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責任

深夜の狭い雑居ビルの森、仕事を終えた女優達が闊歩していた。

私が見上げる夜空には満天の星が瞬き、古のロマンに誘っている。

私は突然きつく抱かれた、香りだけで誰か分っていた。


「だから、頼むから・・空を見るなよ」とカスミが耳元で言った。

『ごめんねカスミ』と私もカスミの耳元に囁いて、背中に腕を回した。

通りを歩く人の視線など考えない、カスミの生き方に包まれていた。

「蘭、絶対危険だよあの感じは」とナギサの声がした。

「最近あんな事ばかりするの、いけない子なの」と蘭が満開で笑った。

「くそ~また邪魔が入ったか~」とカスミは顔だけで振向いた。

「最近リハビリ頑張ってるね~、カ・ス・ミ」と蘭が最強ニヤを出した。

「あら、私はもう大丈夫って言ってたような~」とナギサが華やか二ヤで続いた。

「お前のせいで、怖いコンビが出来たじゃないか」と離れながら、不敵で言った。

『カスミ、まだリハビリは終了してないぞ』とニヤで返した。

「うん、そうだよな~」とカスミが微笑んで、お休みをしてタクシーに乗った。


私も蘭とナギサとタクシーに乗って、帰路についた。

「確かにあんな素敵な子とあの関係なら、寂しいよね~」とナギサが私に微笑んだ。

「大丈夫よ、後からどんどん湧いて来るから」と腕を組んでる蘭が笑顔で睨んだ。

「私がいるからね~、私暫く男はいらないから」と華やかニヤで言った。

『蘭、信じるなよ、すぐにコロッと行くから要注意だぞ、華やか娘は』とニヤニヤで返した。

「了解です、隊長」と蘭も満開ニヤでナギサを見た、ナギサは華やかウルを出していた。

「で、シオンちゃんに何したか述べよ」と蘭が満開で聞いた。

『少し抱きしめて、ローズビルでユリカスペシャル』と反省の顔で言った。

「なぜ出来るのかな~、シオンちゃんも難しい子なのに」と蘭が満開ニヤで言った。

「難しいから行くんだよね~、私の所に来た時も本当に楽しそうだったよ」とナギサが微笑んだ、蘭も満開で微笑んでいた。


その時にアパートに着いた、蘭とナギサが洗面所に消えた。

私はテーブルを運び、私の布団を蘭のベッドの横に敷いた。

ナギサが先にイチゴのパジャマを着て部屋に入った、私に最強華やかニヤを出して。

私の手を引き、布団で腕枕をさせた、その間近に溢れ出る色気に少し緊張した。

「こら~、違うでしょ・・大きく間違ってるでしょ」と蘭が満開で言った。

「あら、そうだったの」とナギサが華やかニヤでベッドに行った。

「なぜ従う、お熱も無いのに」と私の横に座って、笑顔で睨んだ。

「お熱ある時はいいの!」とナギサが笑顔で言った。

「添い寝だけよ、その華やかさどっかに隠しときなさいね」と蘭が満開で微笑んで。

「ナギサ、今日は疲れたでしょ、ゆっくり休んでね・・本当によく帰ってきたね」と蘭が真顔でナギサに言った。

「蘭・・ありがとう、もう心配かけないから」とナギサは涙を流して言った。

「私はもう泣かない・・私は5秒で寝るからね」と言って蘭が電気を消した。

「1・2・3・4・5」と言って私の腕の中に入って来た。

私は蘭を引き寄せて、震えて泣いている蘭を抱きしめた。

ベッドの上からナギサのすすり泣く声が聞こえた、蘭の喜びが伝わってきて嬉しかった。


私は眠れずに蘭を見ていた、静かになっていたが眠ってはいなかった。

ナギサは疲れていたのだろう、寝息が聞こえた。

「眠れないの?」と蘭が小声で囁いた、私の胸に顔を付けたまま。

『蘭こそ、眠れないの?』と静かに囁いた。

