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45・初授業です



1限目と2限目は座学だったのでとくに何事もなく進んだ。感想があるとすれば、思っていたよりも授業スピードが遅くてついていけそうでよかったということくらいだ。



3限目は特性魔法別の実技授業。イービン先生の授業だ。


クラス関係なく、一学年の生徒を魔法特性で分けているのだが、光魔法の生徒は私とタミルだけみたいだ。光魔法は希少だとは聞いていたけど、ここまでいないとは思わなかった。


「では、始めましょうか」


「「宜しくお願いします」」


光魔法専用の練習室のようなところに移動し、授業が始まる。少人数かつ先生がイービン先生だからか、ほのぼのしたクラスになりそうだ。


「まず、光魔法で何ができるか、知っていますか?」


「治癒と、光に関する攻撃魔法、あと他の術者の援護ですか?」


家庭教師に習ったことを思い出しつつ答える。家庭教師に習っていたと言ってもフェルトのお付きとしてついでに習ってた程度だから、入学前の試験として適性を測る前に幼少期から測っていてある程度分かっていたフェルトの空間魔法に関することの方が多くて、私の光魔法に関することはあまり学べてない。私が光魔法持ちだって分かったのも入学直前だしね。


「そうです。補足すると、術者の魔法だけではなく、術者自体にかけることもできるので、身体能力を上げたりもできますね。かける相手を自分にすることも、難しいですが可能ではあります。それでは、攻撃魔法の初歩からやってみましょう」



それから攻撃魔法の実践に移り、先生の指示通りにやってみる。まぁ、ヒロイン補正というものだろう、先生がお世辞でなく褒めるくらいには出来てるみたいだ。

タミルくんも初めてにしてはよくできてるらしく、先生に驚かれていた。







お昼休みになり、タミルをちらりと見る。昼食、一緒に食べてもいいかな……、と聞きにいっていいものなのか躊躇う。


タミルが席を立ってこちらに向かってくる。あ、でも隣にいるダイル目的かな。


「メル、食堂行くんだよね?一緒にいかない?ダイルは行くでしょ」


「へ?えっと、いいんですか?宜しいのでしたら、ご一緒させてください」


「まぁ、いいんじゃないか」


「ありがとうございます!」


頭の片隅で、フェルトのことを気にしている自分がいるのは、知らないふり。




と、いうことで食堂にやってきました。そういえば何選ぶか迷うんだよねここ……。今日はダイルが何頼むかで考えようかな。


「大盛り定食一つ」


あっダメだ食べきれないやつだ…!さすが男子、量重視ですね…。


「日替わり定食一つ、お願いします」


もう決めるが面倒くさくなったので、無難に昨日と同じのを頼む。色々食べてみたいのはあるんだけど、頼む勇気が出たらにしよう。


タミルも大盛り定食を頼んでたみたいで、3人で席を見つけて座る。


暫く談笑してると、食堂の入口に九井さん、もといヴィクを見つけた。あちらも私に気づいたみたいだけど、声をかけるか迷っているらしく、視線を外して考える素振りをしている。


ふと何かを思いついたような表情をして、さりげなくこちらに向かってくる。


でも、普通に声をかけてきたら不自然になるはずなんだけど……。どうするつもりなんだろう。



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