13-13(ケールハイト視点)
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雑魚を処理していく中でデータを確認したらラーヴァナらしき奴も居た様ですが、能力が環境の前提条件レベルに配布されたせいでほぼ無能力と変わらない雑魚でした。……さて、幾つか取りこぼしは有るにしても、シミュレーター最初期の奴は大体終わりましたかね。……私が関わりだしてからの奴でやばそうな奴は、……あいつか。……さっさと見付けて処理しないと。……奴はゲーム的に言えば他人のステータスの強制的なリビルド能力。……電子的な物に成っているから物理的な身体に効果は無さそうだけど、電子的な身体で凸は不味いです。データ改変されちゃいそうですし。……通常の人間に任せれば良いだけの話とは言えちょっとなぁ、……デチューンがむしろ強化に成っている奴らは何なのですかね……。そして普通に処理が終わり、……次は順番通りならドッペルゲンガーのラッシュのはずですが、……それは夫が処理済みですし、……電子的な衛星兵器辺りの警戒でもしておきますか。
私は拠点に電子的なシールドを張り、暫くは拠点に籠もる事にしました。……只、順番通りに来るならそろそろ大物が来ます。……夫が瞬殺された奴が。……デチューン具合がどうなって居るかは解りませんが、弱すぎと言う事は無い、はず。……シミュレーター内部限定能力だとしても電子的な身体で凸は不味いですし、どうにかしないと成らないので夫に連絡を取ります。
「水霧、粗方今までの順番通りに敵が来るならそろそろサタンが来ます。気を付けてください」
『……そう言やそうだな。準備にした方が良い事有る?』
「電子的な身体で凸らないでください」
『……雷速行動を敵だけがする事に成るけど?』
「サタンは運営アカウントです。電子的な身体で行ったら一瞬で呑まれますよ」
『……過去の産物のくせに今の環境に噛み合い過ぎじゃ?』
「少なくとも一部の運営アカウントに付いてはシミュレーター内部の奴等にマウントを取れる様に組まれているはずなので、それが今回に噛み合っただけですね」
『……雷速行動ヒャッハーとか思っていても……メタを張る奴が結構居るためそうは行かない、か』
「……ハンデを強いる様ですみません。只でさえ勝てなかった相手なのに」
『……ま、まあ、何とかするさ。しないと成らないからな』
「薬物ドーピングはオーバードーズに気を付けてくださいね」
『致死量は飲んだ訳じゃないから気にしなくて良いよ』
「……一回一回はそうだとは思いますが」
『身体切り替えとかもしているから一回の戦闘で致死量を超えなければ問題無い。まあ、致死量超えて接種しても死なないけどね』
「……気を付けてくださいね』
『ありがと、それじゃ準備するから、通話切るね』
「はい、ではまた後で」




