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5話 舞い上がる心

葵視点です。

驚いた。


優希ちゃんの指が、私の唇に伸びてきた瞬間――

まるで溶かされるような、官能的な感覚が私を襲う。


まるで絡めとられたみたいに

瞳が絡み合うその時間が、止まったかのようだった。


きゅんと切なくなる胸の奥に、彼女を意識していると自覚させられた。


店を出るときにお礼を告げると

代わりに私の服への謝罪と共に


2人きりになれて、私も嬉しかったですと


はにかんで小さく付け加えられたその言葉に

どうしても期待してしまった。






ゆっくりと進みます

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