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Ⅱー8

 

 ☩


 更に作業を熟しているとティソーナさんに呆れられました。


「幾ら能力に依る補正が有るとは言え、対廃人用の仕様調整も何で熟せるワケ?」

「少なくとも座学で頭に叩き込めるタイプの物は全部簡単に理解出来ますし、ゲーム風に例えるなら、外部要因が必要でない範疇の技量レベル迄なら即上げきれますので」

「理解出来ても身体が追い付かないとかも無いワケ?」

「効率の良い動きを如何すれば出来るかも理解しているので」

「チート過ぎない?そんなのアリなワケ?」

「そう言われても色々と物理的な限界が有るのですがね……筋トレとか食事制限とかを莫大な時間やったらボディビルダー体型に成れると解っていても、それを実際にやれるかと言われると話は別ですし、貰った天使の力も天使としては中堅の中で上位なだけ。故に圧倒的な力にはゴリ押しでは勝てません。技量でどうにか出来るレベルならどうにかしたいですがね」

「ふーむ、つまり、技量はどうとでも成るが、それの前提と成る地力が足りないってワケ?」

「そうなりますね。だから修行も要るのですが」

「それなら地力を上げる為の基礎トレーニングをひたすらしたほうが早いと思うワケ」

「……ま、まあ、それはそうなのですが……」

「修行目的ならそれもちゃんとやるべきと言うワケ。XRの対人格闘ゲームの調整も仕事として組み込むから、基礎トレーニングもやって置いてね」

「……はーい」


 そしてXRの対人格闘ゲームの調整をやる事に成りました。対人格闘ゲームは有名お祭りゲームについてなら多少触った事が有る位で、理解度としてはエアプの部類なのですが、XRの場合実際に本人の身体全体を動かして空間に投影されたホログラムを殴るゲーム、……と言う事で良いのですかね。

 殴った際の反動はXRをやる端末に手袋が有り、ホログラムを殴ると手袋から反動が来る様に成っています。詳しい理屈は解らないですが、多分ゲームでよく有るコントローラーのバイブレーション機能が発展した何か、だと思います。


「……うーん、ちょっと格闘ゲーム慣れしてないのか、上手くやれて居ないね。対人格闘ゲームは苦手なワケ?」

「苦手、と言うか昔お祭り大結集な大乱闘のゲームを軽くやっていたくらいでして」

「あー、そう言う。まあ、ならXRならではの所を説明するワケ。まず軽くやって体感していると思うワケだけど、殴ると反動が返ってくるグローブ。アレは特定エリア侵入でバイブレーション機能が起動する仕組みで、その特定エリアが敵モブの情報が有る場所の事で、結果として殴った反動を再現しているワケ」

「普通に振動を無視して殴り切れちゃいますよ?」

「敵モブをデータ上簡単にノックバックする様にすれば問題無しに成るワケ。だから強い敵と戦うのは無理でも無双系ゲームで雑魚敵モブを倒しまくるだけならこれで実現は余裕なワケ」

「ああ、そう言う。……つまり調整の本題は、ノックバックする際のデータ取り、ですか?」

「まあ、対人格闘ゲーの知識が無いなら細かい所に突っ込んでもアレなワケだし、そう言う事でお願い」

「解りました。やって行きましょうか」


 その後は二時間程ひたすら敵モブを殴りぶっ飛ばしまくり続けました。


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