7話 妹よ。
【3月X日】
『いや待って。咆哮回避できなかった。』
ホワダイが力尽きました。残り回数3回
・あ。
・乙。
え?何で?
俺は咆哮をCFCで高出力を解除して盾強化したんだけどな。
ちなみにだけどこいつ咆哮も含めて全てのダメージ判定に即死が付いてるから当たったら終わりなんだよね。残り3回なのはこのクエストは四乙までできるクエストだからだ。まぁ、盾がある武器だと防げればあまりダメージ受けないんだけどね。
『何とかなるはずだ。』
・ならない。
・武器を変えてきたのか。
どうやら、妹はランスに持ち替えたようだ、って待って。
ガード貫通攻撃に当たって乙ってるやん、あんなのフレーム回避で余裕なのに。
ホワダイが力尽きました。残り回数2回
『え?』
・ガード無効ブレス
・2乙め
「あのー、盾持ってたら大丈夫と思わない方がいいですよ。フレーム回避とかしないと。」
『ごめーん。』
・もっともである。
・なお本人は剣強化で切っている模様。
「ふぅ、ようやく第二形態か。」
・早。
ホワダイが力尽きました。残り回数1回
・草ァ!!
・ふんたーですか?
・無言3乙
『なんでさ、何で移動で無防備な時に咆哮を食らうのよ。』
・お疲れ。
・今日はもうやめときな。
「夜ご飯食べてないでしょ、折角用意しておいたのに。俺はもう食べたけど。」
『ぐぬぬぅ。』
・何も言えないみたいだな。
・兄貴の動きやばくね。
・全部避けとる。
『今度こそ、ってあ。』
ホワダイが力尽きました。クエストに失敗しました。
・また移動中。
・ホーミング性能えぐいな。
『もうやだ。』
・今日はもう配信やめな。
『そうする、じゃあ。またねー。』
そう言うと、配信が切れた。どうやら、終わらせたようだ。
はぁ、明日は内部オーディションか。
その日は妹にお休みを言ってから寝た。
いつもよりだいぶ短い。
もし、この小説がいいと思ってくださいましたら、いいねとその下の☆を押して評価をお願いします。
いいねは自分のモチベーションに繋がって投稿頻度が上がるかもしれません。
あと、感想も気軽に書いて行って下さい。