19話 一狩り行こうぜ!!1
デビューから一夜が経った、今日は昨日二期生デビューの告知の拡散をした後に拡散しておいたモンハン四人コラボの開催日だ。
まぁ、それ以前に一応決まっていたのだが…私はどのアカウントを使えばいいんだ、だってよ本垢は未公開情報が入っているからマルチ不可になってるし裏垢はホワダイの配信に出てるから、と社長いやもう凛さんでいいか、が「別に裏垢使えばいいんじゃない?」と言ってきた、マジかよ。
まぁ、いいか。さて、準備だ準備、swatchとそれに接続したディスプレイとPLS5とディスプレイそして、ノートパソコンの電源をつけて全ての音量を0にしてそのすべてでyaotubeでそれぞれの待機画面を開いて、それと本命のPCとディスプレイにはもうとっくに配信の待機画面が写っていてカウントダウンが始まっている、もう五分のカウントダウンか。
『おーい、神坂ー、いやもう神無月ー手呼んだ方がいいか。おーい、神無月ー生きてるかー。』
と、doscodeの向こう側から聞こえてきた。この声はユウタか。
「生きてるよー。」
『おーい、死んでるのかー、死んでるなら返事しろー。』
「おい、ユウタふざけるなよ。」
『ユウタついに認知症になったか?』
『認知症になってないよふざけているだけだよ、というかこの中で俺が一番若いの知っているだろ。』
「そういえば、そうだね。でだ、配信で何倒しに行く?ヴェルジェ・ツェアシュテーレンでも倒しに行く?」
『やめろ、まず、あのモンスターは宮下Dの気の迷いだ、まずな倒した報告している奴すらごく少数なんだぞ。』
「え、そうなんですか?」
『おい、麟さんこの人壊れてますよ。それに、最短五分以内で討伐しているし全武器討伐済みとか言ってるらしいですよ。』
『『ちょっと待て、マジなんか?』』
「あー、マジですよ。それに全クエスト、隠しクエストも含めて全てクリア済みですよ。なら、常識的な奴でモンハンの看板モンスのレオレウス討伐しに行きましょうよ、私持ってますよ傀儡化レオレウスとレオレウス亜種とレオレウス希少種とヌシ・レオレウスのクエスト。」
『じゃあそれ行きましょうか。』
『そうですね。』
『そうだな。』
「じゃあ、一旦ここの通話ミュートにしておくぞ。もうあと一分だから。」
『『『りょ。』』』
さて、水分ヨシ動作ヨシ配信の開始位置ヨシ。
さぁてOP+10秒カウントダウンというまぁまぁ手の込んだやつが流れているだろう、因みにそれは私とこれまたモンハン広報部から引っこ抜かれたマネージャーだ。まぁ、本人は月給が上がったしコミケにも行けると喜んでいた。
本当に大丈夫か、あいつ。働きすぎで倒れないかな?
倒れてもらったら困るんだけど、あぁ、でも柊は人事部だし、紅宮は社長だし既にブラックなのか。
さて、これからは神無月久遠としていこうじゃないか。
「はい、はじめましての人は初めまして、そして、おはこんばんにちは。バーチャルライフ所属の神無月久遠です。」
・きちゃ
・所見です。
・社会人です。
「社会人の人もいるのか。よろしく、私は元社会人だ。」
・転職。
・場合によっては社会人でもいいんじゃ。
・さては、逃げたのか?
「逃げてませんよー。」
・これ、モンハン配信と聞いたんですが。
・いや、まだ合流してないから。
そんなコメント欄を見ながらほかの配信の様子も確認する。
「さて、そろそろほかの人たちも準備ができたみたいだから、この味気ない背景から一気にモンハンの画面に変えるよ。それ。」
そう言うと同時に私はもともとセッティングしておいた設定などに変更する。
「うん、問題ないようだね。」
・めっちゃキーボードの音したんだけど。
・このキーボードの音は、え?
・すごーい。
そして、背景を変えたところから順にdoscodeのミュートを解除していく。
『モンハンコラボvol.1始まるぜ。どうも、得意武器は操虫杭どうもユウタ・ゴアエルだぜ。』
『得意武器はガンアックス、どうも紅宮麟です。』
『得意武器は弓、どうも月夜零です。』
「え、得意武器って言わなきゃダメですか?」
『あー、お前はイレギュラーだからな。』
『化け物。』
『頭がおかしいやつ。』
「はー、得意武器は全武器どうも神無月久遠です。」
・全武器
・やっぱり、ユウタじゃねえか。
・イレギュラー
『はちみつください。』
『ほい』
『はい』
「ぽい」
『うおー、30個のハチミツだぁー。』
・うるせぇ!
・はちみつください
・なにそれ?
「若い人かな。分からないなら説明してあげよう。むかしむかし、ふんたーというものありけり。」
『久遠くんストーップ。』
『てめぇー、馬鹿長い物語話す気だったろ。』
・竹取物語?
