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Ⅱー24



 付喪神起因の妖怪の実在性を証明しないとどうしようも無いが、科学技術で似た事が出来る故、第三者からの実在性の信憑性が低い。

 どうにかして科学技術のそれと明確な差異点を提示しなければ成らないのですが、私達側が妖怪を盛るのも解析が大々的に行われた後に私達側が用意した存在に依る風評被害扱いにされたら面倒に成る為、私達側が妖怪を強化してやるのも先の展開を考えると難しい、と。


「……つまり、付喪神起因の妖怪と科学技術に依る現象の明確な差異点を提示すれば良い訳ですが……」

「明確な差異点と言えば付喪神起因の妖怪は記録媒体に簡単には記録されない事なワケだけど」

「……要人に現地に来させて現物見せて説得して貰います?」

「それなら極光役者の開発企業のトップか重役辺りに見せて公式に比較する企画をしたい所なワケ」

「……あー、確かシェイプクリエーターズ社、でしたかね。……エアデー様がそれ認めますかね?一応彼処、水霧様の業務提携企業、ですよね?結果としてエアデー様が水霧様に助けられた事に成りませんか?」

「とは言え、彼処の偉い方が公式に別の物だとしてくれたら話が速い事は確かなワケ」

「……エアデー様からストップが入りそうなので、一応別案も考えましょう?」

「別案でやるにしても別物と言う証明が出来ないと話に成らない事は変わらないワケ。それに此方が既存のそれとは違う奴を見付けても、後からシェイプクリエーターズ社が似た事を極光役者で出来る様にしないとも限らず、そう言うギミックをクラフトライト社が独自に先んじて開発しただけと取られかねないワケ」

「……シェイプクリエーターズ社に話を通さないとどうしようも無い、ですか。誰が交渉に行きます?」

「ルクト様に頼みましょう。一応彼は両方の会社に協力している立場なワケ」

「……解りました。じゃあ、そう言う事でお願いします」

「何言っているワケ? 貴女が頼むって解って無いワケ?」

「……いや、一応私は立場としては三下なのですけど?」

「けど貴女以外にこの話を上に報告する適任者が居るワケ? それともこれは貴女が始めた話な事を忘れたワケ?」

「……は、はーい、そ、そうですよね、……頭痛く成ってきたのですが……」

「それでも貴女が責任を持ってやるべき事なワケ。……まあ、どうにも成らなかったら最悪もっと上の人に掛け合ってどうにかして貰うけどね」

「……が、頑張ります、はい。じゃあルクト様と連絡取って来ますので、今は失礼します」



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