ラストページは、まだ来ない。
中学生の陽輝(ようき)と夏希(なつき)は、白血病の治療のため同じ病室で出会い、小さな図書館「なつひか図書館」をともに作り上げた。本を貸し合い、日々を支え合ううちに生まれた絆。しかし退院とともに、ふたりの道は少しずつ離れていく。時は流れ、高校生になった陽輝は、図書室で出会った少女・詩織と心を通わせ始める。一方で、夏希は別れと後悔を経て、再び陽輝と向き合うことに――。三人はやがて、「なつひか展」を開催することを決意。かつての想い出を“誰かに届ける物語”として紡ぎ直す。過去と現在、失ったものと得たもの。ページをめくるように、心の隣にいた人たちとまた出会い直す物語。
出会いと夜の会話
2025/06/06 20:18
開館日と、乱暴な来館者
2025/06/07 19:44
朝の光と、未来からの手紙
2025/06/08 22:51
となりにいた時間、ぜんぶ覚えてる
2025/06/09 19:44
ページをめくる係になった
2025/06/10 19:48
(改)
しおり、という名前のしるし
2025/06/11 19:43
ラストページ
2025/06/12 20:01