遺跡の外れの奴隷商
遺跡の近くにテントが貼られてあった。
私
「なんだろう」
「アジ」
私たちはテントに向かった。
テントの周辺には檻があった。
獣やら鳥やらが入っている。
この子たちの主はビーストテイマーだろうか。あまりいい扱いは受けていないようだが。
???
「はい、今後ともごひいきに」
テントの裏側で人の声が聞こえた。
そこにいたのは小太りだが裕福そうなおじさんだった。
???
「おや、あなたは?」
私たちは冒険の途中このテントを見つけ、気になったから来てみたと伝えた。
???
「ふむふむ、なるほど。嘘はついてなさそうですね」
ベルモット
「私はベルモット、小さいながらも奴隷商人をやらせていただいています」
私
「奴隷か・・・」
どうやらビーストテイマーでは無く奴隷商だったらしい。
ベルモット
「どうです?あなたも奴隷を手にしてみては?んふふ」
にやにやとこちらを見てくるベルモット。
私
「まぁ見るだけなら」
私はベルモットについていった。
ベルモット
「こちらはグリフォン。様々な風系魔法を操る大型鳥獣です。そしてこちらは草原ポーク、こちらはハイオーガ」
ベルモットの説明はすらすらと頭に入りやすかった。
しかし奴隷か。ゲームとは言え本当に買ってもいいものか。
そんなことを考えていると、ベルモットはいつの檻の前に止まった。
ベルモット
「そして本日の大目玉はこちらの檻にございます・・・」
私
「ふむ」
ベルモットは檻の前に立ち、かかっている布を取り払った。
現れたのは小さな女の子。人とは少し違う肌の色をしていた。
ベルモット
「この女こそ!オーランド海を渡り届いた最高級品!」
私はこの子を知っている気がした。
「災禍の悪魔にございます。」
そよ風の森以来の再会だった。




