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ゼロマキナIF -始まらない物語-  作者: Deino
001話 崩壊の始まり
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001話-04 違和感

「……」


「……。……」


 ……ぶほ、とムシ式は煙をえぐり傷から巻き上げる。頭部を丸々欠損させたヱレームは、ついに傾き、その巨体を配管まみれの地面へと沈めた。


 恐らく、今の一撃で敵のネットワーク端末を破壊できたのだろう。



 《ネットワーク端末》。ヱレームの脳とも呼ばれるその部位は、クロムシェル外の空気中《ネットワーク端子》を摂取する以外に大きな役割がある。

 これはヱレーム達の核なのだ。この機関さえ存在すれば、エネルギーのある限りヱレームはいくらでも自己を修理し、襲い掛かってくる。逆にこの部位さえ破壊すればヱレームの機能を停止する事が出来るのだ。


 軍学校での授業では効率的にネットワーク端末を発見、破壊する術も学んでいる。と言ってもウチは実技だよりで学科は全然勉強してないけど……

 いやそれおかしいだろ。ウチ探索家になりたいんだよな? そのために軍兵になる必要があるんだよな? 何で学科やって無いんだ?? 我ながら意味不明だ。

 やるべき事を、やれよ。ウチの目標に必要な知識だろ??



「???」



 まぁ自分への突っ込みは後でいいだろう。今はまず、互いの無事を喜び合おう。



「はぁ……はぁ……はぁ……」


 エムジはへたる様に腕を垂らし、からん、と茶色の床に銃を投げ出した。


 生きてる。エムジが生きてる。ウチも生きてる。二人でネブルに帰れる。



「はぁ……はぁ……ふぅ。……あはは……やばかったな」


 ウチは安堵からか、思わず笑った。


「笑い事じゃねーよ……本当に、笑い事じゃねぇ。笑って済ませてたまるか……けほっ、確実に死にかけた。二回は死んだ」


「ホントだな」


「つーかシーエ」


 エムジはグイっと顔を縮めてくる。おわぁ近い近い!! え、もしかしてこれラブシーン? 映画とかでよくあるやつ?? 危機を乗り切った男女が結ばれるやつ??



「お前諦めてたろ最後!! ふざけんじゃねぇぞ!」


 全然違った。普通に怒られた。そしてそのまま胸からも下ろされた。悲しい。



「いやーだってありゃもう無理だったろ。なら最期は一緒にって」


「お前と心中なんてごめんだ。お前だけで死ね」


「ひどくない!?」


 いやあの状況でウチだけ死ぬのムズイやろ。



「……何で逃げねぇんだよ」



「ん? 何か言ったか??」


 エムジが小声で何かをつぶやいた。ウチには聞き取れなかったが、何でもねぇと切り捨てられた。さっきまであんなに必死に守ってくれたのに、もう通常運転ですかい。まぁそれが今は安心だし心地よいけど。



「つーかエムジ、怪我大丈夫か?」


 もう見るからにボロボロだ。人なら確実に死んでる。


「ん? ああ、この程度の破損なんざ、物の数じゃねーよ。だが……」


 エムジは左腕で、時折火花がはじけ飛ぶ右肩を摩り、ものういげに眉をひそめた。続いて電子銃を手に取りまじまじと見つめる。



「何で、電子汚染が直ったんだろうな」


「あ、ああ。俺もそれが気になってな……」


 ……何か今ぎこちなくなかった? でもこれだけ破損してるんだし、言語野が損傷しててもしかたないか。


 しかし、《電子汚染》。これはヱレーム特有のもので、大抵のヱレームと接触した機械は汚染され使い物にならなくなってしまう。

 人類がアルマ攻略を出来ないのもこの汚染の影響が大きい。大概の兵器はヱレームを前にすると汚染されて使えなくなってしまうのだ。

 しかもこの電子汚染、一度かかると部品単位まで分解しないと除去できないという面倒な性質をもっており、汚染された機械が直るなどという事はあり得ないのだ。少なくともウチはそう習っていた。


 それが、何故、エムジは回復したのか。何故電子銃は再び撃てる様になったのか。

 起動するはずの無いヱレームが機動した件も含めて、ネブルで教わった常識とは違う事が起きすぎている。



「なぁエムジ、録画ってしてくれてたか?」


「ん、ああ。お前に言われる前から、ブリキ野郎が機動する前からしてるよ」


「マジか超有能! さっすがエムジ。電子銃が使える様になったところも?」


「俺の視点に追従したカメラだから、恐らく撮れてるな」


「それ、めっちゃ貴重な資料だわ。たぶんネブルの常識を覆すような大発見」


 良い方向の発見と悪い方向の発見が混じってるけど。

 ともかく、無断脱階層の件はこの映像でチャラに出来そうだな。むしろおつりが来るレベルかもしれない。……今思ったけど、ウチは何で無断で出かけてるんだよ。過去二度も怒られてるじゃないか。内申点も軍兵なれるかどうかの重要な基準だろ? 目的のマイナスになる事やってどうするよ。



 落ち着いて考えると、自分の行動は様々な点で不合理だった。何だコレ。どういう考えで今まで生きて来たんだ??


