表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/60

24・イベントは終わったはずです

さて、出会いイベントのフラグ破壊ができたのかどうか…。できてあってほしい。ガードンはうろ覚えな分スタート地点から迷うフェルトとかアートと別の意味で不安なルートだ。


ぐるぐると今後について考えていたはいいが、今日は朝から予期せぬことから予期できたはずだけど回避できなかったものまで色々あった上、今から新入生挨拶をしてクラス発表があって……、とハードスケジュールなので1度頭を休ませようとうたた寝をしようと思い、目を閉じかけたとき。


「シーグルトさん、挨拶もうすぐなので準備お願いします」


わずかな睡眠をとる暇もないまま先生に声をかけられ寝ることもできなかった。


もうすぐ全校生徒の前で挨拶をするというのに、特に何を感じるわけでもない。緊張もない。不思議なものだ。でもこれなら、緊張して醜態晒すよりもずっといいはず。




「麗らかな春の花吹雪のなか、私たちはこの学園に入学します。ーーーーー」



舞台袖でぼそぼそと挨拶内容の最終確認をしていると、あと少しで登壇だというのに先生ではない声がかかる。



反射的に振り向いて、相手が誰がなんて気にせずに睨んでしまった。と、その次の瞬間にガードンだと分かる。


睨んでよかったかな…まぁ好感度下がるしいいでしょう。


目の前でガードンが何かを言おうとしては口を閉じ、なんてことを繰り返している。


早くしてほしいんだけど、と睨んだ目で急かすと、一瞬怯んでから言う気になったのかもう一度口を開き、


「頑張れよ」


本来ゲームならストーリーの中盤まで必死に好感度を上げた時にしか聞けないセリフを頂戴した。


………あれ、好感度下がってなくない?



今日の分です。

読んで下さりありがとうございますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