表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/37

17話 初配信

あぁ、緊張するのはいつぶりだろうか。

私は配信の待機画面を見ながらそう考える、最後に緊張したのがいつだったかを。


さて、時間だ。配信画面に移されたカウントダウンももう残り十秒になっている。


さぁ、始めようじゃないか。

デビュー配信を。


「はい、おはこんばんにちわ。クリエイトバーチャル所属の神無月久遠です。」


・きちゃ

・オオトリと聞いて。

・重大な告知があると聞いて。

・長男の配信と聞いて。《kurumi》


「ママァ!!おっと、私としたことが取り乱してしまいました。」


・初手、ママァ!!

・さすが社会人。

・場を生きるのは慣れているご様子。

・だがここはネットの世界。


「本当はリスナーの皆様の意見でタグとか決めたかったんですけど。トゥイッターで投票されたものをタグなどにしていこうと思います。」


・それってリスナーの意見じゃない?

・www

・lol


「まず、リスナーのみんなの名前は。久遠の民です。ちなみに久遠とは永遠という意味です。」


・久遠の民、実にいい響きだ。

・永遠か。

・終わるんじゃねえぞ。


「コメ欄にカンタムのオルカおるやん。」


・オルカ

・そのネタが通じる人か。

・いや、コラで知った可能性が。


「カンタムは全作品見てますよ。」


・違った。

・普通に見てる人だった。


「さて次行くよ、ファンアートとr指定のやつのタグを言っていくよ。」


・マジですか《塩昆布》

・ちょっと、ネキいるんだけど。

・草


「塩昆布ってあの同人誌作家ですよね。絵柄が好きです、お世話になってます。」


・告られた///《塩昆布》

・おい。

・あー。


「さて、気を取り直して。まず普通のファンアートタグは神無月アートでr指定のやつは闇堕ち神無月アートです。」


・よし。

・ヨシ《塩昆布》

・あー、やりやがった。


「さて最後は、えー。配信タグの発表だよ。配信タグは久遠の配信だよ、相変わらず安直だよね。」


・シンプルイズベスト

・永遠の配信

・ブラックそう。


「さて、公表しなきゃいけないことは公表したから配信終わるね。」


・え。

・ウソダドンドコドーン。

・オン●ゥル語やめろ。


さて、スイッチを入れていこうじゃないか。



ここからが私の配信の本番だ。


コメント欄は放送事故だとか言われてるけど計算なんだよね。


「な、なぜだ。なぜ配信が終わらない。」


   〜〜WARNING〜〜


「チックショウ、テガッレクスの乱入イベかよ。」


・流れが変わった

・さぁ、イッツアショウタイム《ユウタ・ゴアエル》

・ここからが本番ですわよ。《create&games社長》


『クリエイトバーチャル、二期生デビュー決定。構成メンバーはなんと全員女性で全員高校生"らしい"』


という字幕とともに4人の女性らしきシルエットが背景に表示された。


「はい、これにて。一期生のデビュー配信リレを終わります。お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。告知につきましては、クリエイトバーチャルの公式サイトやcreate&gamesの公式トゥイッターやクリエイトバーチャルの公式トゥイッターをご覧ください。」


そう言って、私は配信を切った。ちゃんと確認して配信が切れているか確認したから大丈夫なはずだ。


「ふぅ、疲れた。まさかメンタルが削れるとは。」


おっと、拡散しないとな。


その後、私はトゥイッターで公式のツイートを拡散してから寝た。

よほど疲れていたのだろう、一時間後に起こされるまでぐっすりだったそうだ。

マシュマロどうしよう。


もし、この小説がいいと思ってくださいましたら、いいねとその下の☆を押して評価をお願いします。

いいねは自分のモチベーションに繋がって投稿頻度が上がるかもしれません。

あと、感想も気軽に書いて行って下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