✒ 皆が羨む億万長者だぉ★ 1
──*──*──*── サテサンザの町
──*──*──*── 飲食街
──*──*──*── 飲食店
フィールドで怪物狩りの第3ラウンドを終えた〈 S・G 〉は≪ 町 ≫へ戻って来た。
4人で《 飲食街 》へ向かって、4人で飲食店に入って、昼食を食べる。
立ち寄った飲食店は、一寸小洒落た感じの店で、冒険者が挙って入るような飲食店じゃない。
そんな飲食店へ堂々と入れてしまって、VIP専用の個室へ通してもらえるのは、セロが冒険者としても商売人としても凄いからに他ならない。
実はVIPにもピン ~ キリ迄あるらしい。
《 飲食街 》でのセロの存在は、VIP中のVIP──、KING of the VIPに位置する立場らしい。
だから通される個室のレベルも豪華絢爛できらびやかな室内だ。
まるで王族の為に用意されたような個室に当然のように通された。
──*──*──*── VIP専用個室
オリバー・デグンス
「 ……すっ…凄いですよね……。
こんな個室が奥にあるなんて…… 」
ミグリ
「 …………個室?? 」
マオ
「 ……王室専用御用達の個室じゃないかよ。
王族とか貴族が来たら、店はどうやって断るつもりだよ? 」
セロフィート
「 大丈夫です。
この個室には何をしても入れません。
早い者勝ちです 」
マオ
「 まぁ、何でも良いや。
さっさと座って料理を頼もう! 」
オリバー・デグンス
「 椅子も豪華ですね~~。
こんな立派な椅子に座れるなんてぇ~~夢みたいですよぉ~~(////)」
セロフィート
「 何時でも座れます。
ミグリさんも座ってください 」
ミグリ
「 ……はい! 」
オレ達は立派な椅子に腰を下ろして、テーブルの上に置かれているメニューを開いて中身を見る。
メニューには料理の名前と値段しか書かれていない。
料理の絵も描かれてない。
だから、どんな料理なのかは全く予想が付かない。
マオ
「 名前だけじゃ分からないから、全品頼むしかないな。
オリバとミグリが食べれない分は~~、セロとオレで食べれば良いし、4人分頼んで良いよな? 」
セロフィート
「 はいはい。
マオの好きにしてください。
ホールスタッフを呼びましょう 」
セロが呼び鈴を鳴らして呼んでくれたホールスタッフへメニューに書かれている全ての料理を4人分注文した。
サービスワゴンに乗せられて運ばれて来た料理の数々は、最高級の料理ばかりだ。
きっと1皿だけで10.000Gは下らないんじゃないかな。
食器も食具も最高級の一級品かも知れない。
値段が分かったら、恐くて使えないレベルだろうな。
オリバーもミグリも提供された料理に驚いているけど、食器,食具にも驚いている。
こんな高価な食器と食具を惜しみ無く使うなんて──、セロの存在は《 飲食街 》では余程なんだろうな。
まぁ、仮に食器を落として割らかしてしまっても、セロが全く同じ食器を〈 テフ 〉で構成してくれるだろうし、食器を台無しにした事も完全に隠
何
マオ
「 オリバ、手が震えてるけど…大丈夫か?
滅多に食べれない料理だし、じっくり味わって食べような 」
ミグリ
「 …………美
マオ
「 高価な食器を使うぐらいだしな~~。
セロに提供する料理だし、流石に手抜きされた料理なんて出せないよ。
だろ、セロ 」
セロフィート
「 さて──、それはどうでしょう。
素敵な個室に高価な食器,食具を使う事で、手抜き料理を誤魔化しているかも知れませんよ 」
マオ
「 ……セロぉ~~。
そういう事を言うなよぉ~~ 」
セロフィート
「 手抜きだろうと美
美しく盛り付けられている料理が口に出来ない程、不
マオ
「 …………確
食べれないような不
例え手抜き料理でも美
セロフィート
「 ふふふ…。
時間の許す限り、この時間を楽しみましょう 」
マオ
「 だな! 」
細かい事は気にせず、提供される料理を味わって食べる事に専念する事にした。
料理を堪能した後
メニューの全品制覇が出来て、オレは満足だ♥️
オリバーもミグリも既に食べるのを断念して、テーブルから離れたソファーに腰を下
テーブル席に座っているのは、セロとオレだけだ。
マオ
「 セロ、偶
セロフィート
「 喜んでもらえてワタシも嬉しいです。
少し休んだら冒険者ギルドへ行きましょう 」
マオ
「 だな! 」
セロが呼び鈴を鳴らすと、ホールスタッフが個室へ入って来
セロは4人分の食事代を現金
ホールスタッフは金貨の入った銭
≪ 大陸 ≫は違っても、金
セロが支払いを終えたら、4人でVIP
冒険者がVIP




