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【10-Ⅱ】《時系列12巻》  作者: 西ノ宮祐二
【11】《時系列13巻》
73/86

13ー10(白菊雪華視点)



(白菊雪華視点)


 私は白菊雪華。水霧浄土の嫁の内の一人。シミュレーターの中ではサキュバスをやっていました。私達の主人とケールハイトがやりたい放題した結果、私たちの拠点は電子獣の大軍に囲まれました。


「さて、私達は碌に表に関わりませんでしたしね、狙うべき弱点だと思われるのはさもありなんなのですが……皆さん、行きますよ」


私は広域に電子フィールドを展開し、電子獣五百体程をそれに巻き込みます。……私はそれで電子獣共に取って都合の良い映像を見たと誤認する電子ウイルスを叩き込みます。…………下卑た声を上げたり、虚空相手に腰を振ったりしていますが、私は電子獣共の首を軒並み電子フィールドの力で狩り尽くし処分しました。


「さて、これでよし。……これが通じるなら倍の敵が来ても余裕です。月夜ちゃんも同じ事やってくださいね?」

「……お母さん、わざわざ相手に都合の良い幻覚を見せなくても良いと思うよ」

「見せないとこんなに一方的に狩れないですよ」

「幻覚を見た相手の動き的に誰かが性的にやられる映像を見せた様に見えるけど」

「……伊達にサキュバスやっていませんよ」

「……お母さんがそれで良いなら良いけど」

「あくまで幻覚ですから、彼等の脳の願望を表面化させてあげただけで、私がそれを与えた訳では無いです。白昼夢的に妄想に溺れる様に仕向けた感じですね」

「……えげつないよ、お母さん」

「……とは言え、共通技術以外と成るとサキュバスベースの私達は精神クラックで戦うしか無いですし」

「……お父さんとそう言う事する際に何をする気なの? 肉体もシェアして精神もシェアしてって、まさか精神融合でもするとか?」

「ですね、しますよ」

「……そんな軽々と」

「精神クラック出来てそれが出来ない理由も無いですし」

「……」

「さて、次がどうせ来ますから色々準備しますよ」

「……お母さん、敵が神格封じしてきているのに神格起因の力で戦うとか危険だと思うよ?」

「一応電子クラックでやっているので、あくまで科学で説明出来る事です」

「……色々切り売りし過ぎじゃない?」

「サキュバスベースの力で戦うならこれでもまだマシだと思いますよ? 実際にあのケダモノ共と性的にやる訳じゃ無いですし」

「……準備は何をすれば良い?」

「コイルガンの弾の用意、でもしますか」

「……それ、お父さんがやった結果逆に損害額増えてなかった?」

「損害額を気にしてどうにか成らない敵が来ないとも限らないですよ」

「……解った、なら適当に倉庫から色々運んでくるね」

「お願いします。あ、一カ所に配置でなく色々な場所にお願いします。移動自体は敵も味方も容易ですしね」

「はーい、じゃあ準備してきます」



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