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軽やかに

作者: まさや

あなたとお別れした。


でもなんも変わらない。


違うよ。


あなへの想いは途切れてるんだ。


でも僕は僕のままだ。


黒髪ショートヘアーが好み。


それは変わってない。


面影が残ってる。


思い出もある。


二人でいたときが窮屈だったわけでもなく、束縛と感じたこともない。


でもなんとなくだけど


これって


友達じゃないかな


って思うことがあった。


遠くもなく近くもない。


けれど共有する時間が僕らにとって必要であったのは確かだ。


一人きりじゃない。


君がいるから頑張れる。


そういうときもあった。


でも全てがそうじゃなかった。


ちょっとした隙間があった。


冷たい風は吹いていたんだ。


気持ちはコロコロと変わっていくもの。


好き嫌いも。


だから身勝手な話だけど、またあなたを想う日がくるかもしれない。


友達でいられなくなるかもしれない。


男女の友情は成立しないって誰かが言ってた。


人は型にはまるのを嫌うくせに、経験だけで物事を判断する。


同じ人はいない。


根拠はないけど、成功するって思うときがあるでしょ?。


それと同じ。


あなたと私が今まで歩んできた道のりと時間、それから歩幅。


何一つ変わってない。


ほら。


今だってこうして笑ってる。


恋や友情じゃない、もっと近くて遠い距離。


あやふやさ。


説明なんて出来ないよ。


手を繋ぐことが幸せ。


一緒にいることが幸せ。


そういう世間一般の幸せとはかけ離れた時間と空気が僕らの中には存在する。


別れたというより


今を生きることにしたんだ。


将来を考えると


時間が重くなってしまうから。


一分一秒という単位は僕らの時計にはないのさ。


今を楽しく生きたい。


その選択が別れになった。


でも変わってない。


ほら。


また……








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