「嬉しくて眠れないよ、こうしていたいの・・酔ってなくても出来たから」と囁いた。

『蘭、俺は蘭のおかげで自分が少し理解出来てきたよ・・ありがとう』と囁いた。

「うん、嬉しいよ・・ナギサの事は勿論だけど、今夜の9人への話は嬉しかった」と言って顔を上げた。

『顔上げるなよ、近すぎて緊張するだろ』と焦って言った。

「寝てるよね~」と蘭が満開で微笑んだ、私は嬉しくて目を閉じた。

「ありがとう、ずっと側にいてね・・大好きだよ」と言って唇にキスしてくれた、私は嬉しくて少し震えた。

「起きるなよ、恥ずかしいから」と私に強く抱きついた、私は目を閉じたまま蘭を支えていた。

蘭の寝息を確認して、蘭の額にキスをして眠りに落ちた。


翌朝自然に目覚めた、蘭は私の胸の上にいた、優しく腕を抜いて蘭を枕に寝かせた。

ベッドのナギサを見ると、嬉しそうな笑顔の寝顔で眠っていた。

私はクーラーをONにして、洗面所に向かった。

歯を磨き、顔を洗ってキッチンに行った。

ご飯を炊いて、味噌汁に挑戦した、豆腐とワカメに薄切り大根を入れた。

祖母の家に脱走していた時は、常に手伝っていたので味噌汁は少し自信があった。

卵焼きを焼いて、鮭の小さな切り身を焼いていると、蘭とナギサが起きてきた。


「蘭、本気で言うね、エースちょうだい」とナギサが美しく笑って、蘭を見た。

「いいでしょ~、幸せな生活ってこういう事だよ」と満開ニヤで返した。

「いいな~、ちょうだい・・ねっちょうだい」と2人で笑いながら、洗面所に消えた。

私は布団を片付けて、テーブルを戻して、窓を全開に開けた、

真っ青な青空が向かえてくれた、マミの水着姿を想像してニヤニヤしていた。

朝食の準備が出来た時に、2人が帰ってきた。


「涙が出そうになるね、蘭は幸せだね」とナギサが蘭に華やかに微笑んだ。

「味噌汁は私も初めて、ナギサが来たからスペシャルサービスだね」と満開で笑った。

3人で朝食を食べた、2人が味噌汁を褒めてくれた。

「ユリカ姉さん何時に来るの?」とナギサが私に聞いた。

「大丈夫なんだよ、誰かさん合鍵持ってるから」と蘭がナギサにニヤをした。

「やっぱりエースが、ユリカ姉さんを解放したんだね」と華やかに微笑んだ。

「確かに、解放って言葉がピッタリだよね」と蘭が満開で返した。

『俺には分らないよ~、今のユリカしか知らないから』と笑顔で返した。

「魅宴を辞める頃は、もっと聡明で近寄り難い雰囲気があったよ」とナギサが言った。

「独立して、少し変ったけど、最近の変化は驚くばかりだよ」と蘭が満開で微笑んだ。


『そうなんだね、この前ユリさんが、ユリカの感性を受入れた姿に感動したって言ったから』と笑顔で言った。

「その相互効果で、あなたも自分を受入れられたんだよね~」と蘭も笑顔で返した。

「エースは凄いよ、私はあんな風に人の話を聞けたのは、初めてだったよ」とナギサも微笑んだ。

『うん、ユリカと話す時は考えをストレートに話すから、それが訓練になってるんだよ』と返した。

「今まで男では、誰も出来なかったんだよ、特にユリカ姉さんに好意を持ってる男はね」と蘭が嬉しそうに満開で微笑んだ。

私はその表現と満開が嬉しくて、笑顔で頷いた、ナギサも笑顔で私を見ていた。


食事が終わり、私が食器を洗ってる時に、2人が化粧をしていた。

楽しそうな声が響いていて、私も楽しくなっていた。

9時30分に3人でケンメリで出かけた、私が後部座席に乗った。

『蘭、そういえばマミとね・・・』とマミのケジメの話をした。

「うん、最近のマミちゃん綺麗になったね、最後まで付いていてあげてね」と蘭がルームミラー越しに微笑んだ。

