004話-04 嵐を呼ぶオカマ
着替えを済ませながら思考を整理する。昨日は考え事をしながら寝てしまったから。
(ウチの記憶と探索委員会の歴史の矛盾。これはウチ一人で考えてもしょうがないから、エムジとバニ様に確認をとらないと)
ただこれは確認するにしてもアルマから帰ってからだ。それはそれとしてエムジには会いたいけど。
(今日のアルマは……大丈夫、大丈夫なはずなんだ。毎年大丈夫なんだから、大丈夫)
考えただけで呼吸が荒くなる。自分が、親友がアルマに行くという事実だけで怖くて仕方がない。ウチは自分に言い聞かせ、着替えを済ませ、部屋をあとにする。
(前も大丈夫だったから大丈夫……本当か? 前の一歩が踏めたから、次も踏める? その先が奈落では無い保証はないじゃないか)
記憶の矛盾とは違い、頭痛によって得た穴達が、アルマの危険性について警鐘を鳴らし続ける。彼等は……名前も思い出せない彼等は……ヱレームに、アルマに、殺されたのだ。
何の根拠も無いのに確信だけはある。
(かと言ってウチは逃げれない。ミカヌーを置いていけない。怖かろうがなんだろうが、行かなくちゃいけないんだ、アルマに)
出撃ドッグに向かって歩いて行くと、エムジの部屋に差し掛かった。会いたい。顔を見たい。声を聴きたい。
「エムジー?」
ノックするも反応がない。勝手に開けたら怒られる? ……怒られたいな。エムジに殴られたい、投げ飛ばされたい、罵倒を浴びたい。
Mっけといのはこうやって調教されていくのだろうか? ともかくエムジと触れあれば何でもよかった。
でも
「あれ?」
部屋を開けてもエムジはいなかった。つか鍵かけて無いのかアイツ?
何もない簡素な充電室。ロボットの部屋としてはこれでいいのだろう。しょうがないのでウチはエムジが使ってるであろう充電器にしがみつき、エムジの温もりを味わおうとした。
「……行ってくるよ、エムジ」
【出撃ドッグ 女子更衣室】
「貴方……正気ですの……?」
出撃前の女子更衣室にて、着替え終わったウチは未納さんから驚きの声を掛けられる。正気……ではないかもね、昨日から。
「何ですの……その破廉恥な恰好は……」
あぁそっちか。何ですのって言われても……ウチはポーズを決めながら
「スーツですよ!」
と元気に答えた。うわぁドン引いてる。いやでもマジこれ、バニ様からもらったスーツなんだよ。可動性をさらに良くしたいのとノーパンになりたかったら下半身部分はさっき雑にスカート状に改造したけど。
軍事区画第二セクター《天馬》接続ドック女子更衣室──今ウチらが着替えてるその場所ではみな夬衣守換装に必要な特殊スーツに着替えるべくにぎわっている。
(ミカヌーめっちゃテンション高いなぁ。お母さんのスーツだもんな。あ、装着時にビクっとした。……痛そうにはしてないな。やっぱ排尿機関入れるの気持ち良いのか)
「エレメチアさん、下、はみ出てましてよ……」
「下はポロリの内に入らない」
モロリだ。いやそれはみ出てるな。
未納さんはよたよたとロッカーにもたれかかり「最悪……」と呟いてる。そんな悪いもんかね? まぁ価値観は人それぞれだから否定したい気持ちを否定する事はしない。
「未納家では有機生命体にとって、女性器は子孫繁栄にまつわる神聖なものと教えられてきましたが……もしや未納家が過剰なのでしょうか……」
「いや、その理論で言えば未納さんは全面的に正しいよ。これはウチの趣味だし」
「最っ悪」
「でもさ未納さん」
あなたも性器晒してた時、気持ちよさそうだったじゃないですか──とウチは未納さんの耳元で呟いた。
「な、ななな!!」
「ほらいつだったかの授業で、《統合生殖》体験みたいなのあったじゃないですか」
