ってくる可能性は限りなく低い。……現状では。」

「魔力波ですか?」

 未玖が口を開いた。マリョクハ?

「まあ、お前らがそう呼んでいるものだな。異能力だとか魔法だとか、そういうものを使うと場に波が生じる。それを感知することで、ロゼッタが地球の位置を特定できる可能性がある。コイツは、それを恐れてる」

 コイツ(ゆき)は、参ったなあ、と呟いているばかりだ。

「強力な力を使うと、それだけ強力な魔力波が生じる。ロゼッタが怖いから、パパっと問題解決できるような能力は使いたくないんだってさ」

「言っとくけど、あんたのせいもあるんだからね?」

 ゆきがようやくまともに口をきいてくれた。でも、なんだかいつもより勢いがない。

「私だって、最初は1000京光年離れた場所まで飛ばしたんだよ。でも、あんたと戦ってから、一気に距離を詰められちゃって。」

 りんごは何か言いたそうだったが、結局口を噤んだままで、首を横に振った。

「私だって、私なりにどうにかするつもりはあるんだからさ。神様に任せといてよね」

4~5年前に作ったプロットなくしたので、なんかノリでいい感じにやってこうかなと

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