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Ⅱー36



 情報を整理していると、付喪神に付いて続報……と言うか、呼び出しされました。

 ……とりあえず前に捕縛した妖怪のデータ比較検証をしたいので、能力で検分したデータを渡して欲しい、だそうで。

 ……思ったより時間掛かりましたかね、いや、時系列的には一週間も経ってないから早い方が。そしてデータをまとめて渡したのですが……。其処で受取人に聞かれます。


「海原さん、このデータは本当に妖怪起因なのだよね?」

「はい。捏造した訳では無いです」

「……とりあえず調べてみるけど、何かしら極光役者とは違う情報が出る事を願っているよ」

「……私どもは、と言うかこの星の住人は、極光役者を貶めて得出来る環境じゃ無いですから、皮肉を言われましても、困ります。悪意はございませんので」

「そうかい、じゃあ明日同じ時間にまた来るので、予定を開けていて貰いたい」

「……解りました。宜しくお願いします」

「…………では、私はこれで」


受取人はそのまま帰って行きました。そして翌日。……受取人と一緒に水霧さんが来ました。何で国の代表が来るのですか……。


「ああ、海原さん、で、良いよね?わざわざ済まないね」

「……あ、はい。ですが、何で水霧さんが来ているのですか?」

「あー、アレだ。ルド様からせっつかれてね。……今回の件の懸念に対してルド様が対応に出張るのは多分違うから。だって、大量の星の妖怪に復讐されても自業自得検案だしね」

「……規模的に洒落に成りませんが?」

「だが、標的と成る人達が正義かと言われると違うだろ? ……それにそもそも地脈龍の事も嫌がる連中だぞ? 地脈龍を擁護する立場的に他所の星の妖怪が大挙して復讐に来られても我々としてはスルーする事に成る」

「それはあまりにも無情では?」

「この話はそもそも地脈龍に対するヘイトが話の起点で、地脈龍を味方にしたいなら今回の件が原因の星の妖怪の復讐話は止められない。したら地脈龍への裏切り行為だし。他所がそれを語っているとか、関係ない所に手を出なら話は別だけど」

「……被害とか損害とかを無視する気ですか?」

「此処で言う被害とか損害とかが他の星への移住組だけなら国としては知った事では無い。国としては地脈龍を擁護する立ち位置なのだし、国としての方針に異を唱えて出て行った連中まで護れと言われても」


「……ならなんでスプリンガーさんの世界には介入するのですか?」

「スプリンガー側なら筋は通しているし、この世界の住人にも選択肢は有るべきだろ? 知識不足からやらかした奴等とは対応は違うさ、そりゃあ」

「……もう良いです。それで渡したデータ検査した結果どうなりましたか?」

「そうだな……現象の自由度は明らかに既存の極光役者よりは上がってはいる。……もし仮に追加の技術を開発してそれを根拠に騙して来ているなら今言ってね? 今言うなら不問にするし、相応の値段で技術を買い取るよ?後でバレたら実刑検案だが」

「そう言う話じゃ無いので」

「そうか、うん。それが嘘じゃ無かったら、極光役者の技術では現状無理だね。解った、色々と手を回す事にするね」

「どうかお願いします」


 水霧さんに色々と便宜を図って貰う事にしました。


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