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ネトゲ脱出ゲーム  作者: はっせん(・∀・)
1/1

ひきこもりに起こった奇跡

有田來こと俺、18歳、ひきこもり歴3年のどうしよもないひきこもりである。

そんな俺にも得意なことがある。

それがオンラインゲーム、いわゆるネトゲというやつだ。

リアルには友達がいないがゲームでは友達が結構いたのだ。

そんな引きこもりのネットにいりびたった生活の中の話である。



俺がネトゲを始めたのはちょうど3年前の入学してまもなく、ひきこもりをはじめたときである。

もともと明るい性格でない俺は学校でも地味で目立たない、そこで周りのヤンキー達にいじめられてしまった。

「お前、飯買って来いよ、俺らの飯3人分、金はもちろんお前がだせよ?買ってこなかったらわかってるよな?」

とニヤニヤしながらヤンキー達はおどすのである。

しかし、身体も大きくなく勝てるわけもなくしぶしぶ買いに行きこのような日々が続いたのだ。

そして、もう1人いじめられていた子がいたのである。

その子の名前は片岡心恋、女の子だった。

その子は小柄で可愛らしいタイプの気弱な女の子で身体も弱いらしく、いつもヤンキー達に振り回されていた。

俺とその子はヤンキー達にいじめられた仲間のような感じで次第にしゃべるようになったが、その子は不登校になってしまったのだ。

そして、俺も不登校になってしまった蝉も鳴くようになった日ののことである。

その子からいきなりメールがきた。

「お久しぶりです。お元気ですか?あの……來くんも引きこもったということを聞いて。あの、私、ひきこもってゲームをしているんです、もしよかったら來くんもしてみませんか?」

という俺をいたわってくれるのを感じる優しい言葉でメールをくれた。

そこから俺のネトゲ生活がはじまる……



その子こと、心恋にすすめられたネトゲはRPG系のかわいい絵のものであった。

心恋も始めたばかりで一緒に進んでいこうとのこと。

それで俺は快く承諾すると心恋はものすごく喜んでくれた。

なんともそのネトゲは2人ごとに進む特殊なネトゲらしいのだ。

まず、はじめのボスにむかうことにした。

雑魚をなぎ倒しボスまで到達した。

しかし、情報によるボスとは違った。

「なぁ、心恋、状態のボスと違う気がしないか?」と俺は心恋に不安気に尋ねた。

心恋は「ほんとだね、なんかずいぶんと怖いボスがでてきちゃったね、戦う?」と聞いてきた。

俺はとてもボスと戦えるのを楽しみにしていたので「おぉ、戦おうぜ、心恋も援護頼むな。」と言ってボスの目の前まできてボスに剣を振りかざした。

だが、ボスにダメージはあたえられない。

「なんでくらわないんだ?なんかのバグか?」と思っているうちにボスがしゃべりだしたのだ。

「ふふふ、貴様の剣ごときでは私にダメージなど与えられぬ。私はこのゲームの支配人、そしてゲームと人間界の架け橋とでも言おうか。」などとわけのわからぬことを話すのだった。

それでも俺と心恋は攻撃を続けたがダメージをくらうことはなかった。

そして、ボスは「お前らを始めの実験台にする。お前らはこれからこのゲームの世界で過ごすようになる。」といい俺たちに拳を振りかざした瞬間俺たちのパソコンの画面は消え画面に吸い込まれるような感覚に襲われて俺は意識を失った。

そして目を覚ました。

そして目の前にはゲームそっくりな世界が広がっているのだ。

横には心恋の可愛らしいアバターが倒れている、そして俺の身体もアバター姿…

驚きとどうしていいかわからず「ゲームの中にいるじゃん!」と叫んでしまった。

ここからゲームの中の世界での生活、そこからの脱出のためにする生活がはじまるのだ。



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