⭕ 野郎同士でショッピング 4
──*──*──*── ギルド街
──*──*──*── 冒険者ギルド
《 飲食街 》にある飲食店で昼食を済ませた後、《 商店街 》へ戻って野営キャンプに必要不可欠な食材,調味料,香辛料,調理道具,調理機具,食器,食具を買い揃えた。
魔法道具屋へも寄って、何度でも使い回せる怪物除けの魔法道具も買った。
ある程度の買い物を終えて《 ギルド街 》へやって来た。
今は冒険者ギルドの中に居て、壁に貼られている依頼書を見ている。
マオ
「 採取系の依頼を受けたらどうかな?
森にしか手に入らない珍しい食材や木の実や果物なんかも採れるし、野草,山菜,茸も採れるしさ 」
オリバー・デグンス
「 森で生息している動物が “ 凶暴化してる ” って他の冒険者がボヤいてましたよね?
その所為なのか、採取系の依頼が多いような…… 」
セロフィート
「 増えていますね。
此方の依頼書を見てください。
森の中に大蛇が出たと書かれています 」
マオ
「 本当だな。
毒蛇じゃないみたいだな。
大蛇に遭遇した冒険者が怪我を負い、負傷者が続出している──だってさ 」
オリバー・デグンス
「 冒険者を負傷させる大蛇って物騒じゃないですかぁ!!
そんなのと遭遇したら採取どころじゃないですよね… 」
セロフィート
「 此処等辺の依頼書は森の中関連ですね。
報酬もソコソコ高いです 」
マオ
「 成る程なぁ…。
採取の依頼を達成させる為には、森の中で起きてる問題を解決させないと出来ない訳か。
じゃあ、森の中に関する依頼を手当たり次第受けちゃえば良いよな 」
セロフィート
「 一緒に採取依頼も受けましょう 」
オリバー・デグンス
「 あ…あのぉ……そんなに剥がしちゃっても良いんですか?
ギルドから怒られたりしないですか? 」
マオ
「 放っとく訳にもいかないだろ。
森の中で野営キャンプも楽しいもんだよ 」
オリバー・デグンス
「 へっ?
森の中で──野営キャンプするんですか?? 」
マオ
「 するに決まってるだろ。
こんだけ依頼を受けるんだから、達成させる迄は森の中で生活するよ 」
セロフィート
「 初めての野営キャンプは平地のフィールド上でと思っていましたけど致し方無いです。
森の中は怪物より動物,獣,昆虫が多く、足場が悪いだけですし、大した問題はないです 」
オリバー・デグンス
「 む…虫?? 」
マオ
「 蚯蚓とか蛭とか蟻とか蜂とか蠅とか蚊とか出るけど、慣れるよ! 」
オリバー・デグンス
「 いっ…嫌ですよぉ~~~~ 」
セロフィート
「 マオ、依頼を受理してもらってください 」
マオ
「 分かったよ 」
オリバー・デグンス
「 …………わぁ……依頼書が減ったら……壁がスッキリしましたねぇ…… 」
セロフィート
「 これで冒険者ランクの★も増えます。
序でに課題も達成して冒険者レベルの★も増やしましょう 」
オリバー・デグンス
「 はい…… 」
マオ
「 セロ,オリバ、依頼を受理してもらったよ 」
セロフィート
「 では早速、森へ向かいましょう 」
マオ
「 だな!
オリバ、背筋を伸ばせよ!
情けないぞ。
依頼書に書かれてる獣や大蛇なんて怪物に比べたら分けないよ! 」
オリバー・デグンス
「 そうかも知れませんけどぉ~~~。
虫が多いなんて…………。
虫除けってないんですかぁ? 」
マオ
「 怪物除けの魔法道具は有るけど、虫除けは無いよ。
慣れだよ、慣れ! 」
オレは落ち込むオリバーの背中を軽く叩きながら、セロの後に続いて冒険者ギルドを出た。
今回の目的地は、森だ!!
◎ 変更しました。
冒険者LV ─→ 冒険者レベル




