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Ⅱー10

 

 ☩


 とりあえず近場の建物へ入ってみようと移動して居ると近場に膨大な防衛設備が配置されている事に気が付き、立ち止まった所、向かおうとしていた建物から金髪碧眼のポニーテールで和服ミニスカートを着ている人が来ました。


「あ、来た、来た。君が海原さんで良いのだよ、ね?」

「は、はい、そうです。此処は世界の外枠の場所って事で良いのですか?」

「そうだよ。……解って来たのだよ、ね?」

「説明は軽くは受けましたが、割と強制的だった気がします」

「そう、じゃあ、自己紹介。私はミア・グロスター。ミアで良いよ、そう呼んでくれるよ、ね?」

「では、ミアさん。名前だけじゃ無く、出来れば天使についてもお願いします」

「そうだ、それが有った、ね。ゼルエル。階級としては権天使長と同じくらいかな。能力に付いては特定領域の器物の損傷を尽く直すリペア領域って感じ、ね」

「……それってもしかして罠とか爆弾とかの消耗品も直せます?」

「直せるよ。だから、いわゆるMPが切れるまでマップ兵器だろうが何だろうが味方の損傷を無視して使い放題出来るから、ね」

「……うわぉ。じゃあ直す奴を潰す能力とかで妨害されたらどうします?」

「使ったり壊れたりした兵器や場所を壊れる前や使う前の状態に戻す、とか、MPを使い兵器を補充の形で修復するとか、色々出来るから、妨害の手法に合わせて時と場合で使い分ける、ね」

「……つまり、兵器ストック無限チート、と言う事ですか?」

「あくまでも只の無限ではない、ね。MP的な意味で限界は有るから。まあ、ゲーム的に考えると、MPを回復するアイテムを修復して使用する事を繰り返したら幾らでも使える訳だけど、ね」

「メタ創作的にはそれを狙われる奴ですよね?」

「だから護衛を付けると言う話だよ、ね?」

「……そう言う事ですか。じゃあ、私の能力の説明を……」


 一通りの説明をミアさんに行うと、


「そんなぶっ壊れ具合だとセフィトロの樹の他の扱いの奴もぶっ壊れに成っていそう、ね?」

「……如何なのでしょうか? 流石にヒントなさ過ぎて判断しかねますが、まあ、やばくても不思議ではないです」

「ま、それは良いから、設備について説明するから着いてきて、ね」

「はい、ではお願いします」


 その後ミアさんに近場の設備の説明を一通り受け、同僚達と顔合わせをする事に成りました。

 ……まあ、天使の力を手に入れた人は百人超居るとか聞いて居た訳ですが、シフトの都合上其処に居たのは大体十人くらいなのですけど、何とか上手くやっていかないと、ですよね。


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