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Ⅱー62



 暫く休憩する事にして、スポーツドリンクを飲む。


「ふう、とりあえず、後は結果待ちかな」


其処に水霧さんから連絡が来ます。


『海原さん、強い敵がいきなり出て来た理由に心当たりはないか?』

「今までのツケ検案で済む話では?」

『それならなんか色々おかしいけど』

「それを言うなら貴方の周りの人もいきなり出て来た人が多いですよ」

『……あー、なら、敵側にも何かしらの育成手段が確立されているパターンかな……頭痛いな。なら、まさしく兵士は畑で幾らでも取れます故だ』

「……水霧さんの事情が敵に当てはまるとでも?」

『方法が違うにしても、そう言う手法を用意した可能性は有る』

「……なら、また来ますよ」

『だな。……だがまあ、とりあえずは相手の世界は片付いた』

「……なんか軽く言いますね、何億人殺したのですか?」

『うーん、相手は殺されたとは思ってないし、実際に命的な意味では死んでない。……只、此方の世界の法則に多大に汚染された形には成るけど』

「……つまり?」

『Aと言う事はBも同時に成立するのに相手方はそのBを把握せずAだけで勝ち誇っているって感じ。創作ならその設定が無いだけで済むが、現実でそれは手落ちが過ぎる』

「……うわぁ」

『だから言うほど殺してない。……まあ、尊厳破壊的な意味では大虐殺したかもしれないが』

「……殺して置いた方が良くないですか?」

『……それで数億人殺せと? 流石にやり過ぎだろう。それをやったら他の所と本格的に戦争だぞ』

「……正直此方は過剰戦力じゃ無いですか?」

『……ルド様の予定、聞いているだろ? 足りないよ』

「……頭痛いですね。ですが、数億人がまた殺しに来ませんか?」

『尊厳的な意味ではもう死んでいるし、水掛け論の前提のベースと成る世界が汚染されきっている』

「無くても出来ますよね?」

『ああ、出来る。出来るが、リビルドするより新規で造った方がコスパは良いかな』

「……しかし、私の把握している防衛戦力が光源龍くらいしか居なかったのですが、出払い過ぎじゃ無いですかね」

『それでも何とか出来るからね』

「……光源龍は過労死しかねなく成りません?光源龍は実際にフルパワー出せてなかった様ですし」

『……あー、あの件のダメージがまだ残っていたか。まあ、しょうがないとは言え……』

「光源龍はある程度メタ張られて居ましたし、今後も光源龍在りきだと完全にメタを張られていますよ」

『だから基本的には他に任せている訳だが』

「……それで大丈夫なのですかね?」

『……倒せない訳では無いのは今回を見れば解るが、今回みたいに光源龍が出した奴をユニット化させる奴は面倒だろうな。少なくとも光源龍の対生成をすり抜ける素材の山だし、全身がそれだとね』

「…………光源龍に対生成ビーム撃たれても生き残っている事が前提なのですがね」

『今回みたいに遠隔で戦えば生き残れる奴はそれなりに居るじゃないかな。まあ、出した奴全部にメタを張れたから俺の勝ちとか言われても、なんでもかんでも生成出来る奴に生成物側への個別メタ対応を言われても……』

「あはは、まあ、そうですね……只、光が透過する素材以外を対生成で生成するのは色々と制限有ると思うので、何でもかんでもと言うには語弊が有る気がしますが」

『光源龍に其処辺りの理屈を求めてはいけないよ。本来なら光の性質弄れる訳だし』

「……でも本調子じゃ無いじゃないですか」

『だから基本的に出て来て居なかった訳で。……メタ創作的には一番雑魚の状態なら勝てるとかを有りにしちゃうと相手の作中で最弱な状態の時に勝てればよしに成るから、産まれた時から最強以外は論外に成るよ』

