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第38話 新人との邂逅。⑤

 扉が開くと同時に一人の少女が入って来た。


「社長―。」


「あれ?佐々宮さんじゃない、どうしたの?」


「いや、デビュー配信の喋ることリストと言うか台本ができたんですけど、これでいいですか?」


 どうやら彼女の名前は佐々宮というらしい、そして台本と言っていることや姿から簡単に今度デビューするライバーだということがわかった。


 すると、凛が静かな笑みを浮かべてこちらを見てきた。そして、俺と雫は嫌な予感がしたので帰ることにした。


「おい、雫。帰るぞ。」


「そうね、これ以上凛に巻き込まれたくないもの。」


「そういうことなんで藍那さん。あとは頼みますね。」


 俺達は逃げ出した。後ろから藍那さんの悲痛な叫び声と社長の「逃げられたー!!」という声が聞こえた。


 ____________________________________________________________________________



「そういえば、良かったの?逃げて。」


「別に大丈夫だろう、それに、用事があるのに連絡をしていなかったりしたあの社長への些細な仕返しだよ。」


「それもそうね。」


 俺と零は俺が運転する車で東京から名古屋まで移動するために東名高速を走っている。


 俺が言った言葉に反応した後に零はスマホを弄り始め、「へぇ、こんなイベントも過去にあったんだ。」と言った。


「なんだ?」


 俺は、隣の彼女に聞いた。


「いろんな企業所属のvtuberや個人勢が参加するマルオカートの大会、Vtuberマルカ杯というのがあるらしいよ、まぁ、個人勢はほんとにほんとの一握りだけみたいだけど。」


「へぇ、で、毎年何月くらいに行われているの?」


「そうね、夏の初めのあたりね、そして、二か月前あたりに参加者が発表されるみたいね。」


「そうなんだ。」


 俺は、運転に集中しながら彼女と会話していた。


 前に配信でやったことがあるマルオカートのvtuberだけの大会のようで、うちらみたいな新興企業にオファーは来ないだろうと考えた。

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