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最終話

今回の執筆ポイント

・わかりやすく終える


12のあらすじ


「銃の国」へ逃げようとしていたけど→

刺客のメアリーとその仲間たちに追いつかれた→

ヒロインは、レーザービームを発射した


最終話


 メイドのメアリーに見つかってしまった。もうおしまいだ。


 そう呟いてみて、しかし、冗談では済まないことだと思った。


 私は強くなった。


 「剣の神髄」スキルを初めとして、「コンティニュアススキル」や「オリハルコンの悟り」、「瞬剣」「無剣心剣」、それから「レーザービーム」。

 およそ剣とは呼べないことまでできるようになった。


 ただ、そうした積み重ねが未だなお足りないことを、私は知っていた。いや、知らされた。



「ふ」


 そう息をついたかと思えば、簡単に私のレーザービーム(弾丸のように飛ばされた斬撃)を避けた。ほぼゼロ距離でだ。



 そして次の瞬間、私は舞っていた。



 何をされたのかもわからない。


 口に鉄の味がして、お腹は砕けたようにに痛い。だからきっと「腹パン」されたのだろう。腹パンチ。


ゴオオオオオオオン。


「かはっ」


 木に激突した私は、無理やり髪を引っ張られたかのような感覚で木にぬめり込んでいる…ようである。


 見たくもないが、顔も動かせず前を見ていれば、今度は無残にも


――レオルがズタズタにされていた。


 パニックは一瞬で、ショックも一瞬で、それから悟りに近い感覚になった。



 世界が色を失い、走馬灯もない。



 ただメアリーとその仲間が近づく足音だけが聞こえる。



 あっけなかったな。



 ぼんやりそう思っているうちに、取り囲まれる。



――さよなら。



 誰に伝えたいとも思考できなくなった頭で、本能的に思ったことを、心の中で呟いた。



ワールドアナウンス:アクティブスキル【自爆 ∞/∞】を習得しました。


ワールドアナウンス:アクティブスキル【自爆 ∞/∞】が使用されました。


ワールドアナウンス:「この世界」は……

ワールドアナウンス:「この世界」は……

ワールドアナウンス:「この世界」は……

ワールドアナウンス:「この世界」は……

ワールドアナウンス:「この世界」は…… 


……



ワールドアナウンス:「この世界」は回復不可能な状態まで破壊されました。


ワールドアナウンス:「この世界」は破棄されました。「試験体」を回収します。




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