「思い出させないで下さいまし!!」
「吏人に事細かに共有しよ」
「やめろファッキンビッチ!!!!! ピッ殺すぞコラ!」
《統合生殖》、軍兵になる予定のウチらには縁が無い物だが、もし成績不十分で軍に入れなかった場合はお世話になる可能性がある繁殖行為。
縁が無いからといって知らないのは良く無いと、毎年生殖の実体験授業をするのだが、それに選ばれたのが未納さんだったのだ。まぁ、そのエピソードの掘り下げは今度吏人がいる時にじっくりと。
「吏人さんの事好きなんですね」
「……!!! ち、違いますわ!!」
(可愛いな未納さん)
先日に比べ、多少打ち解けられたみたいである。荒業だが。
「どうしたのシーエちゃん」
未納さんと騒いでたらミカヌーがやってきた。統合生殖の件は耳打ちしかしてないので、会話の主題はミカヌーには伝わって無い。
「いやぁ未納さんのとうご──ぐへぇ?!」
「シャラアアアアップ!! それ以上口を開くな!」
「と、橙子さん怖い……」
「違いますミカイヌさん! コイツが! コイツが!」
「どうもコイツですおはようございます」
「何でノーダメージですの……」
暴力には慣れてるんでね。てへ。
「えと……何の話をしてたか……そう! エレメチアさんのスーツです!」
「必死だな」
「うるさい! まったく、もっと良いスーツは容易出来なかったんですの? 班員として悲しみさえ覚えますわ。別にわたくしも、破廉恥だから責めてるんじゃありませんのよ」
「そうなのか?」
「……もちろんそれもありますが、本音は別。実習とはいえわたくし達がこれから向かうのはアルマ。肌を露出したそんな恰好で、もしもヱレームに遭遇でもしたらどうやって身を守るんですの? そんなスーツでは無理でしょう。ミカイヌさんの……は高すぎるにしても、もう少し肌を守れるマシなスーツを──」
「そんなスーツで悪かったわね」
そんな未納さんの説教を、男性の声が遮った。女子更衣室に、男性の声が。
説教を遮られた未納さんに限らず、更衣室にいた全員が声の方を向き、そして固まる。絶叫を上げるか、敬礼で向かい入れるかの判断に迷ったのだ。
声は男、しかしジェンダーは男かどうか判断しかねる超有名人。有名人と言うか偉人というか、ともかく、更衣室の入り口にはウサギの被り物を被った男性が直立してた。堂々登場、バニ様である。
(何してんの?!)
身内であるウチすら困惑する登場演出。まぁまさか、忙しいバニ様にアルマ行前に会えるとは思って無かったから嬉しいが、タイミングが謎すぎる。
「あ、あの、真屡丹研究室長……ですわよね?」
恐る恐る訪ねたのは着替え途中でほぼ全裸、一番被害が甚大な未納さんだった。
「そうよ。敬礼とか別にいらないからね」
「その……ここ一応……女子更衣室ですけれど……」
一応、と言ってしまう辺り、未納さんの心の折れかけ具合が伺える。
「なによ、文句ありげな顔ね。アタシが女子更衣室に入るとどんな不都合があるのかしら? アタシが女の体に興味なんてわるわけないでしょ」
全員絶句である。流石マイペースの化身。
「兵士になったら尻の穴から膣内までプライバシーは無いってのに、色気づいてんじゃないわよ子娘共。ほらほらどいて」
バニ様は更衣室にずかずか入り、一番奥の誰も使ってないロッカーを開け放つ。……もしかしてお前もここで着替えるのか? だとしたらめっちゃ面白いが? ──が、どうも違うらしい。バニ様はロッカーから衣類の束を取りだし、長椅子へと放り投げる。あれは──
「布切れ……ですの?」
未納さんは散らかった布の塊をいぶかしげに見つめた。個々の布の形状は悠久文献に登場する水着に近い。
