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理解者

変化の時は来る、感じないと見過ごす。

変化を受入れる心、勇気と自信を問われる。

楽しんで受入れよう、若さとはそれが許される、季節の事だから。


7時を少し過ぎて、私はマリアを松さんに頼み、フロアーに入った。

四季とユメ・ウミが10番で驚きながら、シオンを見ていた。

美冬が複雑なサインをシオンに送り、シオンがニコちゃんでサインを返していた。

私は唖然としてみていた、覚えたのは理解したが、使いこなせるとは、思っていなかったのだ。

千秋が笑顔で、私を手招きした、私は10番に歩み寄った。


「私達はまた、エースに礼を言わないといけないみたいだね~、シオンをありがとう、エース」と千秋が微笑んだ。

『シオンの意志ですから、近い将来、フロアーに立ちたいらしいですから』と笑顔で返した。

6人がシオンを優しい笑顔で見ていた、私はシオンに笑顔で頷いて、指定席に戻った。

久美子が課題曲に入った、シオンが久美子を見ていた。

曲が進んで、シオンが最高のニコちゃんになって、飛び跳ねて久美子に笑顔を送った。

久美子も最高の笑顔で、頷いて答えた、輝いていた16歳の輝きで。


シオンが私の席に戻り、久美子が演奏を止めた、集中した表情が出た。

その日の最後の曲は、静かに始まり段々と激しくなって、最後は腰を浮かせて鍵盤を叩いた。

シオンは目を閉じて聞いていた、可愛い横顔だった。

久美子は弾き終ると、放心状態でニヤニヤと笑っていた、納得した感じの良いニヤだった。

シオンが立って拍手をした、全員の拍手の中、久美子が頭を下げた。


ユリさんが入り、女性が円を描いて立った。

ユリさんが薔薇で、シオンに手招きをした、シオンもニコちゃんで円に加わった。


「今夜から、いよいよシオンが来てくれます。

 近い将来、必ずエースの許可をとり、フロアーに来ると信じています。

 シオンを感じて欲しい、必ず得ることが沢山あります。

 私はシオンの才能、その感性に初めて触れた3年前に・・嫉妬しました。

 シオンが久美子ちゃんと同じ、16歳の時です。

 私は2度だけ、16歳の少女に嫉妬しました、詩音と久美子に。

 私が持っていない感性に気付いて、だから今・・本当に嬉しいのです。

 シオンの検討を、心から祈ります」


シオンに薔薇で微笑んだ、シオンは真顔で頷いた。

シオンが私を見た、私は意識して優しい笑顔で頷いた。


「シオンです、よろしくお願いします。

 私は人より何をしても遅くて、普通の人とペースが合わなくて。

 でも頑張りますから、皆さん教えて下さい。

 シオン、簡単な事でも聞くけど、皆さん教えて下さい。

 シオン、知りたいんです、色んな事、知りたいんです。

 そして教えてやりたいんです、シオンも出来るって。

 仲間がいれば、シオンにだって出来るんだって・・・・。 

 シオンは必ず出来るところを見せます・・・もう一人の寂しいシオンに」


シオンは真顔で頭を下げた、女性全員で拍手をした。

女性達は必死だった、プロとして開演前のフロアーに立つ、その時に涙は厳禁だったから。

シオンの心の叫びの、言葉の歌が伝わって、全員の顔が集中に変ってきた。

私はシオンを迎えに行って、少し後で開演の合図を見せた。


「今夜も開演しましょう」の薔薇の声に、「はい」のブザーが鳴った。

シオンはそれを、可愛い真顔で見ていた、いつの日かその円に入ると、言っているようだった。

シオンを指定席に座らせて、笑顔を向けた。

『シオン、サイン見ながら、誰か来たら話を聞いて、俺かリンさんに伝えてね』と微笑んだ。