「なんか、幸せなんだよね~今のPGの女性も、エースが関わる女性は」とナギサが振向いて笑った。

「ミチルママはどんな感じなの?」と蘭が聞いた。

『ミチルには時間をかけるよ、ユリさんとの約束5年後にしたから』とルームミラーに微笑んだ。

「何かな~約束?」と蘭が興味津々光線を出した。

『ミチルにはユリさんボーナスがあるの、5年後にユリスペシャルZを格安で頂くよ』とニヤで言った。

「生意気もそこまで来たか~」と蘭が笑い。

「でも、ミチルママを解放したら、ユリさんくれるよZだろうが何だろうが」とナギサが蘭を見た、蘭も前を見たまま頷いた。


赤玉駐車場にケンメリを止めて、ユリカの店に行った。

私が合鍵で開けて、奥に進んだ、その後を2人が付いてきた。

ユリカはいつもの位置で、レース編みをしていた、私達を見て爽やかに微笑んだ。

ユリカの向かいに蘭とナギサが座った、3人とも笑顔だった。

『ユリカ、キッチン貸してね・・ユリカにスペシャルサービス』と微笑んで行こうとすると。

「待って・・どうして、どうやってるの?」とユリカが驚いて私を見た。

『ユリカ、出来るんだよ・・ユリカを大切に思えば、喜ばそうと思えばね』と笑顔で答えた。

「最高~、読めない想いってこういう事なのね」とユリカが目を潤ませた。

『泣くなよユリカ、泣くのはサービス見てからだよ』と微笑んでキッチンに向かった。

その時リアンが来た、駆け寄って笑顔が溢れた。

4人の楽しそうな笑い声を聞きながら、ユリカとリアン分の味噌汁を用意した。


『俺が初めて作ったから、味は我慢してね』と言ってリアンとユリカに差し出した。

ユリカが私を引き寄せて、抱きしめてくれた。

「少しだけ、泣いていい・・冷めないうちに食べるから」と言って私の胸に顔を付けた、私はユリカを抱いていた。

3人の優しい笑顔に囲まれていた、嬉しかった。

「よし、食べよう・・美味しそうじゃない」とユリカがリアンに言った。

「美味しかったよ~、もう食べちゃった」とリアンが獄炎でニカした。

「何でもすぐ食べて、飽きたらポイするんだからリアンは」と爽やかニヤで返した。

「ユリカ姉さんですよね~」とナギサが華やかニヤで言った。

「そうよ、あなたが変な男と関わってるうちに、時代は変化したのよ」爽やかニヤニヤで返した。

「ユリカ姉さんが違う怖さを手に入れてる、どうしてくれるんだい」とナギサが私に華やかニヤをした。

『良かったねナギサ、怒られて』と微笑んで返した。

「カスミが言った通りや、泣かせるの趣味だな」と目を潤ませて、強引に微笑んだ。

「ナギサ、我慢しても無駄だよ・・私でも泣かされたんだから」とリアンが獄炎で微笑んだ。


「戻って来れて・・本当に良かった、一生後悔するとこだった」とナギサが言って、蘭に抱きついて泣いた。

「最近、泣き虫が多いな~」と蘭が言って、優しくナギサを抱いていた。

「美味しい~、蘭そろそろ飽きたんじゃない?」とユリカが雰囲気を変える為に、蘭に爽やかニヤを出した。

私はユリカに乗って、ウルウルで蘭を見ていた。

「ユリカ姉さん、本気にしてウルしてますから、やめて下さいよ~」と満開で微笑んだ。

「リアンが本気で、今喜びました」とユリカが爽やかニヤをリアンに出した。

「ばれたか」とリアンも獄炎ニカで応戦した。

「蘭は波乱万丈じゃないと思ってたが、誰かのせいで波乱万丈になりそうだね」とナギサが言って、皆で笑った。


5人で楽しく話をしていたら、マミの声がした。

「マミちゃーんどうぞ、入って~」とユリカが言った。

マミの後に大ママが笑顔で歩いて来た、ナギサが緊張した。

