Ⅱー4
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翌日、疑似重力エリアで敵の攻撃を避けながら進め、と言う物をやる事に成りました。
「ティソーナさん、疑似重力エリアとか言うから何かと思えば、デカイ送風機でやる室内スカイダイビングの亜種、ですか。私はやった事が無いので感想を求められても困りますけど、これは元ネタだろう室内スカイダイビングの施設の利用者制限を更に厳しくした感じに設計しないと割と危険なのでは?」
「そうね。それに事故で風向きが逆転すれば身体全体が浮くレベルの風に押し潰されるワケだし」
「……え? やばくないですか?」
「それはスタッフを馬鹿にした邪推の部類の話なワケ。それにもし危険だろうが一部のバンジージャンプやジェットコースターみたいに危険な事が解って乗る奴も居るワケだし」
「流石に不味くないですか?」
「送風力を落として、ある程度の行動阻害ぐらいに成るようにするから、テスト宜しくってワケ」
「……はーい。解りました」
その後、私は送風機の送風量の調節作業を熟しました。
「重りを付けて修行するとか、重力が通常より大きい場所で修行するとかをやった気分ですね。いや、修行で問題無いと言えば言えますが」
「プレーヤーにデバフを掛けた状態でやるステージを再現するのに良いかと思ったワケだけど、どう?」
「良いと思います。只、これは私だけがやる場合、何回もやっていたら筋力が付いて参考すべきデータから外れると思うので、試しにティソーナさんもやりましょう?」
「嫌なワケ」
「そう言わずに。遠慮しなくて良いですから」
「私はバランス調節作業が終わった後で良いワケ。それとも仕事を放棄するワケ?」
「いえ、やって居る事がそのまま修行に使えそうなので、長期間何度もやった人からは取りたいデータが取れないと言うだけですよ。私が努力しても無理な部分の話ですから」
「……それは適宜報酬だすから志願者にやらせるワケ」
「……ちぇ。なら再開します」
それからも疑似重力空間で調整作業を進め、丁度良さげの感じに成った為、雑魚敵をXRで出して対処を始めます。
「……倒せなくは無いですが、風が無ければ余裕で対処出来る雑魚敵を倒す事が面倒に成って居ますね……。雑魚敵側は電子情報な為、風の影響を受けませんし」
「うん、良い感じ。プレーヤー側に行動阻害デバフを掛けた状態でやるステージも問題なく実装出来そうなワケ。さあ、雑魚敵大量に色々なパターンで出すから、今度は雑魚敵を出す量のバランス調節開始なワケ」
「はーい」
その後四時間は小休憩を挟みながら雑魚敵を倒しまくりました。