森の中
この世界には最強の魔女がいる。
出会ったことのある人は極わずかで、自由をこよなく愛するため少しでも縛ろうとするとすぐに消えてしまうという。
なぜこの自由な魔女が最強と呼ばれているか、それは彼女の多才な魔法の数々によって世界各地で災厄級の魔物を討伐したり、災害で再起不能になった街を復活させたりするからだ。
それらは本になり世界中に広がっているが、あまりに現実離れしすぎていてただの物語だと思っている人が多い。
世界で1番力のある国、エーリッヒ帝国の英雄王はそんな魔女に惚れてずーっと独身のまま探し続けているという噂だ。
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「……お腹空いた…」
とある森の奥深くにある小屋で女がお腹を空かせて起きたらしい。
その子はベッドに腰掛けたまま魔法を操る。
綺麗な光が朝を喜んで踊っているかのように家中を駆け回る。光が収まると服を着替えて美味しそうなご飯の前に座る。
優雅に朝食を食べ始めた美女、この人こそ世界で最強の魔女と呼ばれる、オルネラ・リナルディである!
オルネラが優雅にご飯を食べているところに大きなドラゴンが迫ってきている。かつて災厄ドラゴンと呼ばれたとある国を滅ぼしそうになったドラゴンだ。
カミナリが鳴り響き、オルネラの家に一直線で向かってくる。もう少しで衝突する!!
と思ったら家の目の前でドラゴンは消えて代わりに可愛い男の子が現れた!
「オルネラ〜!僕もご飯欲しい〜」
慣れたようにオルネラの家に入っていく。
「朝からうるさい…今日も来たの?
今日はノアの親が朝食用意するって言ってた…」
気にせずにご飯を食べ続けるオルネラ
「だってまた生肉だよ!飽きた〜!オルネラ〜!それ僕にもちょーだい!」
勝手にオルネラの向かいの席に座る
「はぁ…」
黙らせるためにしょうがなくご飯を出すオルネラ。
黙ってご飯を食べ始めたノアを見ながら出会った時を思い出すのであった。