「ほらほら、女子の皆、しゅーごー」
全員ドン引きしてる中無邪気に両手をヒラヒラさせるバニ様。流石マイペースの化身。しかしあの布の束、なるほどね。
ウチを除く他の女子軍学徒は皆戸惑いながらも『名誉研究室長』の圧倒的肩書には逆らえず、しぶしぶ集合していく。皆半裸or全裸である。この機会に露出に目覚める仲間とか出来んかね? 未納さんは若干その気あると思うんだけどな。
「換装手術を耐え忍び、アルマ実習までずっと頑張ってきた貴方達へ、優しいお姉さんからのプレゼントをあげるわ。喜びなさい」
「プレゼント?」
軍学徒を代表する様に轟鬼五人姉妹の長女が薄手の布切れを手に取り、観察する。長女の背後で「姉さま気を付けて下さい、きっと何らかの兵器です」「爆発するかもしれませんわよ」と囁くように姉妹が助言するも「爆発しないわよ! 失礼ね」とバニ様に一蹴され、皆「きゃ」っと引っ込む。
「最新型のソーマスーツよ。昨日の夜ようやく完成したの。ささ、みんなそんな旧式に着替えてないで、こっちに着替えなさい」
「ス、スーツ?」
バニ様は困惑する皆には目もくれず、手際よく片っ端からその新型スーツを配って回った。……ミカヌー以外に。バニ様はミカヌーの前に止まり、スーツを着たミカヌーを舐める様に見回す。
「ま、真屡丹研究室長殿?」
「……イデオのスーツには敵わないからね。貴方には必要ないわね」
「え、えと……」
「でも覚えてて頂戴! コスト面で圧倒的不利な中イデオスーツ並みに性能を上げたアタシの方が優れた技術者って事を!!」
「研究室長殿??!」
「おい馬鹿バニ様!! ミカヌー困惑しとるやろ! 八つ当たりやめろ!!」
ウチは小声で耳打ちしながら他の軍学徒に見えない様にバニ様の袖を引っ張る。
「ぷんすか」
「可愛く言ってもダメだからな?! 引け!」
大人げなさすぎる。
スーツをもらった軍学徒達、ある者は絶句し、ある者は頬を染め微笑み、ある者は興味津々に瞳を輝かせた。しかし最終的に「研究室長から頂いたんだったら」と納得し、一部軍学徒は着替えを始めた。
あの五姉妹も「……私、これ着てみようかしら! よいしょよいしょ……どうかしら妹達! 似合ってるかい!」「さ、流石ですお姉さま! 何を着こなしてもお美しい!」「お姉さまは服を選ばず、です! お美しい!」と一斉に喜び手のひらを返した。眺めてる分には大変面白い姉妹である。家族が仲良いってのは良いよね。
一度ひびが入ればあとはなし崩しだ。五姉妹を皮切りになんやかんやで全女子生徒が着替えを終える。終始無言のセロルちゃんもいつの間にか着替えてるし。まぁ性能良いスーツと聞くし、良いんではないかね。
ただ、一人だけ──未納さんだけは渡されたスーツを握りしめたスーツを着る事無く固まっていた。さっきもウチの露出度に絶句してたし、刺激が強いか? しかしウチの予想は外れる。
「で……でもわたしくの……このスーツは……お兄様が実際に使用されていた……兄様から頂いたスーツですし……」
弱々しく発せられた純白少女の言葉は、ウチの胸に響いた。バニ様はそんな未納さんに「あら?」と近づく。
「珍しいスーツじゃない、よく持ってるわね。凄く価値があるスーツよ」
「で、ですわよね!」
未納さんは予期せぬ研究室長の肯定的なセリフにやや安堵をみせ──
「ええ。旧式も旧式、骨董品としての価値は素晴らしいわよ」
──たけれど、直ぐに顔から余裕が消滅する。
「見た感じ、第一世代夬衣守『ガニビラ』用のスーツかしら。未だ『スーツ構造学』において人体防御思考が強かった時代の設計だから、まぁ技術屋の私見で言えばナンセンスだけれどね」
ナンセンス、バニ様に悪意はない。あるのはただ技術者としての素直な感想だけだ。たぶん。
