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幼馴染の友人の美少女に告白してOKを貰ったら、何故か次の日、幼馴染と同棲を始めているんだが……  作者: beru


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第二十四話 幼馴染との交際は順調に

「ヤッホー、哲史」

「燈子。また来てたのかよ」

「良いじゃない。知らない仲じゃないんだし」

 朝起きてリビングにまで行くと、燈子がソファーに座ってテレビを見ていた。

 彼女だからって、我が家の様にくつろいでやがるよ全く……まあ良いけど、来ているならお袋も教えてくれれば良いのに。

「ほら、早く着替えなよ。彼女の前で、その格好は流石にないんじゃない?」

「ちょっ、お前……!」

 さり気なく爆弾発言をしたので、親に聞かれてないか見渡すが、幸いにも周囲には居なかったので、ほっと胸を撫でおろす。


「別に良いじゃない、聞かれても。おじさんもおばさんも反対しやしないでしょう」

「そうだろうけどさ……」

 燈子と付き合っていると両親に言ったところで、驚きはないかもしれないけど、やっぱり恥ずかしいじゃん。

 いずれ燈子の両親にも挨拶しないといけない日が来るんだろうけど、なんて言えば良いのやら。


「哲史、何よそんな格好で燈子ちゃんの前で出歩いたりして、恥ずかしい。早く着替えてきなさい!」

「わかってるよ。てか、来ているなら、教えろよ」

 何て話している間に、お袋がリビングに入ってきて、俺に着替えろと急かしたので、二階に戻って制服に着替える。

 別に恥ずかしいわけじゃないけど、考えてみたら、未来の世界では同棲していたから、寝間着姿を燈子を見られている上に、裸も見ているんだよな……。

 それを考えたら、パジャマ姿くらいは恥ずかしくもなんともないんだけど、俺と燈子は本当に同棲しちゃうのか?

 高校を卒業したら即同棲って、よく考えたらとんでもない話だよな。


「んじゃ、出発ー」

 いつものように自転車の後ろの荷台に乗り込んだ燈子を乗せて、学校へと向かう。

 付き合い始めたのは良いけど、いい加減、俺の自転車を当てにするのは止めてくれないかな。

 俺はお前のアッシーではないのだし、何より二人乗りはきついんだよな。

「ところで、哲史。今日のお昼はどうするの?」

「は? 今日は購買でパンでも買うつもりだけど」

「そう。ちょうどよかったわ。屋上で一緒に食べましょう」

「屋上で?」

「ふふ、そうよ。何も買わないで、屋上に来て。私がお弁当作ったから」

「と、燈子がお弁当だと……?」

 後ろから俺にしがみつきながら、燈子がお弁当を作ってきたと聞いて、ショックを受けてしまう。

「何よ、その顔は? 私だって、少しは料理出来るんだから」

「マジかよ。聞いたことないけど」

「あんたには言わなかっただけよ。せっかく、可愛い彼女が作ってきてくれたんだから、ありがたく頂戴する事ね」

 燈子が料理をするなんて聞いてないというか……いや、未来の夢では俺に手料理を作ってくれてはいたけど、まさかあれが正夢だとでも言うのか?