 探索家を目指すならやるべき事が山ほど……あれ? あれれ??




 探索家を、目指す?




 目指してどうするんだ? アルマを探索する? 救世主を探すために?

 両親の夢がそうだったから? アルマを?




 ──こんなヱレームが無数に闊歩する、アルマを??



 アルマ。それはクロムシェルのはるか上方にある広大な空間の名称だ。クロムシェルと違い天井も無く、どこまでも広い空間が広がっていると聞く。

 人類、特にネブルの住人にとって、アルマを手中に収めるのは創設以来の悲願である。しかしそれは今まで一度も叶っていない。


 ──だって、アルマにはヱレームがうじゃうじゃいるから。



 こんなのが沢山いるアルマに、ウチは行きたいのか? 両親はそこで死んだんだぞ? 帰ってこなかったんだぞ?

 そんな場所に、ウチは、明日、行くのか……?



 寒気がした。とてつもない寒気が。



「ん? どうしたシーエ」


 ウチの様子がおかしいからか、エムジが寄ってくる。


「あ、いや、今になって怖くなってきて」


「もう倒しただろうが。クソ臆病が」


 エムジはムシ式の事を言っている。違うんだ。ウチが怖いのは、ウチが目指す夢……。



 頭の整理が必要だ。何だ、この感覚のズレは。何が起きているんだウチに。ウチはシーエ・エレメチア。17年生きた人間。そのはずだ。そのはずなのに、自分という存在にどうしても違和感が。


 これは恐らくすぐには解決しない。じっくり考えて、今のウチの感覚に合わせて、最適な答えを見つけなければ。ウチは何をすべきなんだ。何をしたらウチは安心を得られる?



 ボロボロになったエムジを見ると不安が増幅した。エムジを貫き背中から生えて来た刃。あの時ウチはエムジが死んでしまったと思った。その恐怖がよみがえる。だめだ。一度意識したら頭から離れない。


 ……いや、離れないのではない。離してはいけないのだ。今日の出来事は覚えてなければ。



 ウチは、明日、アルマに行く。訓練で、軍学徒の授業の一環で。クロムシェルの遥か上部、クロムシェル外の世界、アルマに。ヱレームが支配する世界に──



 ウチが、刺されるかもしれない。

 ウチの友達が、刺されるかもしれない。



 焦るな。焦るな。やるべき事を探せ。まだ、出来る事はあるはずだ。

 ともかくまずは帰宅だ。ネブルに帰って、エムジを修理してもらわないといけない。大事なエムジを元通りに。

 あとは報告。この異常事態をネブルに伝えなければ。



 エムジの足元を見ると先ほどまで起動していたムシ式が倒れていた。この集落が無くなった理由……。クロムシェル内で活動するヱレーム……。

 まさかとは思うが、もしかしてコイツに襲撃された? クロムシェル内は安全だったはずだが、実際に目の前で動くヱレームを見てしまうと……。


(ネブルの安全神話も、崩れるかもしれないな)



 クロムシェルはヱレームの襲撃を受けない。故に有機生命体、ウチらを含めたリディアム達はその中に集落を構えているが……。クロムシェルまでヱレームがやってくるとなると話は別だ。


(ヱレームがこんな所にいる理由が分からなかったが……)


 ムシ式が単騎でクロムシェル内をやってきたとなれば話は別だ。そんな脅威に対応できる技術、この集落が持っているか怪しい。ネブルでさえも突然の襲撃には耐えられないだろう。

 それほどまでにヱレームの殺戮性能と電子汚染はやっかいなのだ。


(住んでた人達は……)


 探索中、死体らしきものは見つからなかった。完全に腐敗したのか、それともこのヱレームに粉々に吹き飛ばされたのか。



 せめて、せめて彼らの最期が安らかなものでありますように。取り残された人がいませんように。皆仲良く、天国に行けてます様に。



 天国なんて概念、アルマで育った人間だから持っている宗教概念だ。この集落にはあったかは解らないが……。


(でも、死者がただ消滅するなんて考え方、ウチには耐えられないよ)


