Ⅱー47
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対応待ちの時、私は能力でルド様の昔を見ようとしたのですが、其処に元の姿のルド様が来て、能力を停止してきました。
「……あんな話聞いたら知りたいのは解るが、調べさせんぞ?」
「……何処までなら調べて良いですか?」
「……世界創造の最初期に俺は未来予知らしき何かをした。それを否定したかった俺は色々とやったのだが、……その手段として別の回の未来予知の内容を自分で別の答弁に変えた。……それ以降俺は只のデジャブを越えたレベルの未来予知を一度もした事が無い。クソザコだった俺にもバタフライエフェクトを起こすくらいは出来た、はず」
「……別の回の未来予知の否定には成らないのでは?」
「だとしても、少なくとも俺の未来予知の仕様に付いては未来予知で見た内容を自分の意思で捻じ曲げられる事は確かだ」
「……クソザコと申されましても」
「……少なくとも周知される形の創造主としては当時の俺には実績もクソも無いからな。正しく、当時は今のスプリンガーの世界が置かれている状況みたいな物だ……そのくせ、あの野郎はあんな言い分だしな」
「……」
「……さて、他に聞きたい事は?」
「……当時は戦争をやりまくったのですか?」
「ああ、この世界に簡単には他所から侵略が来ないくらいには。はい、答弁はお終い。能力で調べるのは潰しておくからこれ以上知りたきゃ対価を払ってね」
「……今回の対応と当時の対応でルド様の人格の整合性が合わない気がするのですが」
「これ以上は対価無しには答えないって言ったよね? それとも対価を払うのか?高く付くぞ?」
「……当時と今では中身が別人説をぶち上げて良いですか?」
「言わないと邪推される奴言うなよ面倒臭いな。それは無い。相応の事情が有った。それだけ」
「…………教えて戴きありがとうございました」
「はいはい、能力で調べるのは無しだからな?それじゃ俺は帰るわ」
ルド様はその場から離れて行きました。
……変えたい内容の未来予知、に、未来予知で見た物の否定成功と、特別扱い、かぁ……詮索することなら今はこれ以上止めておきますか。これ以上はルド様に喧嘩を売る事に成りそうですし。
「……しかし、何年前の話か知りませんけど、もしかしたらダンジョンマスター物が流行る前とかで、そう言うケースが頭にそもそも無かったパターンとかなのですかね? ……時系列が解らないから何とも言えませんけど」
……おっと、いけない、いけない、今は相手の対応待ちなのですから、直ぐには返答来ないだろうし休んでおきますか。




