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1−3 昼下りの動揺

 5時限目、授業は体育。私はあんまり体を動かすのが好きじゃない、別に運動音痴とかそういうのじゃなくて、とにかく体を動かすのが好きじゃない。でも、好きじゃないだけであって、別に嫌いだというわけでもない、やる時はやると決めているのだ。

「今日は先生が出張らしいから自由だって、華枝ちゃんは何する〜?」

 何故かノリノリな真里。その手には2本のバトミントンのラケットが握られている。きっと、私が「何でもいいや。」なんて言ったら、真里は力尽くで私とバトミントンをするだろう。

「んー、休んでようかな。」

 真里がニコニコ顔のまま固まる。ここで真里の相手をしようものならば、やっぱり力尽くで私はバトミントンをさせられてしまうんだろう。私はそんな真里を無視して外でサッカーをしている男子の方を見に行く。今日はD組と合同の体育で光一郎のクラスと一緒に体育をする事になっている。

「んー、彼氏の応援かね?華枝くん。」

 防寒着を着込んで男子のサッカーを見ていると、隣りに由菜がエロ親父のようにニヤニヤしながら座ってきた。同じ合唱部に所属するちょっと変わった友達だ。

「違うよ、ただ見てるだけ。」

 冬だというのに元気にボールを追いかけている光一郎が私に気付き、恥ずかしいぐらい大きく手を振っている。それに応えるように、私はちょっとだけ微笑んで見せる。

「まったく、どこが付き合ってないって言うのよ。」

「からかわないでよ。本当に、ただの幼馴染だから。」

 そう、ただの幼馴染み。

 私はいつからかそうやって言い訳をしてきた。

 中学校の時もよく付き合ってるんじゃないかと言われてきたが、ずっと否定してきた。光一郎は別に顔が悪いわけでもないし、性格だって他の男子と比べたらいい方だと思う。それでも、私はずっと否定し続けてきた。


 きっと、光一郎がロボットだから。

 私とは違う、ロボットだから。

 どんなに人のように見えてても、地球が破滅しそうになっても、彼が人間じゃないという事実は変わらない。

 だから、私はずっと否定してきたのかもしれない。

 一番近くにいたのに、一番彼を理解できてなかったのは私だったのかもしれないな。


 何だろうこの気持ちは。。。

 今まで感じもしなかった、このドキドキしてる感じは。。。

「ねぇ、正直に言っちゃいなよ、華枝って光一郎の事好きなんでしょ?」


 そうなのかもしれない。

 だって、

 彼のこと、光一郎の事を考えてるとこんなにも胸がドキドキしちゃうんだから。

 私は、彼のことが大好きみたいだ。



 

はい、桜庭 伊織です。。

文法が下手すぎてごめんなさい。もっと勉強したいと思ってるので、許してください。

さて、次回1−4「笑顔の向こう」お楽しみに〜

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