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✒ 冒険者ギルド


──*──*──*── 冒険者ギルド


 冒険者ギルドの外観は特に立派──という訳でもないし、デカいって事も無かった。

 石造りの至って普通の冒険者ギルドだ。

 期待するだけ無駄だったな~~。


 冒険者ギルドの中へ入って、受け付けカウンターで依頼書にスタンプを押して貰ったら、壁の掲示板に貼られている依頼書を見る。

 ≪ サテサンザ ≫の周辺には出没しないような珍しい怪物モンスターの退治依頼が多い。

 高ランクの怪物モンスターを沢山倒せれば、()を増やせるな!


マオ

怪物モンスター図鑑とか有ればいのにな~~ 」


セロフィート

「 欲しいなら作りますけど? 」


マオ

「 ≪ オオカザッシュ大陸 ≫の怪物モンスター図鑑を作れるもんなのか? 」


セロフィート

「 オリバーさんとミグリさんの分も用意しましょう 」


オリバー・デグンス

「 えっ?

  がとう御座います!! 」


ミグリ

「 セロフィート様……凄い…です! 」


セロフィート

「 大した事ないです。

  ──怪物モンスター図鑑はセロカを普及するのに使えますね 」


マオ

「 セロカ!?

  まさか、復活させる気か? 」


セロフィート

「 集めたポイントを現金に変えれるカードですし。

  無いより有った方がいでしょう?

  ≪ 村落トーゴフ ≫のの店でも使えるようにします。

 〈 セロッタ・カンパニー 〉で現金チャージ,ポイントチャージ,キャッシュバックを出来るようにしましょう。

  セロカ会員となった冒険者のセロカには、お財布機能だけでなく、怪物モンスター図鑑機能を付けましょう 」


マオ

「 セロカが怪物モンスター図鑑としても使えるようにするのか?

  セロカもマイバイ証と同じ大きさのカードだし、持ち運びがラクだから助かるよな 」


オリバー・デグンス

「 セロフィート師匠ってなんでも作れるんですね… 」


セロフィート

「 高度な創造クリエイト魔法マジックが使えますからね 」


オリバー・デグンス

創造クリエイト魔法マジック…ですか?

  初めて聞く魔法マジックです 」


 そりゃそうだろう。

 創造クリエイト魔法マジック古代エンシェント魔法マジックの1つだからな~~。

 過去,現在に存在しない物は全て創造クリエイト魔法マジックで作れてしまうから凄い。

 創造クリエイト魔法マジックで作った物を〈 (原質)(みなもと) 〉で構成して大量生産する事が出来るし、増加魔法を使ってまったく同じ物を増やす事だって出来る。

 大抵の事が出来てしまえる古代エンシェント魔法マジックを生み出した人ってほん、凄いよなぁ~~。

 大天使…だったっけ?

 エーベルスだかルーベルスだか……なんとかって名前だったような気がする??

 オレには関係無いし、誰でもいっか!


マオ

「 ──見ろよ、オリバ。

  怪物モンスターの巣穴を探索する依頼があるぞ!

  べイバイドの巣穴だってさ 」


オリバー・デグンス

「 ベイバイドって初めて聞く名前ですよね。

  一体どんな怪物モンスターなんですか? 」


マオ

「 巣穴に入れば分かるだろ? 」


オリバー・デグンス

「 えぇっ~~!?

  どんな怪物モンスターなのか分からないのに受けるんですかぁ!?

  危険過ぎやしませんか? 」


マオ

「 だってさ、怪物モンスターの絵姿がかれてないんだぞ。

  未知の怪物モンスターかも知れないだろ? 」


セロフィート

「 マオ、依頼書に絵姿を載せないのは、依頼を受けてもらえないからです。

  冒険者に興味を持って貰う為に敢えて絵姿を載せてません 」


マオ

「 そうなのか?

  じゃあ、どんな怪物モンスターなんだよ? 」


セロフィート

「 それは巣穴に入ってからの “ お楽しみ ” でしょう? 」


マオ

「 知ってるなら教えろよぉ~~。

  セロとオレの仲だろ! 」


セロフィート

「 はいはい。

  ベイバイドはジロ(ゴキブリ)に似た怪物モンスターです。

  ジロ(ゴキブリ)は小さいですけど、ベイバイドはさかだるぐらい大きいです 」


マオ

「 な゛んっ!? 」


セロフィート

「 大きな体に似合わず素早く動いて巣穴の中を徘徊します。

  ベイバイドが出す粘着液は臭くて…… 」


マオ

「 もうい……。

  ベイバイドの依頼はパスだパス!!

