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【10-Ⅱ】《時系列12巻》  作者: 西ノ宮祐二
【11】《時系列13巻》
93/93

13-30(水霧視点)



 さて、諸々の後始末と行こう。電子獣は一部だけを残してスタンドアロン形式のシミュレーターに隔離し、収監。

 残された理由に付いてはデータのサンプリングで有るが、……問い合わせが結構来る。理由としては2.5次元存在に化けていた奴も居た都合でそいつらを捕らえた形に成るため、会わせろ、と言う物だ。

 ……中の人は別人で本人じゃ無いのだが? 見た目が良ければ中身はどうでも良いのか? ……そう聞いたら、矯正してやる、だそうで、…………サンプリングの為の捕虜に洗脳紛いの事をすると宣言されて許可なんて出せるか? と返したら、ならデチューンした存在を造って配布してくれときた。……あー、つまり、アレで有る。物理的に顕現出来るAIペットを用意してくれ、と言う奴だ。……今回の事件を再度やれと言うのだろうか、流石に許可なんて出せる訳がない。

 だからデチューンしてそれが無理な様にしてくれ? ……ロマンは理解出来る。理解出来るが、今回の場合そのベースは世界規模のテロリストで有る。


 通話を切り、考える。自由に姿を変え物理的に顕現出来るAIペット、か。昔の有名ゲームを思い出す。只、重ね重ね言うにしても今回の場合ベースと成る物がね……。


「電子獣のデータを上手く解析して、危険性を取り除いた奴を造れたら商機な気がする。するが……どうした物か」

「水霧さん、どうしたのですか?」

「スカジさん、来るのは珍しいですね、只の問い合わせの纏めをしていたのですよ」

「いや、正直前提条件的にある程度以上の奴は手を出せなかったもの。……水霧さんが処理出来なかったら出るつもりだったけど、地脈龍に頼ったから必要無かったわね」

「……地脈龍様は只でさえ類似の件でヘイトを受けています。その解決には適していたので」

「……水霧、貴方色々やっている割には割と受け身よね。誘い受けって言うのかしら」

「……スカジさんに対して俺がやれる事なんて無いですよ」

「……そんな事なんて無いけどなぁ」

「……だとしても今回の件でスカジさんが出張る明確な理由は特に有りませんでしたよね? ……それに、下手したらルド様の後釜ですよ?」

「色々と知っている癖に白々しいわね」

「……だとしても、暫く、ルド様は居ない扱いで話を進める必要が有ります。ルド様の後釜なんて皆やりたがらない」

「……貴方はやるのに?」

「……誰かはルド様並みに成らないと本番が酷い事に成ります」

「貴方より強い人はそれなりに居るわ」

「だとしても、利害関係無しにそれをやってくれる人は居ないので。だって皆死にたくないですからね」

「……貴方に死んで欲しくないのよ?」

「……そう簡単には死にませんよ。まあ、普通なら死んでいるレベルの検案をこなしている事は否定しませんが」

「……怒るかも知れないから先に謝って置くけど、この話はシミュレーターのゲームでは無いの。解るわよね?」

「……あー、虚構だの何だのとかで怒ると思いましたか。シミュレーターの中での話がゲームだとしてもデスゲームの部類でしたよ。少なくとも真面目にやるべき物では有りました」

「だから、セーフティなんて無いの、解るわよね?」

「……今更ですよ」

「貴方より強い人はそれなりに居るのだし、頼りなさいよ」

「ですから、それなりの利害関係無しに手伝ってくれる人は居ないので」

「私はノーカンって言いたい訳?」

「……スカジさんの能力は神格頼りじゃないですか。今回の話を処理するには色々限界が有ると思うのですが」

「それでも貴方に死んで欲しくないのよ」

「…………今回の話に付いては、建前的な危機なので、其処までガチらなくて大丈夫ですよ」

「……貴方私から色々アプローチされても何時も塩対応ばかりよね」

「……俺より強いスカジさんに甘えたら俺が自立出来なく成るので」

「……私に依存した貴方、か、少し見てみたいかも」

「勘弁してくださいよ。嫁に顔向け出来なくなる」

「私も貴方の嫁に成っても良いのですよ?」

「…………」

「黙り込まないでくれる?」

「……いえ、スカジさんの事が嫌いと言う訳では無いのですが、スカジさんの強さ的に嫁全員の中でのパワーバランスが恐らくアレに成るので、スカジさん一人を取るか、それ以外の嫁全員を取るかに成ってしまいます。勘弁してくださいよ」

「……ちぇーっ。まあ、ゆっくりと攻略狙わせて貰うから覚悟しなさいよ」

「……それで何しに来たのですか?」

「……シミュレーターでヤバイ奴を再現出来ると聞いて来たの」

「止めてください。シミュレーターのデータを悪用する奴がまた出たら今度はスカジさんも相手にしないと成らなくなる」

「…………なら何か埋め合わせして」

「……それが狙いですか」

「嫌ならシミュレーター使わせろとごねますよ」

「……何がお望みですか?」

「いや、私が貴方にエロASMRをそれなりにしてあげようかなと」

「……それで俺に手を出せと」

「……嫌?」

「……別のじゃ駄目ですか?」

「駄目です」

「……具体的に何時間やる気ですか?」

「三時間」

「……なら、二時間後にお願いします、まだ作業有るので」

「解ったわ。楽しみにしている」


 ……幾ら欲情しても手を出して嫁にしたら他の嫁全員との関係がアレに成るから、我慢しないと駄目なんだよなぁ……。(頭痛)


次回更新はノクターン行き、です。


『エロ系のカット分が発生した場合の避難先』

と検索してください。

ページタイトルは

13ー31

です。




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