『ナギサ、緊張するなよ、大ママお腹空いてないみたいだよ』とナギサにニヤして、立ち上がった。

「よく分るねエースは、私もナギサと話したくてね」と大ママがナギサに微笑んだ、ナギサは本当に嬉しそうに笑顔を返した。

「蘭、エースを貸してくれてありがとうね」と大ママが蘭に微笑んだ。

「エースの意志ですから、マミちゃんが可愛くてたまらないみたいですよ」と蘭が満開で微笑んで返した、大ママが嬉しそうに頷いた。

「頼むねエース」と大ママが真顔で言った。

『大ママ駄目だよ、そんな表情はマミが緊張するでしょ』と大ママに笑顔で返して。

『マミ、水着持って来た?』とニヤでマミに聞いた。

「は~い」と可愛い笑顔で言って、バッグを差し出した。


私はバッグを受け取り、5人を見てニヤを出して。

『俺の可愛いナギサに意地悪するなよ、いってきま~す』と笑顔で言って、マミと手を繋いで出かけた。

「蘭姉さん、ありがとう」とマミが笑顔で蘭に頭を下げた、蘭は満開の笑顔で頷いた。

私はマミと店を出て、光射す海の方を見てマミを見た。

「大丈夫だよ、全然平気・・昨日ユリカスペシャルで元気出たよ」とマミが笑顔で言って、私の手を引っ張った。

私はマミの輝く姿を見ながら、手を強く握って街を歩いて海を目指した。


「お腹空いてない?」と駅のホームでマミが言った。

『終わってから、ゆっくり食べようよ・・その方が美味しいでしょ』と笑顔で返した。

「うん、そうだね」と可愛くマミが笑った。

汽車に乗ると、海水浴客が減ったので空いていた、私はマミに密着して座ってニヤをしていた。

「どうしよう、電話で呼び出そうか?」とマミが真顔で私に言った。

『家、駅から遠いの?』と意識して笑顔で聞いた。

「近いよ、○○商店の裏だから」とマミが真顔のまま言った。

『シゲルか~、悪い奴だ』と微笑んで返した。

「知ってるの!・・そうだよ」とマミの緊張が少し解れた。

『○○高校は俺の中学の校区内にあるから、あそこの悪は全員知ってるよ』と微笑んで。

『家に行こうよ、こっちがコソコソする必要ないだろ』と真顔で言った。

「うん」とマミは力強く言って、握った手に力を入れた。


シゲルの家は大きな敷地に、二階建ての大きな家だった。

私はマミの手を握ったまま、呼び鈴を押した。

母親が出てきて私を見た。

『シゲル君いますか?』と意識して笑顔で言った。

「ちょっと待ってね~」と笑顔で返して、呼びに行ってくれた。

私は庭にあったベンチにマミを誘って、2人で座った。


シゲルはすぐに出てきて、私とマミを見て警戒した。

「小僧か、久しいね、何の用かな?」とリーゼントの髪を整えながら、マミを無視して私に言った。

『シゲル・・ケジメ取りに来た・・マミが』と静かに言った、私の表情でシゲルに緊張が走った。

「終わった事や、示談したんやかい」と必死にシゲルが言った。

『示談?・・なぁシゲル俺達不良に示談なんてあるの?・・高校ではあるんやね』と真顔で静かに聞いた、シゲルは黙っていた。

『とりあえずマミの話を聞けよ、それからやね』と私は微笑んでマミを見た。

マミは立ち上がり、シゲルに歩み寄った。私は座ったままマミを見ていた。


「なぜ・・なぜあんただけ高校なんか行ってるん、落し前をつけろよ」とマミは叫んで。

「私は魅宴って店のマミだから、あんたを宮崎の夜街に入る事を禁ずる、破った場合はどんな事があっても知らんからね、これから一生やから」とシゲルの目を見て言った。

マミの美しく伸びた綺麗な背中を見ていた。

『シゲル、分ったんかい、知らんやろうけど魅宴のママは今の女帝やぞ、守らん時は俺が相手やかいね』と静かに言った。

