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46・何かが足りないお昼休みです



九井さんが私のところに向かってくる。手には何も持っておらず、この前みたいに書類をばらまくこともできなさそうだ。


私が九井さんを見ているのに気づいたタミルとダイルも不思議そうに私と彼を交互に見る。


「少しいいかな、シーグルトさん」


「はい、なんでしょうか…?」


あくまでも新入生らしい初々しい様子で、しかしへりくだったりおどおどしたりはしないように返事をする。


「シーグルトさん、新入生代表だっただろう?少し話があるんだ。放課後生徒会室前に来てくれないか?」


なるほど、確かにそれなら周りは生徒会へのお誘いだろうと思ってくれる。かといって生徒会の話と断言はしていないから、あとで他の言い訳に塗り替えることもできる。


「了解しました。放課後に生徒会室前、ですね。授業が終わったら向かいます」


「宜しく頼むよ。それじゃあまたあとで」


終始あまり面識のない2人というスタンスで、九井さんは自分の席に戻っていく。


「凄いね、生徒会へのお誘いかな」


「どうでしょう、そうかもしれませんね」


タミルは狙い通りそう解釈してくれたみたいで、ダイルも特に疑問を持っていない顔だ。これなら今後もやっていけそう。


「それより、私とタミルは実技魔法は光ですが、ダイルは水属性ですよね?授業はどんな感じでしたか?」


「こっちは光と違って人数もそこそこいるから、自己紹介とこれからの授業の流れを説明されただけで今日は終わってしまった。本格的な授業は次回からになりそうだ」


珍しくダイルが饒舌だ。そういえばゲーム内でもちらっとだが勉強や研究が好き、という描写があったし、そこは現実でも変わらないのかもしれない。


好きなことだからか、私に心を開きかけてくれているからなのかは分からないが、楽しそうにダイルが魔法の話をしているのをみて嬉しくなる。興味深い話も多々あり、和やかな昼休みを過ごした。


帰り際、何故か後ろを振り返ってしまって2人に不思議そうにされた。誰のことを探そうとしていたか、なんて、分かりたくなくて「なんでもない」と自分の行動をかき消した。


更新を長らく止めてしまい申し訳ございませんm(_ _)m

ただ今私生活がトラブってまして、時間的に満足に書けない状況です。

もう少ししたら落ち着くとは思いますが、まだ先のことは分からないのでその時になったらお伝えします。

ただ、忙しい中創作を辞めてしまうと戻ってこれなくなる、という話を聞いたことがありますし、なにより更新をやめたいわけではないので、スピードは遅くなるとは思いますが、必ず完結させます。

ですので、更新された時にふらっと覗いて頂けたら幸いです。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません、よければこれからもメルちゃんたちをよろしくお願いしますm(_ _)m

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