「……現実はそうは行きませんよね?」

『そうだね。これは条件を都合のいい様に好き勝手弄った上でマウント取るならの話だから、正しくフィクションだ。……実際に現実をそう出来る奴も居るがね』

「……スプリンガーさんとかの話ですか?」

『世界創造を実際に出来る側の奴等全員の話』

「水霧さんは出来ないのですか?」

『……ネタバレは良くないしコメントは差し控えるが、やれなきゃ不味いよ。……問題がこの世界に有ろうが立ち位置的にスプリンガーの野郎の世界に移る訳には行かないし』

「……アーバーンさん、ですか?」

『ああ、そうだね。彼女は能力的にあの野郎の世界では排斥される側だ。……この世界がどうこう成るって言うなら準備はしていないと不味い』

「……今回の話はそれだけ重い、ですか」

『……この先の話の流れの都合上どうせまた来る。ルド様の援助が不十分な状況でお替わりが、な。なら、最悪身内が逃げられる先の世界は用意しておきたい』

「……スプリンガーさんの出した答え以外にそれなりな答えが必要なのは解って居ますよね?」

『……それでもやれにゃ成らん。……只いっそ、身内だけの世界ってのなら先に相手側が立ちそうな位置に居座って置くのも有りかもな』

「……自分が造った世界の万物に宿る存在に成る、と? それにどれだけのリスクが有ると……」

『どうせ身内だけの世界に成る予定だ。俺が嫌な相手はそもそも入らせるつもりは無い。なら、そう盛ってもさほど困らん』

「…………頑張ってください」

『あはは、まあ、最悪な場合の話で今すぐやる気は無いけどね』

「……」

『さて、雑談はこれくらいにしようか。……次の敵はどう来ると思う?』

「…………相手側は手落ち事故をしている事を気付いていないから勝ち誇っている状況、ですよね?」

『そうだな』

「なら、それが露見したらまた来ますよね、色々ブチ切れた形で」

『そりゃそうだ』

「……解って居るなら何故聞いたのですか?」

『いや、まぁ、正直海獣周りはまだ何か有ると思うのさ。……本陣を蹂躙出来なかったのに勝ち誇っている奴等の神経が解らんし』

「…………あー、それについてですが、恐らく大規模侵攻が抗議行動の一環だった場合、大規模デモを完遂して生還した様な物なのでは」

『……いや、殺しに来ていたよね、割と』

「疑問点として、この世界の奴等を虐殺したいだけなら地脈龍を殺す様な動きはしていなかった理由は? 更に場の物質を再構築する力が有るのにそれにこの世界の奴を手当たり次第に使わなかった理由は?」

『……敵側が縛りプレイをしていた、と?

「していたと考えた方が自然なだけです。能力的に出来なかっただけの可能性も有りますが」

『……』

「まあ、私とかの外敵処理役の方々が長々と今まで外敵を処理しても処理しても延々と敵が湧いていた理由のネタバレがされた為、能力的に出来なかった説も割と有ります……そもそも」

『……話の前提上わざわざ大量なユニットを此方に混ぜなくとも世界を機能不全に出来る出力を瞬間的には出せない奴が敵、か』

「そう言う意味ではルド様より実力は下ですね。只、時間さえ掛ければルド様の出力を超えられる継続戦闘をかます算段は有った事には成りますけど」

『……ルド様より実力は弱くても上回っている部分が有ると言う算段は建てられた奴の犯行、か。そりゃやべーな』

「何かしら動いた方が良いですね。……只、あくまでも、もしもの話ですが」

『まあ、そうだな。……色々準備するか、じゃあ、今はこれで切るな。そんじゃ、また』


 そして水霧さんは通話を切りました。……あくまでも、もしもの話ですが、高い確率で起きる事。ルド様無しで対処出来るならそれに超したことは無いですが、ルド様でもそれなりにヤバイ敵が未討伐、か。……本当にどうしようも無くなったらルド様も介入するだろうし、あくまでもルド様的にはいわゆるテストみたいな物なのでしょう。但し、命懸けの。……色々と鍛錬しないと。……シミュレーターで鍛錬しに行くとしま、……えぇ……なんかシミュレート実験に使っていて使えない、ですか。ちぇー。

まあ良いです。それならそれでシミュレート実験を見に行きますか。


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