「うん、頑張るね、先生」とニコちゃんで返した、私は笑顔で返して、ハルカポジションで待った。

開店2分前だった、入口には開店を待つ多くの人の声が、かなり響いていた。


「エース、ちょっと」と美冬が笑顔で呼んだ。

『なんでしょ~、美冬』と歩み寄って声をかけた。

「私達、シオンちゃんとお話しがしたいから、ハルカポジションで頼める?」と微笑んだ。

『シオン、サインでお話ししてみる?』と笑顔で聞いた。

「はい、シオン頑張ります」と美冬と私にニコちゃんで言った。

「分らない時は、そう言ってね」と美冬がシオンに微笑んだ。

「はい」とシオンは可愛く笑って、サインで【了解】【美冬】と素早く出した。

「上手~、エースもう抜かれたね」と私にニヤを出した。

『美冬、気を付けろよ、シオン英会話得意だぞ』とニヤで返した。

「ほんとに~、嬉しい~楽しみ増えた~」と笑顔で言って、指定位置に戻った。


私はハルカポジションに、シオンを座らせて説明した。


『シオン、こっちからは見えるけど、向こうからは見えないんだよ。

 だからサインを見て、返す時は手を上げて、送るんだよ。

 疲れたら、休憩して良いからね』


ニコニコ顔のシオンに言った、シオンも頷いた。

私は指定席に戻って座った、その時に開店した。

月曜日を、ものともしないスピードで、客席が埋まった。

シオンはニコちゃん継続で、フロアーを見ている、楽しそうな笑顔に安心していた。

開演15分で満席が達成し、満席記録更新の継続が決まった。

シオンに、Vサインを出させ、熱が上がった。


四季も落ち着いたのか、シオンにゆっくりとサインを出しはじめた。

残念ながら、四季の複雑なサインだったので、私には理解不能だった。

シオンはニコちゃんで的確に答えてるらしく、四季も楽しそうだった。

そして私にもフロアーの女性にも、衝撃が走る。

千夏と千秋のサインが重なった時に、シオンは両手を上げて、左右別々サインを2人に返した。

これにはユリさんまで一瞬停止した、私は女性達の反応を見て、驚きながらニヤニヤしていた。

《シオン、何を見せてくれるんだろう、楽しみだな~》と思ってシオンのニコちゃんを見ていた。

次にフロアーに出てくる者の、その無限の可能性を感じて、熱が急上昇をはじめた。


その時にキングが受付に来た、私は受付に歩み寄った。

《さすがキング、感が鋭い》と思いながら、シオンを誘った。

『キング今晩は、紹介しますPGの新しい研修生の、シオンです』と笑顔で言った。

「梶谷様、ようこそいらっしゃいました、シオンです」と可愛く笑って頭を下げた。

「おっ、シオンちゃん綺麗になったね~、PGかリアン喜んだろ~」とキングが優しく言った。

「はい、泣いてました~、リアン最近泣き虫です・・歳ですかね~」とニコちゃんニヤで返した。

「シオンちゃん、エースに魔法をかけられたね」とキングも楽しそうに返した。

「はい、強力バンバンの奴を~」と可愛く笑った、キングも笑って頷いた。

シオンを席に返し、キングを見た。


「同伴行くか、小僧」とキングが微笑んだ。

『嬉しいですね、キング俺の行きたい店で良い?』とニヤで言った。

「なんか怖いけど、良いよ」と笑顔で返した。

その時マダムが挨拶に来て、同伴場所を、ミチルの店と小さく囁いたらハッとして、笑顔で頷いた。

シオンに、口パクで【ちょっと行ってくる】と言ったら。

ニコちゃんで、【了解】とサインで返してくれた。

エレベーターに向かう時、ユリさんを見た、目が合って真顔で頷いた。

ユリさんは、深い目の薔薇で微笑み、【了解】とサインをくれた。


キングと通りにでて、私は真顔で言った。


