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3話 自覚
先輩視点。
優希ちゃんの弱みを利用してしまった。
我ながら後輩に奢らせるなんて―
そう自己嫌悪を感じつつも
あの熱く潤んだ瞳を私に向けているのを見ると
私の胸はどんどん高鳴っていく。
勘違いでもいい
この時間が続けばいいのに―
そう思う私がいる。
注文したケーキとコーヒーが2人分置かれる。
優希ちゃんお礼を言ってコーヒーに手を伸ばした瞬間
私たちの手が偶然触れ合う。
柔らかな一瞬の触れ合いに
どうしようもなく幸せを感じた。
後輩の女の子の名前を今更ながら決めました(-_-;)




