Ⅱー42
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翌日仕事を熟して居るとスプリンガー様に何故か呼び出されました。
「海原さん、わざわざ悪いね。今日は、アレだ、妖怪関連の情報が欲しくてね」
「……そういう物が無い世界が売りなのだから、知っておきたい、と言う事ですか?」
「ま、そう言う感じだ。……それで、妖怪の性能は酷いか?正直酷ければ酷い程都合が良いが」
「……データ化された妖怪とある程度戦いましたが、空気や衣服に宿る奴とかは居ましたね」
「確か、妖怪は電子と陽子の存在、だよな。……電子は細工すれば防げるとして陽子はどうした物かね」
「陽子も防げるシートか何かを造って下さいよ。……使いたい道具の表面全部にそれを貼り付ければ割とマシに成るはずですし」
「良いアイディアだな、早速造ろう。……と言いたいが、いわゆる荷電粒子砲とかの電子や陽子を使う兵器への対策アイテムを一般に普及するレベルでばら撒くのはな」
「……だからと付喪神や妖怪の能力封印とかを解決策にしたら流石に反発が大きいのでは?」
「……付喪神や妖怪の問題がどうしようも無い方が立場的に都合は良いが、ある程度手は尽くさないと民衆からの心証は悪かろう。……とは言え、解決策自体は幾つか有っても結果どうなるかを考えると現実的ではない、か」
「……世界規模の能力でコーティングして防ぐ、とか、どうでしょう?」
「……大方はそれで良いと思う。只、大人の玩具周りは他人のエネルギーでコーティングした奴を性器に宛がうのか?問題が有るが」
「……」
「……対策案自体は幾つか有ってもどれも何かしらの問題が有る、か……」
「仮に国民投票とかしたら対策アイテムで粗方を包む、は民衆から大きく支持されそうです。他に比べれば直接的な実害は少ないですし。……軍事的には不味いですからアレですが」
「……国民投票したら民衆が選ぶのは恐らくそれ、か……他が酷すぎるのも有るが、電子や陽子兵器が無くてもルド様がどうせ何とかするだろうと考えると残当、か」
「……それでスプリンガー様はどうするのですか?」
「対策として俺は付喪神兼妖怪アンチ世界を造っている以上、選択肢自体は提示したのだし、決めるのは俺じゃ無く民衆だよ」
「……電子兵器や陽子兵器メタを民衆に配るとか色々とアレだと思いますがね」
「……なら、数が飽和しない様に高値で売り付けるか?」
「民衆からすれば政府が集めた税金で払えとか言われる奴かと」
「……やらなかったら支持率落ちそうだな……民衆からすれば知ったこっちゃ無いが」
「面倒臭いですね」
「そもそも神話の主神とかの方がヤベー事やって居るのだよなぁ……誰が誰と性行為しようが自分とやった事に出来るロジックを堂々と掲げている訳だし」
「……流石にそれは……」
「結局は批判すれば通ると思って舐められているから散々文句言われている訳で……」
と、其処でいきなり目眩がしたかと思うと私達全員は別の場所に居ました。