マミは輝きながら、満足そうな笑顔で振返り私の横に座った。

「勘弁してもらえんか、俺も来年3月で卒業したら、飲みに出たいんや」とシゲルが私に真顔で言った。


『お前、なにとぼけた事言ってるの、宮崎出ればいいやろ、被害者の子は今どこにおるんかい。

 何、勝手な事ばっかり言ってるの、なんなら俺が学校行こうか』とシゲルに強めに言った。

「それは・・・困る」とシゲルが俯いて言った。


『なあ、シゲル・・示談なんてないんや。

 勝手が良い時だけ法律に頼るなよ、親に頼るなよ。

 俺を説得できんやろ、お前が何のペナルティーも受けて無いからや。

 それで逃げ切ろうなんて、虫が良すぎるぞ、高校も卒業しようなんて。

 自分のケジメは自分でつけろよ、夜街出入り禁止じゃ足らん位やぞ。

 それとも俺に示談しようとでも言うかい、お前の事をそんなに心配してるお袋さんは』


シゲルの後に立った、母親に向かって言った。

「ごめんなさい、どうすればこの子を卒業させてくれますか?」と母親が私に聞いた。


『お袋さん・・ふざけないで下さい。

 あんたは女やろ、女じゃないの・・どうして被害者の女の子の気持ちが分らんの。

 話にならんね、シゲル決裂や・・・覚悟しな』


私はマミに手を出して、微笑んでマミを見た。

マミも笑顔で立って、手を繋いだ。

「待ってくり、夜街は受入れるかい・・勘弁してくり」とシゲルが必死に言った。

『なぁ、シゲル高校そんなに卒業したいなら、被害者の父親と母親に土下座して来い、それが条件や』と振向いて言った。

シゲルは黙って考えた。

「はい、言わんね!あんたがバカやかい・・私は言われた通り女よ・・あんたを一生許さんよ」と母親が叫んだ、心から溢れた叫びだった。

『お袋さんに任せるよ、シゲルがどうするのか』と母親に真顔で言った。

「ごめんね・・私も主人に言われてずっと我慢してたの、やっと分かったわ」と泣いていた。

私はその涙が切なくて、振向かずに家を後にした。


青島ビーチの方向に、マミの手を繋いで歩いた。

「ごめんね、エースの方が辛かったね」とマミが私を見た、優しい目だった。

『全然、大丈夫だよ・・ただマミの友達が可哀想でね』と微笑んだ。

「うん、ありがとう」と言ってマミが泣いていた、私はマミの涙を見てマミを抱き上げた。

『マミ、地元で伝説を残しとけよ』と私の首に腕を回した、マミに微笑んだ。

「うん、お昼はどこで食べるの?」とマミが笑顔になって聞いた。

『もちろん、青島○○ホテル、そこの板さんに娘さん下さいって言うの』とニヤで言った。

「いいよ~、言えるもんなら言ってごらん」とマミが可愛いニヤできて、腕に力を入れた。

私は海が見える所で立ち止まり、青い海を見ていた。

気分が晴れるのを感じた、海しかないな・・最後に帰る場所は。

そう思って、マミの香りを楽しんでいた・・・。


この時の母親の叫びが、私に刺さっていた。


責任を取るという事を、考えさせられていた。


自分で言いながら、自分の言葉に考えさせられた。


そしてその感情のまま、夜マキに会いに行く。


マキは不運な男だったのかも知れない、私の集中力は確実に上がっていた。


そしてマキに告げる、責任をどう取るのかと。


その答えを聞いて、私はマキに再度怒りを覚える。


そして感じる、自分は出来るのかと問いかける。


責任をとれる人間になれるのかと・・・。










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