「で……でも真屡丹研究室長殿、こんな布切れじゃ……荷電粒子砲でも被弾したら……ひとたまりも無いんじゃなくって?」
「──未納橙子軍学徒、だったかしら?」
ぞわり、と。バニ様の声色が変わり、周囲の空気が重くなる。腐っても偉人だなコイツ。
未納さんの反論、内容は先ほどウチに対して言っていた内容と同じだが、反論の動機は恐らく感情論だ。このスーツを着る事を正当化したい。ただそんな純粋な想いが技術屋のトップに喧嘩を売るという結果を招く。
まさしく先日、ウチがミカヌーのスーツを守ろうとしていたバニ様との攻防が、目の前で繰り広げられていた。
バニ様は続ける。
「未納家のご令嬢さんだかなんだか知らないけど、アルマへの出撃経験も無い軍学徒の分際で、いっちょ前にアタシに文句言わないの」
「あ、いや……その、文句のつもりなどでは」
「──プレゼントって言ったはずだけど?」
バニ様は圧をかける。やめーや。ウチの班員のメンタルにダメージを負わすなや。
「真屡丹研究室長」
ウチは割って入る。しかしバニ様は無視して
「スーツなんて、荷電粒子砲どころか振動針でさえ防げない、ティッシュ同然の貫通度よ。だーから、求められるのは機動性と五感の感度なの。わかった?」
「真屡丹研究室長!」
ムキになってるし!! これさっき、ウチが着てたスーツけなされた時の恨みも入ってるな。「何よ?」とバニ様はこっちを振り向く。
「オホン、スーツの条件は『一、スーツは各自持参。二、同期可能であれば型は問わない。三、下着の着用は不可』の三つだけのはずですよね? 背中のニューロンデバイスさえ外に露出していれば何を着ても良い。違いましたか?」
「そうよ。でもアタシが作ったスーツは──」
「"家族"からのプレゼントらしいですよ、未納さんのスーツ」
ウチはバニ様の会話を遮り、顔を直視する。伝わらない訳無いよな? バニ様、あんたにこの気持ちが解らない訳無いよな?
兄様からもらったというそのスーツを握る未納さんの姿は怯えた小鹿の様だ。大事な家族なんだろう、スーツが、貰い物が心の支えになるほどに。
ウチは胸元のダイヤを握り、バニ様の顔をにらむ。バニ様はハッとした後に
「ごめんなさい。アタシも言い過ぎたわ」
と矛を収めてくれた。良かった、技術関連の事に関してはとてつもないこだわりがある彼だから、たまに頭に血が上る事もあるが……それよりも愛を重視して動いてくれる、根はとても優しい人なのだ。
ありがとう。大好きだよバニ様。
「エレメチアさん……」
ウチは首だけ未納さんの方を向き、ウィンクで返す。初のアルマだ。家族からもらったスーツで行きたいよな。
空気が軽くなったからか、更衣室では雑談が再開される。「動きやすくていいかもしれないわ」と、ヒナリア──口の悪さトップのアラギを常にそばでたしなめている軍学徒が更衣室に備え付けられた鏡の前で伸び縮みし、呟く。「でもあれだね。何かこれ、シーエさんが今着てるのに似てるよね」と。まぁそりゃ、一足先に貰ってましたしウチ。
「ご名答」
バニ様はヒナリア達の方を向き、得意げに言った。『動きやすくて良い』の部分がお気に召した様だ。
「あのこには昨夜のうちに渡しておいたのよ。……誰かさんが誤差同期記録を取り忘れたから、《黎》にわざわざ仮想接続室を開けてね」
「どう考えてもウチしかいないやん……申し訳無い……」
「電解質の高い特殊な素材だから、全身をインターフェイスにして神経細胞にまで夬衣守の五感を直接つなげられる優れものよ。……イデオには敵わないけどね」
憎々し気な目線でミカヌーを見るバニ様。やめーや! ミカヌー変な汗出てるやん!!
