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【10-Ⅱ】《時系列12巻》  作者: 西ノ宮祐二
【11】《時系列13巻》
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13ー17(ネイト・エポニム視点)



 とりあえずデータはある程度出揃ったと見て良いはずですよね。……居るはずの運営アカウントが余り出て来ていないのは気になりますが、ネイト・エポニムとして、いや、エトワール・アンジュ・ガルディアンとしてやらないと、ですよね。電子獣はその性質上電子の塊+憑依先の何かの存在です。

 まあ、憑依先が無くても存在出来ますが、其方に付いては地面に触れると電子がアース的な意味で霧散する、と言うデータが有ります。

 ……つまり何が言いたいかと言うと、星と=の地脈龍様の物理攻撃が電子獣達に特効が有る訳です。故に憑依先が無い電子獣は地脈龍様や地脈龍様の力を借りている私からすればワンパン出来る訳です。……ですが、運営アカウントが出揃ってからでないと運営アカウント狩りに支障が出る事は明白です。つまり敵が出揃う迄私達は本格的に介入が出来ません。……やるなら一斉に全部狩るのです。何かしらそのための手段を考え無いと駄目なのですよね。……相手側もそれが解っているから一斉に出て来ないなら、まだ猶予は有ります。……とは言え、それは逆に言えば相手側も対策の時間が有ると言う事……悠長にやるのも不味い。地脈龍様と話し合いでもしますか。


「地脈龍様、電子獣はどうしましょうか」

『……恐らく吾らが手を出せば勝つのは簡単であろうの。只、それで済んではルド様がわざわざ手を出さない理由がアレに成るでな』

「……ルド様が居なくてもどうにか成るか試したい、なら、出来る限り強い奴は手を出さない方が良いと言う事は解りますが」

『吾がメタ創作的にこの状況をルド様的に考えるなら、非ネームドだけで全部を処理出来ればそれが理想に成るで有ろう、で、ないと○○さえ封じれば理論で不届き者が出るであろう』

「とは言え、いくら何でもそれは無茶です。いわゆる雑魚だけで処理出来る敵をテストとして持ってきたらテストとしては温すぎますし、それでは無理な敵もある程度居るようです」

『結果として互いに少しづつ戦力をぶつけ合う形に成る、か。難儀な物で有るな』

「しかし、少しづつ戦力をぶつけ合う形で事態が推移するなら水霧様だけでもある程度どうにか出来るはずですし、戦略的には敵は色々仕掛けないと駄目な気がするのですが」

『だからと早々出来る選択ではあるまいて』

「……まあ、現状維持なら此方に都合は良い、ですね」

『色々な都合でさっさと敵を倒す展開が互いにやり辛いのは面倒で有るな』

「そうですね……あ、思い付いたのですが、空気の抵抗力を調整出来ますか?絶縁破壊のハードルを上げる事なのですが」

『出来る。……よし、それなら大物以外は駆逐出来るな、やるとしようかの』


そして星の空気の電気への抵抗力が一律爆上がりしました。……依り代の無い雑魚の電子獣は一掃出来た扱いで良いでしょう。……そしたら当然電子獣の大物が動き始めました。さて、行くとしましょうか。


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