そして幕は上がる
朝早く
ガタンゴトンと俺は揺られながら目を閉じ
馬車はゆっくりとただ・・・・
俺の終幕の場所へ進む・・・・
俺はいや僕か?
まあどちらでも構わないか・・・・・
だって名乗る相手がいない・・・・
「そんなことはないさ」
「と言うか許しはしない」
目を開ければ黒で塗り潰された
はったり部屋に居る
彼曰く知の深淵だそうだ
「此処は変わらないね」
「知とは闇だっけ」
知でなく多くはただ黒で塗り潰された部屋
「そう」
黒髪のおっさんは周りを見回す
「何時か埋めてやる」
「アレだ才ボーク化とか」
「・・・・・」
「誤字」
「才欲しいです」
「ボークいる?」
「俺的には必要」
彼は僕のなんだろう
「兎に角イベントが起きるから」
「期待し」
「俺か僕かワクワクとそう!!!」
「良い言葉思いつかない」
「故に意味深とか」
「そう!!!!!」
「強引に!!!!」
「熱狂的に!!!!」
「此の世は良く見える闇で埋め尽くされている」
「少し暇が出来たら透明だと認識してるモノに焦点を合わせるも一興!!!」
「例えば空とか」
彼との出会いは・・・・・
僕は命令されある山小屋で生活していた
其処はないもいない部屋だれもいない世界
親の命令に従い鍛えた技を使いただ生きた・・・
そんな時彼は現れ
直ぐに瀕死に
遺言は
「火葬で」
「其れは命令」
命令は嫌だ聞いたらこんな場所で
「お願いさ」
「ならいいよ」
「後もう一つお願いが」
「えー」
「叶えなくてもいいよ」
「うー」
「次の命令には従って」
「お願い?」
「お願いさ!!!」
そして彼は死に僕は火葬したら
深淵に呼ばれた
そして更なる絶望を知る・・・・・・
ガタンゴトン揺られ
・・・・・悩む僕か俺で
名はアレク 外見年齢は青年
黒の短髪後頭部に黒い細い紐をつけ
顔付はどうだろ
体つきは引き締まり結構大きい
服は普通の旅人違うのは剣を身に着けている事か・・・・
馬車が止まる
御者が扉を開け
金髪のイケメンである
「アレク王子」
「申し訳ありません」
「此処からはアレク王子一人で」
俺は頷き
「イケメン?」
「は?」
「ミー」
僕は自分を親指で己を
「ああ」
「イケメンですよ」
御者はにっこりと
「ありがと」
んじゃ俺でいこうとキメ
彼の望みを叶え命令に従い
終幕に来た・・・・
送り込んだものは俺を殺し過大に喧伝し大きな手柄とする
「見えますか」
御者の視線も
そして俺の視線も其処に吸い込まれるように
「ああ」
此処は小高い山の天辺に存在する道
行くべき場所は山に囲まれた盆地に
建つ石造りの砦いや城か?
「遠いですが・・・・」
御者の声が後方でする
俺は声を飛ばし
「もういいよ」
「君は役目を果たした」
御者は頷き
馬に跨るのを見つつ
俺は走る目に見えぬ水の中を
「水しかも清らか?」
そう清らかな瑞々しい水に此の城は
此の盆地は満たされている
水は限りなく空気になり
城を地を巡っている
美しき緑が栄える街を抜け
「城か?」
俺は辿るただ欲のままに
城門を潜り
中庭へ湧き水に至る
「美しい精霊さん」
俺は傅き伝える
「我が名はアレク」
「此の地にて多くの命を奪う者だ」
「望を聞こう」
「待っていたわ」
美少女はにこっと笑い
俺は其のまま姿勢で
「出て行けとは」
「言わないんだ」
「言わないわ」
唇に指を当て悩み
「出来るだけ城は汚さないでアレク」
「分かった」
「私はセシリア・ピュアホワイト」
「セシーと呼んで」
「せしーさま?」
くすくすと笑い
「アレク貴方だけが深淵を覗ける訳ではないわ」
「だからアレク」
「セシーと呼んで」
「その方が仲が深まるわ」
俺は立ち上がりセシーを見つめる
黒い長髪青い瞳柔和で可憐な美少女の様な美女
体つきは妖艶でも纏う雰囲気は可憐
服装は薄水色のドレス
花の可憐な装飾を可憐で活発な美女
「・・・・・」
セシーは笑い
「どうしたの?」
俺はただ心のままに
「見惚れてます」
一瞬頬を染め
慌てて取り繕い
セシーは手を口にあて笑い
「ありがと」
「こちらこそ」
セシーは俺の右手を掴み微笑み
「お城案内するわアレク」
俺はセシーの後ろ姿を美しい艶やかな黒髪見つめ
後何度見れるのだろうと・・・・・
来て良かったのかと・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