 どこの集落にも死後の世界という概念はある。旅だった人たちが幸せに暮らしていると思い込まないと、残された人たちは心安らかに生きて行けないのだ。

 ウチが父さん、母さんを想う様に。



 ウチは両手を合わせ、彼等へ黙とうした。これが彼ら流の弔いになってるかは解らないが、少なくとも気持ちが伝わる様に。

 愛し愛された人々が、仲良く、一緒に過ごせています様に。優しい、誰にも邪魔されない楽園で……。



「ふぅ……」


 ウチは思考を切り替える目的で、あえて明るくふるまった。



「帰ろっか。ネブルに。……つか足大丈夫?」


「余裕だな。この外骨格、戦闘用じゃねーのに耐久度はかなり高ぇ。むしろ、《限界駆動》しておいて破損が右腕と左足だけってのは優秀すぎるかものな。……もっとも、あの《変態エンジニア》にその理屈が通用するかは別問題だが」


「ははは。確かに。バニ様にこの体見せたらめっちゃ怒られそうだな」


 アタシの外骨格がー! とか叫びそう。……バニ様にもとても良くしてもらってる。ウチが死んでしまったら、たぶん悲しませてしまう。

 いや、やめろ。今は帰る事が優先。



「今度はウチがおぶってやるよ。ほら」


 と、エムジに背中を差し出してみたものの。


「丁寧に断る」


 と背中に配線むき出しの火花散る足を乗っけるエムジ。ナニコレ。



「丁寧とはいったい何だったのだろうか?!」


「丁度いい重さの足置きが、の略だ」


「無理があるよ!! 足置きのくだりどっから来たんだよ?!」


「ふん、お前に頼るくらいならここで鉄くずになるのもやぶさかじゃない」





 ……鉄くずに、エムジが。





「シーエ?」


「ああいや、何でも、何でもないよ。酷い言い草だなおい、せっかく人が親切で背中かしてやろうって──」



 ウチのセリフは遮られた。抱きしめるエムジの腕によって。



「あ……」


「どうした、様子がおかしいぞ?」


 優しい、エムジの言葉。普段とは打って変わって、本気でウチを心配する言葉。そんな言葉を聞いて、思わずウチは──



「……。……鉄くずになるなんて、言わないで」


 弱音を、もらした。



「悪かった」


「……死なないで。一人に、しないで」


「当たり前だ。むしろお前が死んだあと、俺は悠々自適に過ごすつもりだよ」


 よく言うよ。真っ先にウチを守って壊れておいて。

 でも、少し、安心した。


 ウチはいつの間にか泣いていた。エムジはウチが泣き止むまで抱きしめてくれた──



   * * *



「ったく! お前のせいで変な空気になったじゃねぇか」


「ごめんごめん! でもウチには超絶ご褒美でしたグハ!?」


 容赦ないパンチで殴られる。そんだけ壊れてても殴りのキレ落ちないのね?!



「うおごごご。まぁ、元気そうで安心したわ。ちゃんと歩けてるしな」


「何かやりずれぇなさっきからお前。攻撃してもいつもとリアクションが違うっつーか」


「あはは。ウチもまぁちょっと、混乱してて」



 あの頭痛以来、何か変なのは事実だ。エムジは変なウチをムシ式のせいだと解釈してるみたいだけど。


(まぁそれも間違いでは無いな)


 連続で死の危機にさらされる事なんて17年間なかったからな。人生感変わっても不思議ではない。

 ただ、この変化はムシ式起動前からの様で──



 と、色々考えたり二人で軽口の応酬をしながら下層へ降りる事二時間弱、迷路のごとき廃道を歩き続けた先には昇降機が滞留する崖が見えた。



【第5100階層付近 小型昇降機】


挿絵(By みてみん)



(これだけ複雑な道を覚えてるってのは我ながら凄いな)


 探索家の才能はマジであるのだろう。使うかどうかは解らないが。



 昇降機の中央には配線むき出しのパネルが設置されており、エムジは無事な左手で腰部に埋め込まれた《入出力相互デバイス》のケーブルを巻き出し、パネルの脇へと突き刺した。

 軽やかな電子音が鳴る事数秒、わずかな細動と共に昇降機が下降を開始する。



「ふぅ。早くネブルに戻ってオイルさしてぇな」


 躰をわずかに軋ませながら、エムジは昇降機の床に腰を下ろした。ウチも隣にちょこんと座る。ひんやり、むき出しのお尻がつめたかった。


(生の尻に床や椅子が直接当たるってのも、ノーパン生活のだいご味なんだけどなー)


 普段ならその感触だけで露出的に興奮出来るが、今は中々そんな気にもなれない。つーか何でウチはこんなに露出すきなんだろうね? 両親にもそんな性癖は無かったし、幼少期のウチは普通の女子だったはずだが。


 まぁ、性癖ってのは突然こじらせるし、思春期に入って何かが狂ったのだろう。象徴する出来事が特に無いのが疑問ではあるが、これは疑っても仕方がない。好きなものは好きだ。

 エムジの隣にノーパンで座る。うむ。いいじゃないか。あんなことがあったからか、エムジはウチを邪険にしないし。エムジもウチも生きている。ネブルに帰れる。いいことずくめだ。