『キングごめん、ミチルの店に付き合って。

 ミチル、心が解放されたんだけど、自分で自信がまだ持ててない。

 俺の試験受けるかって、今日聞いたら、受けるって言ったから。

 キングに行ってほしい、俺には他に方法が思い浮かばないんだよ。

 キングは嫌な思いするかもしれないけど、お願いしたいんだ。

 駄目かな?』


真顔でキングを見た、キングも真顔で私を見た。

「なんでもね~よ・・解放の経緯だけ行きながら教えてくれよ」と私の肩に手を置いて言った。

『キング、ナギサ知ってるよね?』と笑顔で聞いた。

「もちろん・・ナギサが、どうかしたか?」と真顔で返した。

『キング最近忙しくて、夜街出てなかったね~』とニヤで言った、キングもニヤで頷いた。

『俺がナギサを連れ戻して、今ナギサPGにいるよ』と笑顔で言った。

「本当か!やってくれたのか」と嬉しそうに笑った、私も笑顔で頷いた。

キングが笑顔で右手を出した、私も笑顔で右手で握り返した。


「俺は久々に感動したよ、そして自分の夢が、叶うんじゃないかと思ってるよ」と私を見て。

「小僧と蘭がゴールインする、俺の夢がね」と優しい目で笑った。

『キング・・ありがとう、キングに言われると・・俺・・本当に嬉しいよ』と下を向いて涙をこらえた。

本当に嬉しかった、圧倒的高みにいるキングに言われて、感情が溢れていた。

キングは優しく、私の頭の上に右手を置いていた、その温もりが嬉しかった。


『それでね、ナギサを・・・』ホストクラブで混乱して、ミチルに会った経緯を話した。

キングは頷きながら聞いていた、優しい笑顔で。

話終わった時に、ミチルの店の前に着いた。

『キング、少しだけ待ってて』と微笑んだ、キングは笑顔で頷いた。

私は店に一人で入った、客はまだ来ていなかった。

カウンターにホノカが居て、私を見て微笑んだ。

「いらっしゃい、エース」とホノカが笑顔で言った。

私も笑顔で返した、その言葉でミチルが飛んできた。

「早いね~、試験かい?」と真顔で聞いた、氷河の光を確認して頷いた。

『ミチルが、早いと思うなら、今夜はやめとくよ』と真顔で返した。

「私は、ミチルだよ・・エースもいてくれるんだろ、やるよ」と妖艶に微笑んだ。

『分った、待ってて』と微笑んで、キングを呼びに行った。


キングが入口から姿を見せると、ミチルは固まっていた、でも目の輝きは落ちる事はなかった。

「ミチル、久しぶりだな、元気そうで良かった」とキングがミチルに近づいて微笑んだ。

「梶谷さんも、お元気そうで」とミチルが目を潤ませて、頭を下げた。

梶谷の名前に、ホノカともう一人の女性に緊張が走った。

『ミチル、大丈夫だね、BOXで2人で話してきて、俺カウンターにいるからね』とミチルに優しく言った。

ミチルは真顔で私を見て頷いて、キングを案内して、奥のBOXに向かった。

私はその姿を見ていた、綺麗に伸びたミチルの背中を。


2人は段々会話が弾みだしたようで、少しづつ笑顔が見えていた。

私はそれで安心して、カウンターの隅に座った。

「本当に何倍にもして、返すんだね~・・さすが最後の挑戦者」とホノカが微笑んだ。

『最後の道標には、遠く及びませんよ』と微笑んで返した。

「エースと会った日、ジン帰りにここに来て、話してくれた、ジンのあんなに嬉しそうな顔、初めて見たよ」とホノカが華麗に微笑んだ。

『ジン、素敵だよ、男の俺から見ても』と笑顔で返した。

「ねぇ、エースどうして、あんなに混乱したの、ジンはエースの言った事までは、教えてくれたけど」とホノカが言った。

ホノカの美しい顔を見て、興味本位でない事は分った。


