表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/454

観賞

それは何度も来る、乗り越えないといけない壁は。

目を逸らし挑まなくても、前には進むだろう。

しかし到達地点が違う、戻りやり直す事はできない。

時は残酷だから・・・。


後悔を背負いながら、挑戦を決意した、2つの魂の熱を浴びていた。

「これで3本が蘭姉さんバックで」その楽しそうなウミの説明を、書きながら聞いていた。

ユメはエミとミサが来たので、エミの勉強を教えながらミサの塗絵を見ていた。

楽しそうに笑顔で、松さんが来て微笑んで見ていた。


「覚え、いいじゃない」とウミが笑顔で言った。

『なんか、スパイみたいで楽しい』と笑顔で返した。

「じゃぁ私達、帰って準備してきます」と松さんに挨拶して、2人で出て行った。

私は松さんにTVルームを任せて、ハルカと予約の確認をした。


蘭が迎えに来てアパートに帰って、蘭特製のオムライスを食べた。

ユメ・ウミの話をしたら、本当に嬉しそうに微笑んだ。


蘭と7時過ぎにPGに入った。

TVルームで3人娘に会ってから、フロアーの指定席の準備をした。


「コールまでいい?」と準備ができたウミが来て言った。

『もちろん』と言って、明るい10番席でサインの続きをしていると、ユメが来た。

「ユメちゃん、いつまでに終わりそう?」と千秋が来て、ユメに微笑んで聞いた。

見ると後ろに四季が揃って立っていた。

「明日で終わります」とユメが言って「覚えるかは別ですが」とニッと私を見た。

「それが、大問題」と美冬が言って、6人で笑った。


「とにかく、明後日から。うちらのもよろしく」と千春さんが笑顔で言った。

『どうしようかな~』と私が言うと。

「皇帝よろしく」と千夏さんが言った。

『よし』と笑って海と続きをはじめた。

四季はフロアーのセンターで綺麗に横一列になって。

バレエダンサーのようなお辞儀を、全員で揃える練習をしていた。

見ると、カスミが6番席で、ハルカに複雑なサインを聞いていた。

「綺麗に揃うようになってきたね、さすが四季だね~」と準備のできた蘭が、四季に微笑んだ。

「いつか見せる、舞台があるといいね」と蘭が言って、四季と笑顔で話していた。


時間も迫り女性が円になりだしたので。

私も指定席に戻ろうとした時に、受付にキングが来た。

私と目が合うと、キングは右手を上げて笑った。

私は一礼して駆け寄った。

『いらっしゃいませキング、先日はありがとうございました』と挨拶をした。

「なんでもね~よ」と笑顔で言った。

「いらっしゃいませ、梶谷様」とユリさんが言った。

「おう、ユリPGが新しくなったのを、もう少し見たくてね。いいかい?」と微笑んだ。

「勿論です、ご案内します」と言ってハルカを見た、ハルカが頷きキングを3番席に案内した。


「チャッピー開演まで、梶谷さんをお願い」と言って薔薇で微笑んだ。

『了解』と笑顔で言って、3番に向かった。

『四季を全員呼ぶサインは?』とハルカに聞いた、ハルカは不思議そうに。

「こう」と指で示した。

『了解』とニッで返した。

『ようこそいらっしゃいました、開演までお相手しま~す』とキングを見た。

「お手柔らかにな」とキングが楽しそうに笑った。


「ここで作れよ、ハルカ」と横で屈んで、キングの酒を用意してるハルカに、自分の隣を指差した。

「ありがとうございます、失礼します」と隣に座った、緊張しながら。

それをキングは優しく見ていた。

『キング、今日は早いですね』と笑顔で言った。

「おう、仕事で嫌な事があってな・・だから、今一番楽しいだろうPGにきたんや」と笑った。

『じゃあ今夜の第一幕は趣向を変えていいかな?』と笑顔で聞いた。

「おお、いいね~楽しみや」と笑った、その時。

「今夜も開演しましょう」のユリさんの声があり、「はい」のブザーが鳴った。


私は立ち上がり、まだ他の客が来ないのを確認して。

『キングの希望により、今夜の第一幕は趣向を変えます』とフロアーに向かい言った。

全員が私を見た。

私はハルカに聞いたサイン【四季】を出し【3番】を出し、フロアーのセンターを指差した。

その時の四季が凄かった、互いを何も見ずに横一列に綺麗に並び。