・確かに、むかしむかしだ。
・ネット世紀、大昔。
「さて、何のクエストをやりますか?」
『おめーさん、裏で良いクエストがあると言っていたじゃないか。』
「あー、レオレウスのクエストかい?それとも、幻想龍イリュージョナルの特殊固体のクエストですか?」
『前者だ』
『そうそう。』
『あ、そういえば、クリゲーの社長さんがMycraftのマルチ鯖のよういしてくれるらしいよ。』
「へぇ。」
私は別にほかのゲームが嫌いというわけではない、ただ回避ができないのが嫌なのだ、まぁ、マイクラ程度だったら作業厨としてやっていけるだろうけどね。
「そうなんですか。」
『なんだ、モンハン以外やりたくないのか?』
「いや、フレーム回避ができれば問題ない。」
・フレーム回避命
・お前、マイクラもFotexもフレーム回避ないぞ。
・草
「あ、そうじゃん。まぁいいや回避に頼らずによければいいだけだし。」
『それができたら苦労しない。』
『まさかのお前でもそんなことできないよな、な?』
「前に実の妹と父親でFotexやったら一回で爪痕とダブミサ取れましたけど?」
『化け物。』
『初プレイとか言わねぇよなぁ?』
「初プレイだ、私は。」
駄目だ、話が完全に逸れてる。
『ハイハイ、Fotexの話はそれくらいにしてモンハンやりますよー。』
「はーい。」
『クエスト貼って役目でしょ?』
『それを言うなら尻尾切って役目でしょ?だろ。』
・本物出た。
・流石、本場の味は違うな。
そんなコメント欄を流し見しながら私はレオレウス計四頭と?マークの付いた龍のクエストを貼る。
そう、このクエストは極低確率でしか出現しないクエスト幻想龍覚醒イリュージョナルの特殊固体が乱入するクエストだ、やったね看板モンスターだよ。
『あれ?何かおかしいぞ。』
『四頭クエという話じゃなかったか?』
『チッ、よりによってこのクエストかよ。』
・なに、???って。
・しらん。
・まさかとは思うけど、いやでもあのモンスターが出るクエストが出現させるためには全クエストを五分以内に倒さないといけないんじゃ。
「お、今気が付いた人いたね、もしかして同志か?TAプレイヤーか?」
・あぁ、そうさということはあなたも?
・なんかやってる。
「あぁ、俺もTAプレイヤーだ。」
・おぉ、あなたもでしたか。《霧崎機龍》
・え?
・ちょっま。
「え、機龍さん。え?あの機龍さん。」
・そうだぜ、チャンネル登録者数100万人超えているゲーム実況者霧崎機龍だぜ。《霧崎機龍》
・大物の人来ちゃった。
・おいおいおいおい。
「そういえば、モンハンは参加型じゃなくてTA専門でしたね。」
・あぁ、だからその構成のクエストも見たことがあるんだぜ。《霧崎機龍》
・そういう。
・成程。
・まぁ、倒せてないけどな。《霧崎機龍》
「私は灼獄龍覚醒インフェルノとの二頭狩猟で何とか倒せましたよ。」
・化け物。《霧崎機龍》
「さて、クエストの準備はできましたか?」
『できたぜ。』
成程、ユウタはフル覚醒のゴア・ゲゼル一式か何気にスキルが強いんだよね。
『できました。』
と、麟はおいおい、古滅龍ヴェルジェ・ツェアシュテーレンのフル装備じゃないか、あれ全部にレア素材必要なんだよな、まぁ、全武器の装備分持ってるけどさ。と思ったけどこの装備やばいぞ、覚醒させて物凄くやばい装備になってるんだけど。なんだよ、爆裂術Lv.5って、ガンアックス御用達のスキルの最大レベルじゃん。
『私もできました。』
で、零はへぇ、キメラか特殊スキルは発動されるようになってるけど確かにこの組み合わせは弓にとっては最適解かもな。
「じゃあ、行くぞ。」
そう言って私はクエストを始めた、尤も私はクエストが始まってから準備する人間だだからな。
ほら。
kuonが力尽きました。残り回数2回
kuonが力尽きました。残り回数1回
さて、これからが本番だ。
『こいつやりやがった。』
『乙るの厳禁ルート』
『乙れないじゃん。』
・サラッと不屈やりやがった。
・TAプレイヤーだもの。
・そうそう、俺もそれがしたいからモンハンだけ参加型やらないんだよね。《霧崎機龍》
大丈夫だろうかこの配信。
もし、この小説がいいと思ってくださいましたら、いいねとその下の☆を押して評価をお願いします。
いいねは自分のモチベーションに繋がって投稿頻度が上がるかもしれません。
あと、感想も気軽に書いて行って下さい。