 お、何かちょっとずつ興奮出来る様になって来たぞ? 心が元気になってきた証拠だな。



 ウチはエムジに頭をもたげた。鉄の香りがわずかに鼻孔をなで、心地よい。17年、成長と共に嗅ぎ続けて来た香りだ。


「何だ?」


「いや、落ち着くなって」


「俺は気色悪くて全く落ち着かんが」


「すぐそういう事言うぅぅ。全くエムジはー」


 いつも通りのエムジが隣にいる。今はそれだけで、安心。



 クロムシェルを縦断する昇降機の中、ウチら二人はくだらない会話を続ける。目指すはここから直下4km、ウチらが暮らす集落。


 『ネブル』へ。


......

.....

....

...

..

.




「……」


 ウチは、どうしたいのだろうか。考える事が多すぎるが、とりあえず大きな目標を考えた方が良いだろう。

 エムジは眠っているのか、電飾消費を抑えているのか、先ほどから動かない。故障したのかと思い慌てて確認するも、傷の内部に見えるモーターは駆動していた。良かった。


「大好き……」


 小声で呟くも反応は無かった。聞かれてたらいつもの様に罵倒が飛んでくるか、殴られたろう。

 頬に伝わるエムジの熱。この熱を、手放し無くない。そばにいたい。ずっとずっと、一緒にいたい。


 たぶん、それがウチの目標。


(エムジと、一緒にいる)


 どちらかが先に死ぬのはダメだ。エムジが死んだ世界とか、想像したくもない。両親も死んで、エムジまで死んだら、ウチは喪失感に耐えられない。

 かといってウチが先に死ぬのもダメだ。その喪失感を、悲しみを、エムジに味わせたくない。


(エムジがウチを失って悲しむかは、しらんけど)


 でも今日の動きを見る限り、悲しみそうな気配は有った。ウチが思う好きとは違うかもしれないけど、愛玩動物的な、所有物としての好きかもしれないけど、それでもエムジはウチを必要としていた。必死に守ろうとしていた。


(一緒に死ぬのは、悪く無いかな)


 ムシ式に刺されそうになった際、一緒に死ねるのなら意外と悪く無いと思った。どちらも寂しい思いはしない。同時に、終わる。



 ──もう二度とエムジを一人きりにしない。



 良く解らない思考はさっきから頭の隅にある。ウチがエムジを一人にした事など無いのに。

 でも、これで目的は決まった。



(出来る限り長生きして、エムジと一緒に死ぬ)



 そのために、出来る限りの事をしよう。




 失いたく無い命は、エムジだけではないのだけれど。

■ネブル政府発刊『ゼロマキナ大辞典』


・クロムシェル

「世界」と同意義も持つ超巨大階層構造物。メガストラクチャー。

有機生命体はこのクロムシェルの様々な改造に生息している。深さや横幅は一切不明であり、果てがあったとの記述はいkなる伝説にも存在しない。


集落トライブ

人型有機生命体の社会単位。クロムシェルの各所にこの集落を形成し、有機生命体は生息している。

文明レベルは集落ごとに大きく開きがあり、低い所では文字を習得していない場所もあるらしい。


・ネブル

クロムシェルでも珍し異人種が集う巨大集落。技術レベルは高水準。


・アルマ

果て無きクロムシェルの──外。具体的にはクロムシェルの上部。

無限の空間と資源に満ちており、全ての悲しみから解放される世界と考えられている。


・回帰機構

クロムシェルの秩序を維持するシステム。

知能があるのか、どのような生態なのか──いや、そもそも生物なのか、自然現象なのかすら判明してない謎に包まれた存在。また有機生命体には認識出来ない言語を扱っているため、交信を図る事は容易ではない。

秩序維持活動の一環として、循環端末と呼ばれる端末を用いた『階層の浄化』を頻繁に行う。

有機生命体は更新し認可を得ない限りは『浄化対象』として排除されてしまうため注意が必要だ。

ネブルは回帰機構との交信技術を有している数少ない集落である。しかし、その交信技術も不安定であり、日夜研究が続けられている。


・戯級階層

ネブルから3000m以上離れた階層を示す。「戯」とはネブルが有する尺度の単位である。

他にも「那」「儕」「弩」などがある。


無機思考体ヱレーム

全てが謎に包まれた機械。知能はないとされ、有機生命体を殺戮する事が唯一の行動原理であるとされる。

基本的にアルマに生息しており、ネットワーク端子が遍満していないクロムシェル内では活動出来ない。

大小無数に様々な形態が観測されている。


・ネットワーク端子

ヱレームが活動するために必要とされる物質。いかなる顕微鏡を用いようと視認することは出来ず、計測するには特別な装置が必要である。

酸素などの様にアルマにはこのネットワーク端子が遍満してるとされている。

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