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閑話・朝、起きるとき 中編

学生寮に入ることは前から決まっていた。本音を言うと彼女と同じ部屋にしたいくらいだったが、それはさすがに許されるわけもなく。

家の権力を使って部屋の位置を指定することまでに留めた。

自分の部屋は男子寮の中で受付に一番近い部屋にして、男子寮に入っても彼女に危険が及ぶことがないようにする。彼女の部屋は女子寮の奥の方にして、1人でいるときに他のやつの目に触れにくいようにする。

そうして部屋の細工をしたはいいが、寮生活になっても彼女は起こしにきてくれるだろうか。もう従者じゃないから命じるのも何か違う。聞く勇気もない。その日の朝まで分からない。


そんなことを考えるながらだらだらと支度をし、彼女と共に馬車に乗り込む。睡眠不足だったのか、しっかり者のはずの彼女は馬車の中で無防備に寝てしまった。


がたん、と馬車が揺れた拍子で彼女の体がこちらへ傾き、寄りかかられる形となる。


「……っ」


なかなか素面では有り得ない密着度に赤面しつつ、神様ありがとうと拝んでおく。


ついでとばかりに起こさないように彼女の手を形を確認するように撫でながら、ある疑問を思い出す。


彼女はつい昨日まで使用人だった。にも関わらず、令嬢としての振る舞いは、昔からそうであったように板についている。

その違和感がどうにも拭えないが、それは俺と一緒に礼儀作法のレッスンを受けていたからだと無理やり納得した。

彼女がワケありだろうとなんだろうと、誰にも渡してやらない。


馬車の中で俺に体を預けて眠る彼女を抱き寄せて、愛おしげに目を細めた。

しばらく更新できてなくて迷惑をおかけして申し訳ありません…。


風邪をですね、ひきましてですね、台風の中歩いてたからいけないんですかね…。


今3回分遅れてますよね?頑張って取り戻します。


今日も読んでくださりありがとうございました!



9月24日

本編を割り込みで投稿してあるので、気づいてない方がいらっしゃったら目次より本編の最新話を読んでいただければと思います!

ややこしいことをしてしまい、申し訳ありませんm(_ _)m

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