Ⅱー25
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それでルクト様に話を通した所、
「……俺は別に良いとは思うが、エアデーの奴が許すかな?」
「……ですよね。……ですが、別物だと明言して貰わないと厳しい事は目に見えて居ますが」
「……まあ、アレだ。最悪でも妖怪紛いの存在を科学技術で造っただけです、的な解釈をされない様にしないと、やらせで騒いでいるだけ扱いに成りかねないから、慎重にやる必要が有る」
「とは言いますがね」
「……時間が経てば何にでも付喪神は宿る、なら、古代遺跡には漏れなく数千年単位の規模の齢の妖怪が居る。今まで大々的に騒がれなかった理由も解らないと都市伝説扱いされても残当だろう」
「エジプトとかではピラミッドの盗掘者が早死にしまくったとかの話は有る様ですが」
「……其処に居る付喪神起因の妖怪なら幾ら強くても格的な意味で納得されそうでは有るな。ついでに言えば高名な呪いのアクセサリーとかも」
「流石にそう言う物は扱いたく無いのですが?」
「呪いが無差別ならそもそもそう言う報道をしている奴等も呪われてしかるべき。まあ、盗掘者とかの現物を実際に扱った人だけが対象とかだと、怨念なり何なりとが詰まったそれに長く触れた結果怨念の塊にダイレクトに触れて寿命を削られたって感じかな」
「そんな事有りますかね?」
「気功エネルギーは上手く使わないと使ったら寿命を縮めるらしいけど、そう言う強い怨念のエネルギーの塊に手順を踏まずに長く触れたらどうなるだろうね?」
「……妖怪の基礎技能が敵の寿命削りとか洒落に成りませんよ?」
「気功の例から考えるとちゃんとレベリングを正しく行えば対処自体は出来るはず。技能と言うか、使用上の前提条件の部類だから、それで死んでも身に余る装備を付けて自滅しただけ扱いで能力とはまた別枠だろう」
「前回捕まえた妖怪にそう言う能力は有りませんでしたが」
「妖怪の本体じゃなく、妖怪が憑依した奴しか相手にしてないだろ海原さんは」
「……言われてみれば鳥と蜂は妖怪の産まれた場所で無く、妖怪の憑依先ですね。寿命削り……ですか。私ヤバイじゃないですか」
「……海原さんは適性が無いのに無理矢理使って居る、と?」
「能力で無理矢理使える様に調整しているだけなので」
「解った。なら、今回の付喪神起因の妖怪の件の報酬の前払いと言う事で対策用のパワーストーンを用意しよう。持ってくるから待っていて」
「お願いします」
特殊エネルギーはきちんと身体を造った上で扱わないと寿命が相応に削れる……私思いっきりヤバイ気がしますね。デメリットを能力で無理矢理回復しているだけですし 。
能力でデメリットを無くす方にはしてくれない様ですが、……エネルギーの強奪犯へのカウンターに成りそうですし、エネルギーをマイルドに調整する、ではない方向で行きたいですね……。
そして暫く待つとルクト様がバーコードの模様をした水晶を持ってきました。
「お待たせ。これはレムリアンシード。古代レムリア人の叡智が手に入るとか言う効果は海原さんには必要無いけど、邪気や病気を殺して身体を霊的や肉体的に整えてくれるパワーストーンだ」
「……結局能力が有ればどうにか出来る範疇なのですね」
「いや、これを使って身体全体を調整して、無理矢理使用条件を整えようと言う話で、エネルギー自体のデメリットを消した訳じゃ無いが」
「……ふむ」
「じゃあ、早速使ってみようか。……ついでに言うと身体全体を今より美麗に調整する、と言う事も有りだぞ」
「……それは、それは。じゃあ使わせて貰いますね」
私は自分の調整を行う上で、極光役者により見せている見た目に自分の身体全体を調整しました。……整った顔立ちのケモ耳巨乳スレンダー巫女に私は成ったのです。
「極光役者で見せている見た目に自分をしたのか。悪くないかもね? その代わりに顔を隠している隠密性が無くなったけど」
「あはは、まあ、それはそうなのですが、やっぱり良い物ですね」
「……やらせてから言うのも難だが、整形手術を受けたとか言われるのでは?」
「変身する能力を使ったから整形手術を受けたなとか言われてもアレだと思いますが」
「まあ、そうだな。それは良いか。じゃあ、天使の能力を使って試運転してみようか」
「はい、お付き合い感謝します」
その後、私はルクト様の監修の元、能力の調整を行いました。
サイトが攻撃受けたそうなので、ストックをある程度出す事にした。
……まあ、この巻は一応投稿済みデータを非公開状態で保管してあるけどね。




