前書き
■ゼロマキナとは
かつこの惑星には『海』と呼ばれる水たまりがあった。
かつてこの惑星を『地球』と呼んでいた時代があった。
かつてこの惑星には『人類』と呼ばれる生物が生息していた。
わずかな面影を残した『人類』の放課後に──少女が一人、居眠りから目を覚ます。
さあ、何から──取り戻そうか。
ゼロマキナとは
・総監修、キャラクター原案、挿絵:Deino(いまこの文章を書いてるヤツ)
・著、原作:囚人P
・背景挿絵、敵メカデザイン:歯車ラプト
・キャラクター外見デザイン(シーエファミリー以外):字消
・商標:Groove
による連載中の電子書籍小説です。現在の所PHP研究所より電子書籍が出版されておりますが、著作権はDeinoと囚人Pに帰属し、自由に展開してよい権利を有しております。
そしてこの度、執筆の囚人Pさんと相談の元、IFルートの執筆をDeinoが担当する事となり、なろうに投稿しております。
・ゼロマキナ公式サイト
「ゼロマキナ」で検索!
・PV(見てくれると嬉しいな)
「慟哭の境界線へ」で検索!
■二次創作? いいえ違います
これは電子書籍「ゼロマキナ 架空蛹をシーエは撃てない」の公式IFルート小説です。
一見二次創作に見えますが、一次創作者による別ルートなので本作もれっきとした一次創作になります。本サイトに掲載する上での権利上の問題はありません。
■どんな内容? 目的?
本作は本作単品で楽しめる、理解出来る内容になっております(重要)
その上で、IFではない本筋ルートも読んで頂けると二重に楽しめると。
001話の中盤、頭痛のシーンでシーエの思考が本家や脳仕掛けの楽園のシーエの様に変化したらという実験的内容になっております。
これにより副題の通り、物語が始まりません。始まるイベントが起きません。結果、囚人さんの書かれたゼロマキナ版シーエは正しかったんだという事を証明するのが目的のIF小説です。
物語を動かすための装置の役割も果たしているシーエ・エレメチアの人格、それが変わってしまったら……。本家シーエならではのある選択と、そこから導かれる結末をお楽しみ下さい。
……あと本編の進行速度が囚人Pさんの忙しさもあり、すっごい遅い事から、ゼロマキナファンの方に空いた時間に楽しんで頂くという目的も多分に含んでおります。
本編と比較して読んで頂くのが最も楽しめる読み方ですが、ゼロマキナを未読の方でも読めるように、必要な設定はすべて盛り込んで行きます。ただ本編とは展開が異なりますのでIF作品中で活かされない、不必要な設定も出現します。それらの詳細は本編でお楽しみ下さい。
またその結果、1話の冒頭は本編と完全に同じ流れになっております。
逆に本編のネタバレも多分に含まれますが、発売から結構立つ話の部分ですし、本編の展開とは違った展開になりますので、ご容赦ください。
むしろ読んでみて面白かった場合は正しい展開を確認するためにも、市販のゼロマキナをご購入頂けたら幸いです。
なお文体は囚人さんの真似は不可能なので、Deino流の一人称視点文体で書かせて頂きます。(囚人さん文章上手すぎ問題)
ゼロマキナ特有の難しい漢字(数字や単位等)も現代風に置き換えて読みやすくしています。