「ちゃんと味見したんだろうな?」

「したに決まっているでしょう。馬鹿にするんじゃないわよ」

 味見もしないで、鍋を爆発させたような料理を食わされたら溜まらんので、念を押しておくが、流石にそこまでの間抜けではなかったか。

「あ、沙彩だ。おはよー」

「二人ともおはよう。今日も一緒なんだ」

「うん」

 何て思いながら通学路を走っていると、沙彩が歩いているのが見えたので、燈子が降りて沙彩に挨拶する。

「哲史君もおはよう」

「ああ、おはよう」

 沙彩も俺を見るや満面の笑みであいさつをし、俺も沙彩と挨拶を交わす。

 やっぱり、沙彩の笑顔は可愛いなと思いつつ、何となく遠い存在になってしまったのが、ちょっと悲しくなってきた。

 はあ……沙彩と付き合っていたらと、まだ思ってしまうのは未練がましいのかね。


 昼休み――

「きゃー、いい天気ね。ほら、こっち来て」

「おう」

 約束通り屋上へ行き、そこで燈子と二人でお弁当を食べることになる。

 何人か屋上で食べている奴らもいるので、完全な二人きりではないけど、彼女と学校の屋上で二人でのランチタイムとかまるで漫画みたいなシチュエーションだ。

「はい、どうぞ」

「サンキュー。どれどれ……」

 ちょうど屋上の塀の近くに座り、燈子がバッグから弁当箱を渡したので開けてみる。


「ほう、これは……」

「えへへ、ちょっとがんばちゃった♪ 昨日の残り物も少し入っているけどね」

 蓋を開けてみると、中には色鮮やかなおかずが詰まれた弁当が目に飛び込み、普通に美味そうだった。

 何と。燈子がこんなに料理上手だったとは。

 いやまだ食べてはいないけど、こんなに家庭的な面があったなんて、今までガチで知らなかった。

(本当にあの夢の通りになっているじゃないか……)

 同棲している未来で見た燈子は、ちょっとおせっかいなところもあるけど、俺に甲斐甲斐しく尽くしてくれた理想的な彼女だったけど、マジでああいう女だったの?


「くううう……」

「ど、どうしたの?」

「いや、何でもない。いただきます。パク……」

「どう?」

「ああ、美味いよ」

 早速、おかずのミニハンバーグを食べてみると、普通に美味く、他のオカズやご飯にも手を付けていく。

 おいおい、普通に美味いんだけど、どうしてくれるんだ……俺の彼女はこんなに料理上手だったとは。


「よかったー。哲史の口に合うかなって不安だったんだけど」

「いや、美味しいって。ありがとう」

「どういたしまして。へへ、また今度作ってきてあげるね」

 何て


「なあ、燈子」

「ん?」

「卒業したら、どうするか考えている?」

「急にどうしたの? そうね……よくわからないわ」

「ふーん」

 弁当を食べながら、将来の事をなんとなく聞くと、燈子もまだ決めてないようだった。

「進路が別々になったら、遠距離恋愛みたいな形になっちゃうのかな」

「さあ。その時はその時じゃない」

「そうだけどさあ……もし、同じ大学とかだったらどうする?」

「え? そりゃ、最高だけど、あんたの学力じゃねえ……」

「お前だって、大して成績は変わらないだろ」

 実際、同じような成績だったから、同じ大学に進学したっぽいしな。

 トホホ……まあ、何処の大学だろうが、燈子と同じなら良しとしておくしかないのか。


「いいじゃない、一緒に通学できるし、二人でキャンパスライフ送れるでしょう」

「いや、その……実家を出て、下宿するとかになったら……いっそ、一緒に住んじゃうとか」

「…………」

 と、恐る恐る言ってみると、燈子は箸を止めて、呆気にとられる。

 流石にまずかったかな……でも、そういう未来を見ちゃったわけでさ。

「同じ大学で下宿しないといけないってなったら、二人で同居した方が楽じゃないかなって、はは……いや、例えばの話だけど」

「哲史……」

「は、はい?」

「それ、良いね! 一緒に住んじゃおうよ! その方が経済的だよ」

「え、ええ? マジで言ってる?」

 ドン引きされると思ったが、燈子は俺の手を握って、目を輝かせて賛同する。


「あんたが言い出したことでしょう。ふふ、そうか、そういうのもアリよねー。じゃあ、卒業したら一緒の部屋に住もうね」

「おいおい、例えばの話で……」

 と言ったはずだったが、燈子がすっかりその気になってしまった。

 うーん、ちょっと安易に決めすぎかもしれないけど、まあ燈子が良いって言ってるんだし良いか。

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