『ねぇ、ホノカ・・ホノカから今から言う事、ジンにそれとなく伝えて、男同士じゃ照れるから』と微笑んだ。

「了解、ちょっと待って」と言ってカウンターを出て、隣に座った。


『俺、あの台詞を言って・・自分の言葉に自分で撃たれたんだよ。

 心のもう一人の自分が出てきて、お前も同じだろうと連呼されたんだ。

 23歳の女を13歳で追ってる俺は、同じだって感じたんだよ。

 そしてミチルに言われたんだけど、愛される覚悟が全然足りなかった。

 最初の頃から、勝手に愛してるとか、片思いとか言って、自分を誤魔化していたんだ。

 最近、愛されてる実感があって、もちろん嬉しいんだけど。

 知らぬまに、どこかで重圧になってたんだね。

 まだ仕事すら遠い中1の俺には、人生設計なんて想像も出来ないから。

 それだから、愛されて、もし何年後かに破局したら。

 蘭は取り返しがつかないって、思ったんだよ。

 それでここに来た、ミチルに覚悟の本質が聞きたくて。

 ホノカに腕を掴まれた時、本当に嬉しかったよ、涙が出そうだった。

 ありがとう、ホノカ。

 心の限界を感じて、もうフラフラで、ホストクラブのエレベーターまで、なんとか歩いた。

 その時ジンが腕を掴んでくれて、大丈夫かって・・絶望させてごめんって・・・。

 そう言って階段まで肩を抱かれて歩いたんだ、ジンに泣けって言われて・・泣いたんだよ。

 見たらジンも泣いていたんだ・・・・俺はその涙で止まった。

 断崖の上でギリギリで止まった・・・ジンの道標が有ったから・・・。

 涙の道標に・・・諦めるなと書いてあったから」


ここで限界だった、ジンの話をして、ホノカとミチルの顔を見て、ついさっきまでシオンといたから。

鮮明に記憶が蘇って、全員に感謝の気持ちが湧いてきて、愛されてることが嬉しくて。

泣いていた、ホノカに優しく抱かれて・・泣いていた。

ジンに感謝していた、あの涙を思い出して、道を間違わなかったことに。

ホノカの優しい香りと、暖かい温度に包まれて。

微かに震えるホノカの体が、ホノカの泣いているのを伝えてきて、切なかった。


「ジンが言ってたよ、最後の挑戦者の意味を感じたって。

 その深い意味に触れて、涙が溢れたって。

 四天女が、13歳の少年に送った、称号の意味を感じたって。

 それは・・夜街、いえ大人達全員の、果たせぬ夢だって。

 背負わされた物が、自分とは比べられないと言ってた。

 だから俺は、全力で道を示すって・・辿り着いてほしいから。

 最後の挑戦者に・・その頂上にって言ってたよ」


ホノカの優しい言葉で伝えられ、ジンを想っていた。

俺は絶対に諦められないと、そして言い訳もできないと、支えられて立っているんだから。

顔を上げホノカを見た、美しい顔が間近で微笑んだ、私も微笑んで返した。

高貴な光に触れて、元気が出てきた、果てしない道を歩く元気が。


『ありがとう、ホノカ・・俺はホノカが勝つと思ってたよ』と笑顔で言った。

「カスミという、化物作っといてよく言うよ」と華麗ニヤで返された。

『今から、千回可愛いって言おうかな~』とニヤで返した。

「それより、スズメを食べに、連れてって」と華麗に微笑んだ、美しいホノカの顔を見ていた。


「ホノカ2人で梶谷さん、頼める・・カスミと競うんなら、最高のチャンスだよ」ミチルがホノカに言った。

「もちろん、また来てもらいますよ・・エース、ありがとう」と華麗に微笑んで、ミチルに連れられて行った。

ミチルが妖艶笑顔で帰ってきた、その笑顔が嬉しかった。

「エース、お願い・・ユリカスペシャル」と妖艶ニヤを出した。

『了解』と言って立ったら、ミチルが腕を組んできた。

2人でエレベーターに乗って、階段前でミチルを抱き上げた。