バレエダンサーのお辞儀をした、一瞬も流れは淀まず、綺麗に4人がシンクロした。

キングはそれを見て。

「素晴らしい」と笑顔で四季に拍手を送った。


四季が来て私とハルカは交代して、2人で3番をあとにした。

「どういう精神構造をしてるの?」とハルカが言った。

『まずかったかな?』と聞き返した。

「梶谷さんと、ユリさんの笑顔見たでしょ。悪いわけないよ」と笑った、私はVサインを出した。


「お前は、やるな~」と指定席に戻る途中で徳野さんに言われた、リンさんも微笑んでいた。

私は頭をかきながら、顔だけで照れた。

「絶対に、よそに引き抜かれないでね」とユリさんの声がした、私は振向き。

『勝手してすいません』と詫びた。

「なに言ってるの、褒めてるのよ」と薔薇になって、「四季の後は当然、ユメ・ウミを振りますから」と笑顔で言って、戦場に出て行った。


3番を見るとキングが4人に囲まれて、楽しそうに微笑んでいる。

9時前に8割程席が埋まり、ユリさんが3番にユメ・ウミを紹介していた。

キングは嬉しそうに、2人を招き入れた。

ユリさんは一礼して、3番を離れた。


「やるね~フロアーマネジャー」そう言って蘭が微笑んだ。

『お披露目の最高の舞台だったでしょ』と笑顔で返した。

「うん、四季は喜んでるよ~浮気するなよ」と笑顔で睨み戦場に戻った。

私が3番を見ると、3人とも笑顔で談笑していた。

《がんば》と心で応援した。


9時30分を過ぎた頃満席になった、3番は帝王と女王の鎮座する場所になっていた。

「私とのスペシャルサインは~」と後ろから声がした。

『目を見れば通じるだろ俺達は』と振向きながら言った。

「うん」とカスミが妖しく微笑み、戦場に戻った。

まずいと思いフロアーを確認したら、満席で蘭も四季も忙しそうにしていた。

四季がそれぞれ来て。

「ありがとう」と言って微笑んだ、私は都度Vサインで答えた。


11時になるころ、客も一段落した。

キングはまだいて、ユリさんと談笑中だった。

「いらっしゃ~い、うれし~」と蘭の声が受付で響いた、見ると生臭が来て笑ってた。

《やっぱり》と私はと思っていた。

生臭は一張羅であろう着物を着ていた。

6番に通そうとすると、キングが立って深々と生臭にお辞儀をした。

そして生臭を、自分の席にと手招きをした。

《わちゃ~知り合いだ》と私は驚きながら見ていた。


生臭と蘭が3番に座り、ユリさんが生臭に挨拶している。

生臭の見たこともない笑顔を見ていた。

キングと生臭とユリさんと蘭が座る、その席を怖いと思いながら見ていると。

蘭が沸点を目指して、炎を上げたのが分かった。


その日も終焉が近づいてきた。

「和尚に挨拶しておいで」と蘭が満開で微笑んだ。

『ねっ来たでしょ』と笑顔で返すと。

「うん、素敵な人ね」と笑って、「カスミを紹介してね」と言って銀の扉に消えた。


私はカスミを連れて3番席に行った、和尚とキングとユリさんが談笑していた。

『和尚、ようこそいらっしゃいました』と笑顔で言った。

「おお、がんばってるな」と笑顔で答えた。

『和尚に紹介します、今若手No1のカスミです』と言うと。

「カスミですよろしくお願いします」とカスミが前に出て、頭を下げた。

「見事だ、見事な外観じゃ・・だが内観を出すのが怖いか?」と優しい言葉で和尚が言った。

カスミはハッとして、和尚を見て立ち尽くした。

キングもユリさんも、見ていない振りをしていた。


私は蘭がなぜ俺に、言いに来たのかと考えて。

『カスミさんどうぞ、横に』とカスミを促した。

「失礼します」とカスミは言って座ったが、目は和尚と見つめ合ったままだった。


カスミはもう一段上がるために、乗り越える時が来ていた。

蘭が演出した、踏み出せないカスミに・・和尚とういうきっかけを。


私は何も分からずに、カスミを見ていた。


その圧倒的容姿に隠された物など、分かろうともせずに。


カスミの目は和尚を見ている、妖しい輝きを増して、何かを訴えている。


あの時豊兄さんは何を感じ取ったのだろう、カスミと目で語った時に。


私は何も分からずに見ていた・・その観賞するための容姿を・・・。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