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イチオシ短編

全人類露出狂化計画

作者: 七宝

 ジャンルがわかんない⋯⋯(;´・ω・)

 露出狂は頭がおかしい、狂ってる。もちろん犯罪だ。被害者に恐怖を植え付け、何年経っても思い出させて苦しめる。露出狂が最低だということを踏まえて進めていく。


 まずなぜ怖いのか。なぜ露出狂に恐怖を感じるのか。基本的にあいつらは我々より着ている物が少ない。つまり、普段我々と同等の力があるとするならば、やつらは我々より防御力が低いのだ。刃物も通りやすく、傷もつけやすい。

 

 ではなぜそんなやつが怖いのか、1つ目に、頭のネジが外れているから何をするか分からない、という理由が挙げられるだろう。露出狂は体を露出していること自体が怖いのもあるが、その先何をしてくるか分からないという恐怖が大きいのだ。


 2つ目の理由は自分がターゲットになったということ。やつらは基本的にターゲットに近づき、モノを見せる。なぜ私が、なぜ自分だけが見せられなければならないのか、という思いでいっぱいになるだろう、


 この2つをまとめると、頭がおかしくて何をしてくるか分からないやつが自分を狙っている、ということになる。これが露出狂に対する恐怖の本質だと筆者は思う。こいつらのせいで一生のトラウマを背負っている人もいるだろう。こういった悲しみを生まないためにどうすべきか。


 そこで私は思った。全人類を全裸にしてしまえば何も怖くないのではないか、と。たまにターゲットを決めず、広場などで裸で歩いているタイプの露出狂を見ることがあるが、アレに恐怖を覚えたことはない。遠くで見る分にはなんとも思わないのだ。露出狂の目がこちらに向いている時だけ、怖いのだ。


 怖くないなら怒りが湧くか、というとそうでもない。別に裸の男や女が歩いていようと怒りなど湧かない。つまり、裸自体が悪いということはないのだ。


 露出狂があなたを狙っていないという前提の上で少し質問をしたい。甲冑を着た男、裸の男、どちらが怖いだろうか。普通の服装の男と裸の男、どちらかが包丁を隠し持っているという。どちらが怖いだろうか。お菓子を見ている普通の服装の男と裸の男、どちらが万引きをするだろうか。答えは明白だろう。


 よって人類は裸であるべきだと筆者は思うが、反対意見も少なくはないだろう。今後出てくるであろう反対意見を予想し、問題を解消していく。


 全員が全員、露出狂を許すわけがないのではないだろうか、という意見。

 全人類露出狂化計画において露出狂は存在しない。全員が裸なので、許すも許さないもないのである。

 

 自分が裸でいることに抵抗がある人もいるはず、という意見。

 むかーしむかしの人類はそもそも裸だったのだと言っても、昔と今では人間の考え方も環境も違う! と返ってくるだろう。そういう人間が一定数いることは仕方がないことだ。日本人を1億2000万人としたら、2000万人くらいはいるだろう。そういった場合は妥協して、1億人は裸、2000万人は半裸でも勘弁しますよ。


 その2000万人は嫌な思いをするのでは? という意見。

 それは今服を着ることに対して嫌な思いをしている露出狂の方たちと同じなのでは? いつの時代も嫌な思いをしている人は沢山います。それは何年経っても変わらないことです。なので、あなたは服着狂として生きていくしかありませんね。


 ずっと裸ならずっと風邪引いてるんじゃないの? という意見。

 裸イコール風邪ではありません。服以外にも体を温める方法は山ほどあります。暖房でも入れて過ごしてください。それでも無理なら淘汰されてください。


 街中で×××やアァ〜ンや○○○やが起こるのでは? という意見。

 今だってわりとそうだろ。


 この調子で反対意見と戦い続けると、最終的に石器時代になってしまいそうです。ちなみに日本では江戸時代でも普通に裸の人がいたようです。体を隠すようになったのはわりと最近なのですね。そのころはみんなパンツも履いてなかったらしいですし。まあ、筆者は今もノーパンですけどね。

 筆者がパンツを履かない理由については、過去作品『パンツ批判』をお読みください。

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