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Ⅱー15



 シフト決め等の取り決めをして、元の場所に戻して貰った翌日、黒髪ショートヘアにオレンジ色の瞳で露出度がある程度有るボディースーツに装飾を付けた感じの見た目の服を着た人がティソーナさんと話して居たので待っていると……。ティソーナさんが此方に気付いたのか話し掛けて来ました。


「あ、海原さん、帰ってきたワケ?」

「はい、思ったより彼方は簡単そうですね」

「……他の世界に行く機会が有ったら気を付けてね?勝てる理由が敵が超弱体化しているからだと他の世界では普通に負けるから」

「げ……言われてみれば確かに……。なら此処に居る事も不味いのでは?」

「それは多分大丈夫なワケ。新造世界を奪おうって侵略者思考の奴が此方の世界に大々的に戦争仕掛けてきていない時点でお察しに成るワケ。……海原さんが他所の世界に行かなければ、だけど」

「……まあ、他の世界に行かなければ済む話なので、気を付けます」

「そうすべきワケじゃあ、話を戻して、化野さん、エフェクトに付いて話を詰めましょう」

「それより先に彼女に僕を紹介するのが先だと思うよ?」

「そう? なら、海原さん、彼女は化野初芽あだしのはつめさん。衣装モチーフはくノ一で、持っている力は……化野さん、言って良い?」

「どうぞ」

「化野さんに降ろされた力は暁紅の女神のウシャス。忍者がよく信仰していると言われている摩利支天まりしてんと同一視される神だから、それで、くノ一コスプレをしているってワケ」

「……なるほどと言うか神も交信出来るのですね?」

「ルクト様の件の石は別次元と交信してエネルギーを自分に入れ、それに宿る意思と契約し、力を得る物。僕の場合、交信する先をちょっと弄らせて貰ったよ」

「へぇ……成功率一割の奴に更に変数入れるとか普通失敗しますよね?」

「ま、普通はそうだね。でも僕ってば凄いから」

「……それはともかくとして、忍者が信仰する神って言うと、得たのは忍者的な諜報活動特化能力ですか?」

「まあ、そんな所かな。身体全体が陽炎扱いで物理無効とかの追加も有るけど」

「物理無効能力って何時も思うのですが、どうやって服を着ているのですか?物も掴めないと思いますが」

「物理無効を成立させる方法次第で変わる話だし、他所の事は知らないけど、四六時中能力を使っている訳では無いし、それは調整するよ。……後、其処に突っ込む事はメタ的な都合も有ると思うけど、詳しく話す?」

「あ、いえ、なら良いです……。くノ一的な能力、ですか。くノ一って敵対組織に職員として潜入して人心掌握して情報引き抜く的な感じで合っています? ネットで調べたらそんな感じの奴が出たのですが」

「うん、そう言う感じで合っているよ。まあ、詳しくは説明しないけど」

「……只今絶賛任務中とか無いですよね?」

「無いよ。そもそもルクト様と協力関係に有る場所にわざわざルクト様の指令でスパイしに来てもアレだと思うし」

「……なら、良いのですが……また後で来ますので今は少し失礼しますね」

「あ、疑っています? 僕がルクト様の配下じゃ無いって。そんなこと無いけどな」

「……ルクト様に連絡を取らせて頂きます」

「はいはい、どうぞ」


 ルクト様と連絡を取ると。


『ああ、化野か。一応俺が力をやったのは確かだ。能力を得る際の交信時に能力で何かした様だが、それは君も同じだろう?』

「……それはそうですが……」


 能力で特殊なケースを無理矢理引き当てた件は突っ込むと私も危ない、か。


『疑問が出そうな所を先に釘を刺しておくが、俺が化野の能力で出された偽物って訳じゃ無いからな?』

「……証拠は?」

『回線ジャックを疑うなら、君に宿る力で理解すれば良いじゃないか』

「……本当な様ですね」

『宜しい。じゃあ今は良いな。通話を切るぞ』

「わざわざありがとうございます」

『それじゃ』


 私は通話を切り、ティソーナさんと化野さんの所に戻ります。


「海原さん、お帰り、確認は出来た?」

「嘘じゃ無い様ですね。じゃあ、仕事の話をしましょうか」


 その後はXRに付いての話をする事にしました。


忍者コスなのにペラペラ喋っているわ、コミュ失敗しているわと色々とアレだが、まあ、そう言うキャラだから。



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