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【10-Ⅱ】《時系列12巻》  作者: 西ノ宮祐二
【11】《時系列13巻》
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13ー3(水霧視点)



 過去に言及済みな事の説明ばかり言ってもアレだから、説明を投げるぞ。まあ、時系列7巻辺りで少し説明しただけだけど。

 俺は自分の電子的な身体を電波として飛ばし、回線へと飛び込んだ。

 さて、ファイヤウォールを壊して行こうか。此処は電子的な回路の中の電子領域。シミュレーターのデータを各地に拡散している補給路の末端。ブルーバックの背景の中に大量の瓦礫が浮かびながら満ち、それらが膨大な数俺を雷速で追尾してくる。……あの時の俺は別の場所に逃げただけだけど、今なら。

 俺は回線へと大量な生体電子を叩き付け、電子的な瓦礫を除去していく。


『さあ、回線落ちしろ、ブレイカーが落ちろ』


 俺はそう言いながら生体電気で回線を焼いていく。敵の妖怪の依り代のパイプラインくらいなら壊しても後で直せば良いのだ。

 …………まあ、回線を潰しても無線である程度対応されるけど、援軍経路にも撤退経路にも使われるし壊すに越したことはないのだ。


『どうせ修復されるけど、近場は殲滅出来たかな』


 そして俺は元の身体に帰還した。まあ、ゲーム的に半遠隔操作で元の身体にも感覚は残るから何か近場に来たら解るのだが。

 ……さて、本命の敵や本命のギミック以外なら鎧袖一触で赤子の手を捻る様に処理出来はするが、本命が来たらどうなるかね。……個人的には再戦したい奴がある程度居るのだけども。……まあ、まだ出るのは速いし、今は軍隊蟻を処理するので満足するか。

 俺は近場の軍隊蟻を絶縁体加工のワイヤーカッターで再び処理し尽くした。

 …………うーん、軍隊蟻が正しく無限湧き状態でアレだな。……只まあ、それでも処理しておかないと大物が出た際に共食いで外付け電子データタンクみたいにされるから、頻繁に処理しておかないと大物が出た際にそいつに都合が良い戦場に成る。そう言うインフラ役だろうから、意地でも大量展開は続けてくるだろう。大物が戦いやすくするための物な訳だし。……そう言う意味では高効率で電子軍隊蟻を処理し続ければ大物は出て来ないかな? ……まあ、とりあえず軍隊蟻処理続けて行きますかー。


 俺はその後町一つ分のインフラを壊し、電子軍隊蟻を二千体弱程処理して帰宅した。

 ……電子獣の大物が、大物が、マジで来ない。劣勢の他所ではたまに出ているそうだから、マジで軍隊蟻が敵の補給のキーに成っている様だ。場が整わないから来てくれないと言う奴だ。

 ……大物相手には外付け回復手段とか全部潰した上で戦いたいけど、相手は仮にも電子なのだ。雷速以上で動ける奴でも無きゃ捕らえるにはそれなりに工夫が要る。……どうすっかねぇ……。


 あ、そうだ、インフラを破壊でなく利用して電子の身体で大物妖怪に急襲するか。そうと決まれば、身内に根回ししよう。そして俺は根回しを始めた。




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