とまぁ色々と引っ掻き回した後、「検討を祈るわ乙女達」と手をヒラヒラさせながらウサギ男は更衣室を後にした。嵐みたいなヤツだなホント。
はぁ、とウチがため息をついてると後ろから「エレメチアさん」と声をかけられた。何だい未納さん?
「あの、先ほどは有り難うございました……」
「……家族からのプレゼントってさ、大切ですよね」
ウチはダイヤのネックレスをつまみ、見せびらかす。
「このネックレスも、親からのもらい物なんです。夬衣守の機動性を考えたら外しておいた方が良いんでしょうけど、どうしても付けてたくて」
「そうなんですね……あ、あと、お礼と共に。ごめんなさい」
「ん?」
「いやあの、貴方のスーツを破廉恥だなんだと……研究室長からもらったものと知らず……」
「んー、これは他の軍学徒も最初困惑してたくらいだし、しゃーないっすよ。股間部分の露出を上げたのはウチの独断だし、未納さんの指摘は間違えではない」
皆のスーツはショートパンツの様な構造になっている。股間接続部位をカットしてスカート状に改造したのはウチだ。理由は更なる動きやすさの追求と股間を出していたいから。日常生活を常にノーパンスカートで過ごしてるので、こっちの方が自然なのだ。衣服の違和感に気を取られて夬衣守の操縦を誤りたくもない。
ネックレスも同じ様な理由。ずっと首に乗っかってる小さな重みがウチに安心感を与えてくれる。
「未納……さん……ですか」
「?」
未納さんは自分の苗字を反芻している。どうした?
「先日、わたくしは『軽々しく橙子と呼ばないで欲しい』と言いました。きつい物言いでしたね。そちらも、ごめんなさい」
「いやいや! そんな改まらないで! 仲良く出来るならそれでウチは嬉しいですから!!」
「だから……その……」
未納さんはモジモジしながら
「実習から帰ってきたら、橙子と──そう呼んでもらえませんか?」
と頼んでくる。めっちゃ可愛いやん。
「何故今ではなく?」
「いえ、気恥ずかしくて……実習中に呼ばれたら動揺しそうなんです」
めっちゃ可愛いやん。
「解りました。敬語もそのタイミングで抜いて大丈夫で?」
「は、はい。よろしくお願い致しますわ」
「ん。あじゃあウチの事もシーエって呼んでな。苗字じゃなくてさ」
「はい」
バニ様、嵐の様に場を引っ掻き回して行ったが、橙子──心の中では今から未納さんじゃなく橙子と呼ばせてもらおう──ともかく橙子と仲良くなるきっかけを与えてくれたのは良かったな。さんきゅー。
更衣室の面々はどんどんと着替え終わり、夬衣守装着のためドッグへと向かう。橙子も兄からもらったというスーツを身に着け、準備を終える。
「……行きましょうか」
「おう」
「あ、シーエちゃん置いてかないで」
「……」
兄からもらったスーツを身にまとう橙子、母からもらったスーツを身にまとうミカヌー、バニ様のスーツを身にまとうウチとセロルちゃん。
四人はそろってドッグへと向かった。
『家族からのプレゼントってさ、大切ですよね』
先ほどのウチの言葉を振り返る。胸元のダイヤを見ると、いつまでも変わらない輝きがそこにあって。
(ウチらを守って、父さん、母さん……)
ネックレスを握るウチの手は、汗ばんでいた。
橙子の《統合生殖》体験はR18同人誌「エロマキナ」にて!
囚人Pさん執筆のエロ小説が読めます。もちろん挿絵はウチことDeinoです。
Boothで通販してたかな……?




