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『THE FLASH』を見終わる

『THE FLASH』のファイナルシーズンを見終わった。あ~、これでバリー・アレンともお別れか。ちょっと寂しい。9年間の戦い、とバリーも劇中で言っていたけど、9年ね。僕は多分、シーズン5か6くらいの時に見だしたんじゃないかな。三年間くらいは観たと思うよ。


まあラストなんで色々想うところはあるんだけど、一番心残りなのは、初期シリーズですっとレギュラーで、フラッシュのスーツを作ったシスコ・ラモンに登場してほしかったことだ。


シスコはずっと、バリーとケイトリンのいい友人だったし、頼れるメカニックだった。あんま男前じゃなくてオタクなんだけど、気さくないい奴で、作品の中に凄く息抜きできる余裕を与えてた。ファイナル・シーズンか最終話くらい、シスコに出てほしかったな~。


まあ、というのも最初のバリーのライバルともいえるエディ・ソーンが最後の相手だったんだから、やっぱり原点回帰でシスコが見たかった。ハリソン・ウェルズが出てきたのも良かったしね。このフラッシュのシリーズは、バリーとこのウェルズが主役だったんだなあと思ってたんだ。


けど、途中からやっぱりバリーとウェルズだけでお話を進めていくのが難しくて、色々な脇キャラを出して話をつないでた。その「つないでた感」が強くて、正直、微妙な時期もあった。けど、なんだかんだでやっぱり見てたなあ。


『CRISIS』とか、全宇宙的なやたら大掛かりな話に展開していったわけだけど、実は初期の頃のフラッシュ対メタ・ヒューマンをやってた頃が一番面白かったかも。そこに時間を越えるフラッシュのスピードが加わってから、よくも悪くも話しは複雑化していったけど。グリーン・アローやスーパー・ガール等の他のDCヒーローとの共演も楽しめた。


究極的にはやっぱり、この新しいバリー・アレンが魅力的だったんだなと思う。グラント・ガスティンさんね。なんか真面目くんで繊細で、正義感が強くてちょっと調子に乗ったりする感じがよかった。バリー・アレンはフラッシュとして9年間駆け抜けたか。「走れ、バリー!」 ――いつも、事あるごとにそう言われてたな。赤い閃光の走りは、僕の心に焼き付いたよ。


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