  ほかの依頼にしよう!」


セロフィート

「 依頼が減らないのは、マオのようにごのみをする冒険者がるからです 」


マオ

「 ムッ!

  じゃあ、オレに受けろって言うのかよ!!

  明日あしたはセロもないじゃないか!

  オレは死んでも受けないからな!! 」


セロフィート

「 困った冒険者さんですね 」


マオ

「 笑ってんな!

  ほかの依頼は~~………… 」


ミグリ

「 マオちゃん、あれ!

  あの依頼……ピグモンを捕まえるの 」


マオ

「 うん?

  ピグモンを捕まえる依頼??

  ピグモンってなんだ?? 」


セロフィート

「 ピッグモンダルの子供です。

  豚に似た巨大な怪物モンスターです。

  山に生えている貴重なキノコるいを無差別にい荒らす怪物モンスターです。

  鋭い牙に気を付けないと刺されて死にます 」


マオ

「 豚に似た巨大な怪物モンスター……。

  ちなみに子供の大きさって? 」


セロフィート

「 そうですね…。

  酒場のそとに置かれているさかだるぐらいです。

  牙は生えてませんけど、体当たりとアース魔法マジックにはじゅう(じゅう)気を付けてください 」


マオ

「 う~~~ん…………オリバとミグリには早過ぎるかな??

  ほかの依頼はないかな? 」


 こんな感じで依頼書を見ながら、受ける依頼を決めて行く。

 セロが抜けるから、慎重に受ける依頼を決めないといけない。

 オレ1人なら問題なく受けれる依頼も、オリバーとミグリを同行させる事になるから厳選するのがむずかしい。

 仮に怪我をしても攻撃を無効化するテス(無属性スライム)てくれるから、大丈夫だとは思うけど無茶は出来ない。


オリバー・デグンス

「 ヒヒンバのたてがみを集める依頼はどうですか? 」


マオ

「 ヒヒンバ?

  馬に似た怪物モンスターかな? 」


セロフィート

ワニに似た怪物モンスターです。

  ほかの素材は冒険者ギルド,商人ギルド,解体屋ギルドで買い取って貰えます。

  防具の素材としても使えますし、持っていてもいです 」


マオ

ワニに似てる怪物モンスターか… 」


セロフィート

怪物モンスター退治以外の依頼なら、採取系の依頼を受けてはどうです。

  怪物モンスターと遭遇する事は有っても比較的に遭遇率が弱まる時期ですし、テスさんもます 」


オリバー・デグンス

怪物モンスターとの遭遇率が弱まる時期が有るんですか? 」


セロフィート

「 季節,環境,時刻に依って変わる場合もあります。

  怪物モンスター除けの魔法マジック道具アイテムも有りますし、遭遇率は大幅に減少します。

  退屈するかも知れませんよ 」


オリバー・デグンス

「 マオ師匠、先ずは採取系の依頼を手当たり次第に受けましょうよ! 」


マオ

「 手当たり次第って……。

  まぁ、冒険者ギルドに貢献するのはい事だしな……。

  ミグリはどうかな? 」


ミグリ

「 ググもい! 」


マオ

「 分かった。

  いくつ達成出来るか分からないけど、取り敢えず受けれるだけ受けてみるか 」


 高い場所に貼られていた依頼書はセロに取ってもらってから、受け付けカウンターへ提出した。

 受付嬢から受理して貰えたから、明日あした朝食モニングに近くの森へ出向く事になった。


マオ

夕食ディナーまで時間があるから、軽くフィードワークでもしとくか? 」


オリバー・デグンス

「 そうですね。

  どんな怪物モンスターが出現するのか確かめたいです 」


マオ

「 ミグリはどうだ? 」


ミグリ

「 オリバーと一緒 」


オリバー・デグンス

「 まかさの呼び捨てぇ~~。

  僕の事もマオ師匠と同じで、“ オリちゃん ” でいよ 」


ミグリ

「 オリちゃん!

  うん、“ オリちゃん ” って呼ぶ(////)」


 オリバーとミグリの仲も少しずつちゃくじつに良好になってる気がする。

 仲がくなる事はい事だと思う。

 パーティはチームワークが大事だもんな!


 セロとオレのあいだにはチームワークなんてもんは無いけどな~~。

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