『完全復活おめでとう、ミチル・・嬉しかったよ』と階段をゆっくり登りながら微笑んだ。

「ありがとう、エースのおかげで、間に合った気がするよ」と美しい真顔で言った。

『今からだろう、ミチル・・五天女なんだから』と笑顔で返した。

「五天女ね~、私が天女ね~」と妖艶ニヤを出した。

『いいじゃない、世間に呼ばせとけば、ホノカの為にも呼ばせときなよ』とニヤで返した。

「そうだね、ホノカの為だと思えば良いのか~」と微笑んだ。

『ユリさんだってそうだよ、お店の女性の為に呼ばせてるんだよ』と微笑んで返した。

「ユリは別格だよ、私は友として誇りに思うよ」と嬉しそうに笑った。

『俺も出会えて良かったと思ってる、ミチルにも』と微笑んで返した。

「また、好きになったよ・・エース、たまには来てね」と妖艶に微笑んだ。

『もちろん、俺も好きになったよ、今日は2回も』と微笑んだ。


店に帰ると、キングはご機嫌で、ホノカともう一人と話していた。

PGから電話が入って、キングが支払って店を出た。

通りに出てても、キングは笑顔でご機嫌だった。


PGにエレベーターで入って、カズ君に案内を頼んだ。

「小僧、ありがとう、最高の夜だったよ」とキングが笑顔で言った。

『キングありがとう、また期待してます』と笑顔で言って頭を下げた。


指定席に戻ると、シオンがニコちゃんで、まだサインを飛ばしていた。

私がオレンジジュースを持って、シオンを休憩に誘った。

『シオン大丈夫?疲れない?』と心配で聞いた。

「全然大丈夫で~す、楽しいよ、シオン」と可愛いニコちゃんで笑った。

『でも最初から、飛ばし過ぎたら駄目だよ、元長距離選手なら分るでしょ』と微笑んだ。

「はい、先生・・ニコちゃんランナーで頑張ります」と可愛く笑った。

3番を見ると、ユリさんが本当に嬉しそうに薔薇で笑ってた、私も嬉しくて笑顔になった。

そしてナギサが呼ばれた、少し緊張気味のナギサがキングに挨拶した。

隣に座って何か言われて、ナギサは笑顔で泣いていた、華やかを撒き散らして。


シオンの初日は順調に進んでいた、何かが確かに変化していた。

シオンは見せる、許容量の広さと大きさを、9人衆はすぐに気付く素敵な事の始まりを。

そしてこの夜の報告会で、蘭の爆弾発言が飛び出す、私はただウルウルを繰返す。

夏の夜の幻想の宴、男達は笑い、女優は微笑む。

生きている実感を求めるように、人生が一瞬の連続だと言うように。


シオンは小学校入学時に、普通のクラスは難しいと言われたらしい。


その時代、いや今でもある、行政の狭き心。


シオンはなんとか普通クラスで、義務教育を終了している。


私立高校に行き、この時短大生である。


シオンの才能は認められず、ここまで来ていた、なぜ理解者は現れないのだろう。


シオンの言うもう一人の寂しいシオン、とは・・・。


教師にも相手にされなかった、シオンだと本人が言った。


シオンこそが天才、そして最良の最高である。


家族以外の、他人に理解されるまでに、19年経過している。


現代はそんな事は無いと、誰かが言いきれるだろうか?


心の一人の部屋で埋もれている才能は、無いのだろうか。


シオンのある日の呟き・・「普通って何だろう?どこにも書いてない、だから分らなかった」


シオン・・君は普通じゃないよ・・普通なんて・・ただの言い訳だから。


シオンは削除したんだね、それでいいんだよ。


だから普通の人になんて、ならなくていいよ・・・・詩音。















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